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第95話 戦闘再開、ピンチを乗り越え進化した力

この度もお読み頂きまして誠にありがとうございます。


この猛暑のせいでしょうか。庭先にハチの巣が3つもありました。アシナガバチちゃんでしたが、放置するには危険な数のハチが飛んでおり、ご近所の方への被害も懸念されたため、ハチちゃんには申し訳ないですが撤去しました。


見た目が小さそうだったので自力で撤去しましたが、いざ処分してみると普通に15cmを超えていて引きました。


私は山育ちでハチ駆除業者の知り合いがいるため、知識があったので安全に作業ができましたが、本来はプロに頼むレベルの大きさ……みなさんはマネしないで下さいね(誰もしねぇよ)


だからここは日記じゃない(反省)


本日もどうぞよろしくお願いいたします。



「もういい?お兄様の偽物さん。何度も何度も情に訴えて私を仲間に引き入れるのは無駄だよ」


 これ以上話すことなどもうないと言わんばかりにフィニィは唐突に話を切り上げて来た。その言葉を来たアンフィニの体がピクリと反応する。


「それじゃあ、そろそろ反撃タイムっ」


 一度は決意したものの、やはり妹に対する未練が残るアンフィニとは裏腹に、フィニィは兄の想いを軽くあしらい、言い終わると同時に間髪入れずに無数のエネルギー弾を繰り出した。


「げぇっ!?」


「ぬるいっ!ハッ、やあっ」


 先ほどまで穏やか(?)に話をしていたのに突然の容赦のない相手の攻撃に激しく動揺する俺とは異なり、シュティレがすぐさま槍を振りかぶってそれに対応して見せる。


「みんな、できるだけ私の後ろへ!一か所に集まっていては的になりやすい。仲間との位置を把握しながら敵と距離を取れっ!攻撃はなるべく私が防ぎきるっ」


 相変わらずのシュティレからの鋭い指示を受け、俺たちは互いの位置を把握しながらできるだけ少人数でバラけ、身を屈ませて小走りでフィニィとの距離を取る。


「あははは、離れても防いでも無駄だよ!いつまで持つかなぁっ」


 フィニィは狂気的な大笑いを響かせながら次々にエネルギー弾を生み出し、それを俺たちめがけて飛ばしてくる。


 もの凄い速さで飛んでくるエネルギー弾を大槍で打ち返す姿はまるで野球の千本ノックの様だ。うん、シュティレは良いバッターになるな。とか言ってる場合か!


『ノリツッコミご苦労様。そんなことよりこっちにも来てるよ。構えて』


 追い詰められて現実逃避から心の中で変なボケをかましていた俺に聖が注意を呼びかける。ふと視線を動かして見れば、シュティレが止めきれなかった数発のエネルギー弾がこちらへ向かって来ていた。


 なんでよりにもよって俺の方だけに流れ弾が来るかな。仲間たちと四方に散って逃げたはずなのにどうして俺だけにピンポイントで!!


「すまない!クロケル殿っ、数が多すぎて私1人では対応できない!」


 自分の運の悪さに嘆いていると。無限に撃ち続けられるエネルギー弾を打ち落としながらシュティレが苦しそうに叫んだ。彼女は明らかに疲れを見せていた。恐らく、先だっての戦闘で体力を消耗してしまったのだろう。


 自分も満身創痍寸前にも係わらず、俺たちを守ろうと戦場に立ち続ける彼女には感謝しかない。疲労からエネルギー弾を取りこぼしてしまうこともあるだろう。が、それはそれとして……。


「俺にあれをなんとかしろと!?無理、俺には絶対に無理っ」


 俺は全力で首を振って後退った。が、ここまでひた隠しにしてきた自分がポンコツであることを示す様な言動をしたことに気がついて慌てて口を押える。


 だが、戦いに必死になっているシュティレには幸いなことに届いていない様だ。俺の事情を知らない仲間も戦闘中の爆発音と敵の的になるのを避けるために距離を取っていたことが幸いし、悲壮の叫びは聞こえていないみたいだった。


 よかった……いや、よくねぇよ。流れ弾が現在進行形でこっちに向かって来てるんだよ。追尾魔法でもかかっているのか、落としきれなかった弾が何故かこちらへ向かってくる。ああ、人生終了のカウントダウンが聞こえるっ。


『無理とか言ってる場合じゃないでしょ!シュティレちゃんみたいに武器で弾くか、避けるかしないと』


「それが出来たら最初からやっとるわ!ボケェッ!」


 俺は檄を飛ばしてくる聖に怒鳴り返す。ああ、何でかな。迫って来るエネルギー弾はスローモーションに見えるのに、対応できる気が全然しねぇ。


 しかし、迫り来るアレに対応しなければ自分の命は確実に消し飛ぶ。そう思った俺はまともに使えもしない剣を抜いて構える。


 恐怖と緊張で息苦しくなる。ゆっくりと息を吸うが喉の辺りで詰まって中々空気を取り込めない。それでも、なんとかこの状況を打開しようと闇雲に剣を振り上げたその時だった。


「降り注げ!光の流星ルミナスミーティア


 シルマの涼やかな声が響き、同時に天から白い光が流星の様に降り注ぎ、俺に向かって来たエネルギー弾を全て消し飛ばした。


「え、わっ、ええええっ」


 絶対絶命の状況が突然回避されたことに頭がパニックになり、俺は狼狽えながら何度もシルマを見てしまう。


 動揺でプルプルと震える俺と目が合ったシルマは、みんなには見えない様に小さくガッツポーズを返してくれた。


『ヒュー!相変わらずシルマちゃんの魔術の威力は凄いね』


 聖が口笛を吹きながらシルマを称え、シルマの攻撃魔術を目の当たりにしたフィニィがエネルギー弾を打ち出すのをやめ、目を丸くして驚く。


「うわあ、私の攻撃を一瞬で消し炭にするなんてビックリ。防御特化の魔術師だと思っていたのに撃魔術もできるわけ?これは手強いなぁ。見た目はただの町娘っぽくて低レアな感じするけど、ひょっとして高レア?それともレベルが高いの?」


「ええ!?ち、違いますっ。レアリティは3ですし、レベルも……た、高く何てありません。普通です、普通!!」


 フィニィは半分冗談で言ったのだろうが、それは見事に当たっていた。ずばりと言い当てられたシルマは首がもげるのではないかと言うほどブンブンと左右に振りまくって否定した。


 上ずりまくっているせいで動揺しているのが丸出しである。しかし、あれだけのことをやっておきながらまだ否定するか。どんだけ自分の実力を晒したくなんだよ。


「ふーん。まあ、どーでもいいけど」


 激しく動揺するシルマを怪訝に見つめていたフィニィだったが直ぐに興味をなくし、不意にぬいぐるみを高く上に掲げた。


 なんだ?と不信に思った瞬間、ウサギの愛らしい口元に禍々しい黒いエネルギーが集まり始める。それは渦を巻くようにどんどんと大きくなって行き、小型で簡易なブラックホールの様な形になって行く。


「げえっ、アレヤバいんじゃないの」


『やばいねぇ。さっきのエネルギー弾なんて比べ物にならないことは確かだねぇ』


「のんびり言ってんじゃねぇーっ」


 見ただけでもヤバいと分かるソレを眺めて血の気が引いた俺の隣で聖が半ば諦めているのか、落ち着きを通り越してのんびりとして言った。


「的が分散してるなら、弾を大きくして全部まとめて当てちゃえばいいんだよ!特大で最大級の威力のエネルギー弾でアンタたちが立っている地面ごとぶち抜いてあげる」


 とんでもなく恐ろしい発言した後、ぬいぐるみを抱えたフィニィの体がふわりと浮き上がる。


 一体どこから力を集めているのか、ウサギの口元に集まる黒いエネルギーは今も大きくなり続けている。


「どんな威力の攻撃だろうと、発動前に防いでしまえば問題はないだろうっ」


「うん、それには同感!魔力も戻って来たし、また連携しちゃおう!シュティレさん」


 禍々しいオーラを放つ敵に臆することなく槍を構えたシュティレの隣にすっかり元の顔色に戻ったエクラが端末を片手に強気の表情で並ぶ。


「ああ、頼りにしているぞ。エクラ殿」


「まっかせて!今度は魔力切れなんて起こさないよ」


 エクラの明るく頼もしい言葉にシュティレの頬が自然と緩んだのが分かった。微笑んで頷いたシュティレにエクラも満面の笑みを浮かべていた。


「あまり無理するなよ。エクラ」


「おじいちゃんは下がってて!今度こそ何とかして見せるんだからっ」


 アストライオスさんはここまで一切の動揺を見せていない。寧ろまだ戦おうとする孫を心配そうに見やる。そんな彼を背で守りながら立ちはだかったエクラはすっと吸って端末を天に構えた。


「顕現せよ、サジタリウス」


 詠唱の後、魔法陣を纏った端末が光を放ち、そこから現れたのは弓を携えた精悍な顔立ちの青年だった。


 金のショートヘアの髪はハチミツ色にキラキラと輝き、同じ色をした切れ長の瞳からは鋭さと神々しさを感じる。


「サジタリウス……いて座の神霊か」


 前にも言ったかもしれないが、悲しいかな何故かオタクはこの手の横文字に強い。サジタリウスと聞いただけでピンと来たし、先ほどまであれだけ敵からの圧に恐怖を感じていたのに突然テンションが上がった。


「そうだよ。良く知ってるね、クロケルさん。この子はいて座の神霊サジタリウス。何かを打ち落とすことに関しては星座ナンバーワンの実力なんだから」


 エクラがそう言うとサジタリウスは無言のままゆっくりと弓を引く。それに合わせる様にしながらシュティレも槍の先をフィニィに向けて投てきの体制を取った。まさか、そのバカでかい槍を投げるつもりかっ。


「しっかり合わせてね、シュティレさん」


「ああ、任せておけ」


 エクラとシュティレは頷き合い、そして2人同時に禍々しい力を集めながら宙に浮かぶフィニィに鋭い視線を送った。


「行け!サジタリウス。かの者を打ち落とせ!」


 その言葉に反応し、弓に矢を番えていたサジタリウスが矢から手を離す。それと同時にシュティレは渾身の力で大槍をぶん投げた。


「ホントに投げたぁぁぁぁぁ!?」


 まさかの予想が的中して思わず叫んでしまう。シュティレの武器は彼女の身長を超えるほども大槍。しかも鉄製なので重さもかなりあるはずだ。


 それを武器として扱うだけでも恐ろし……じゃなくて凄いのに、木の枝の様に平然と投げ飛ばすなんてどんな肩と背筋だよ。あんなに細身なのに筋肉量ヤバくない?どんな鍛え方してるの、教えて。


『え、まさか君もアレをマネするつもりの?』


「しねぇよ。トレーニング方法は気になるけども」


 ヒトの心を読んだ聖が俺の嘆きいに目を丸くして反応し、俺は即座にツッコミで返した。そんなアホな会話をしている間に、サジタリウスの矢とシュティレの槍は空中で重なり合って1つになり、1本の巨大な矢となって流星の如く豪速にフィニィの元へと飛んで行く。


「フィニィっ」


 フィニィと戦うことに未練はないと言っていたアンフィニだったが、やはり最愛の妹が威力のある攻撃をまともに食らいそうになる姿は見るに堪えないらしくmシュバルツの腕のなかでもがくようにしながら必死にフィニィの名前を呼んだ。


「大丈夫、アンフィニくんの妹ちゃんを助けるって目的は忘れてないから。あたしたちが狙ったのは、ヤバめのエネルギーを集めてるぬいぐるみ」


 悲痛な声を上げたアンフィニを安心させるようにエクラは微笑んで言う。その言葉に驚いたのかアンフィニが目を丸くしてエクラとシュティレを交互に見つめ、それに対してエクラはピースサインで、シュティレは一瞬だけ視線を合わせて頷いた。


「マジか、あの一瞬で攻撃のタイミングを合わせただけでも凄いのに、打ち合わせなしにあんな小さな的に狙いも定めたのか」


 これは本当に開いた口が塞がらない。ある程度の信頼感があり、相手の力量が分かっている長い付き合いの者同士がそれをやるならわかる。


 だがこの2人は出会って間もない間柄。それなのになんだこの阿吽の呼吸は。連携技とかチームワークって1日にしてならるいや、ならないだろ普通。


 実力者だから成し得ることなのか。だとしたら格好良すぎるだろ。主役級のキャラが成し遂げることだろそれ。


 矢がフィニィが掲げるぬいぐるみに届く寸前、ぬいぐるみの口からたっぷりと力を溜めたエネルギー弾が吐き出される。


「無駄よ!そんな矢、弾き返してやるわ」


 フィニィが人形を掲げながら叫んだ。矢とエネルギー弾は正面からぶつかり合い、互いのパワーをぶつけ合い押し合いながら一進一退の攻防を繰り広げている。


 互いに宿ったパワーが放出する場所を失い、溢れた力が波動となって広がる。木々が揺れ、小石が浮き上がり、地面が剝がれて行く中で、俺たちは溢れ出る波動に必死で踏ん張って耐えるが衝撃波も同時に巻き起こっているため、前を向くのも困難な状況だ。


『ダメだ、これはヤバいかもっ』


 視界不良の中、俺の頭上で浮いている聖から焦った声が聞こえる。その言葉に不安を覚えながらもようやく前を見れる余裕が出て来た。そう思った時、俺の視界は嫌な光景を映した。


 シュティレとエクラが放った合わせ技の矢が、徐々に押し負けている。あ、確かにこれはヤバいなと思った瞬間、フィニィが放ったエネルギー弾が矢を押し退け、その勢いのままこちらへ迫って来た。


「うそっ、これも効かないの!?」


「くっ、相手の方が実力が上回っていると言うことかっ」


 エクラが信じられないと目を見開いて、シュティレも眉間に皺を寄せて悔しそうに唇を噛む。


「……よし、これで完了。みなさん、私のところへ集まって下さい。アストライオスさんも」


 時折ぶつぶつと呟いていたシルマが1人で頷き、攻撃を警戒して散らばっていた仲間たちにそう呼びかける。


「え、でも」


 あのヤバそうな攻撃から逃れるのであれば一か所に集まるのは危険なんじゃないか。そう思って躊躇していると、戸惑っている仲間たちを見兼ねたシルマが今度は鋭い声で叫ぶ。


「早く!あの攻撃が到達する前にっ」


 いつも落ちついている彼女からは想像できないぐらいの険しい口調に押し負けた仲間たちはその声に弾かれるようにシルマの元に集まる。


「みなさん、いますね?行きますっ。盾の女神の加護(アイギスエヴロギア)


「えっ」


 シルマが発動させた魔法に俺を含めた全員が目を剥いて驚く。それは既にフィニィに効力されてしまっているものだからだ。


 外側がダメなら内側から、つまり地面を通って攻撃すると言う掟破りな攻略法。一か所に固まってしまえばあの黒い鞭の攻撃を全員がまともに食らってしまうリスクがあるのはシルマも理解しているはずなのにどうして。


 そう思ってシルマの様子を確認してみると、その顔は至って真剣でそれでいて焦っている様子も自暴自棄になっている様子もなかった。寧ろ、少しだけ自信がある雰囲気があった。


シルマの防御壁は向かって来たフィニィの強力なエネルギー弾を見事に無効化したが、まだ油断はできない。フィニィの攻撃手段はこれだけではないのだから。


「その防御術は無駄って言ってるでしょ。内側から攻撃すればいいんだからっ」


 フィニィが笑顔を歪ませながら攻撃を放つ体制を取る。また地面から鞭が現れて防御壁内を攻撃される、そう思ってその場の全員が足元を警戒した。が、どれほど構えても攻撃が繰り出されることはない。


「な、なんで、どう言うこと……地面が固い」


 手を伸ばし、魔術を使う体制のままフィニィは顔を青くして震えていた。予想外のことが起きたのか、ひどく動揺している様に見える。


「は、地面が固い?」


 フィニィの言葉につられて足元を確認するが、足元は何の変哲もないありふれた地質の地面だ。


「何度も同じ対策はされるわけにはいきませんからね。みなさんが戦ってくれている間に地面にも防御効果がある様に術式を変えさせてもらいました。これで、本当に鉄壁の防御ですよっ」


 何が起こったのかと言う空気が流れる中、シルマが杖を両手で持ちながら意気揚々と言った。珍しくドヤ顔をしている。ちょっとかわいい。


 って違う違う。正統派ヒロインにときめいている場合ではない。みんなが戦っている内に術式を変えたって……はっ、さっきからずっとぶつぶつと言ってたのはそれかっ。


「シルマ……お前、マジですげぇな」


 シルマはこの土壇場で得意の防御壁を破られると言うピンチを乗り越え、自ら技を進化させたのだった。


 思わず感嘆の声を漏らすとシルマは花が咲くように艶やかに、そして少し照れが感じられるが嬉しそうな笑顔を浮かべた。


「えへへ、みなさんをお守りするためですもの。それに、クロケル様との約束もありますので。こんなところで負けられません」


 フン!と鼻息を荒くして答えるシルマに愛らしさを超えた勇ましさを感じた。俺との約束、と言うのは何度も言うが、俺が才能を隠したいシルマの身代わりになる代わりに彼女レベルの騎士になるまで付き添い、命を守ってくれると言うもの。


 俺はここまでまともにその役目を果たしていないと言うのに、律義に約束を守り抜こうとしてくれるシルマの思いやりの心に、自分の情けなさも合いまって泣きそうになって来た。


『凄い対応力だね、シルマちゃん。レベルカンストは伊達じゃないってことか』


「ああ、ピンチを乗り越えて進化するって、もう主人公じゃん」


 聖が小声で感心し、俺はそれに同意しながらも歴然とした実力差を改めて見せつけられ、顔を引きつらせていた。


 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


聖「次回予告!ここに来てシルマちゃんが更なる進化を遂げる。鉄壁の防御を手に入れ、もう一度反撃開始だ!行くよ、クロケルっ」


クロケル「仲間の目覚ましい成長に開いた口が塞がらねぇよ。この戦に俺、いるかな」


聖「次回、レアリティは最高ランクだが素材がないのでレベル1 第96話『止まぬ攻撃、下すべき決断』何言ってんの。最後までアンフィニに付き合うってアストライオスに啖呵切ったのは君でしょ」


クロケル「そ、そうだけど、自分を客観視した時に役に立てる場面が現状ゼロなんだよ」


聖「うーん、無理に参加しろとは言わないし、実力もないのに闇雲に突っ走るなとは言ったかもだけど……最小限にできることぐらいは考えた方がいいんじゃない?」




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