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第48話 アリスの魔術効果

この度もお読み頂きまして誠にありがとうございます。


毎度のことながら先だっての予告からタイトルを変更させて頂きました。下書きがものすごく長くなったのでキリがいいところで切ったら予告していたタイトルと内容が矛盾してしまい……。


はい、すみません。ものすんごい言い訳しております。こういうことが減る様に努力いたします。こんなのばっかりですが皆様に楽しんで頂けると幸いです。


本日もどうぞよろしくお願いいたします。

「な、なんだぁ!?どういうことだっ」


 降り注いだ粉を奇跡的に吸わなかったのか、敵のリーダーが突然地面に倒れ伏し、苦しみ始めた仲間たちを見て顔面蒼白になっていた。


 ヤダー、俺と似たようなセリフ言ってるー。でもそうなる気持ちは非常にわかる。この状況は焦るよな。


 リーダー以外にも粉から逃れた者は数人ほどおり、目の前で起こった状況が飲み込めず、同じ様に倒れた仲間を眺めてオロオロとしていた。


「敵の人数が多いのでさすがに苦戦を強いされると思っていましたが……ナイス判断&アシストですよ。アリスさん、カルミンさん」


 空中にから降り注いでいた粉がなくなったことを見計らい、ケイオスさんがアリスとカルミンを褒めながら防御壁を解除した。


「あう、やっぱり量が足りなかったかな。それかもう少し薬の効果を高めた方がいいかな」


 この場の全員を仕留めるつもりだったのか、円状になった状態で俺の右隣にいるアリスが残念そうに肩を落としていた。


「な、なあ。さっきの粉って何だったんだ」


 この場で俺だけがポンコツだと言うこと以外まったく理解できないのでアリスに聞けば彼女は俺に柔らかな笑顔を向けて答えてくれた。


「あの粉は私が特別に調合した眠り粉です。ちょっと吸っただけでも眠れる優れものですよ」


「アリスは魔法薬学が得意で薬の調合は学校でもトップクラスなんです。上級生にも負けていませんよ」


 カルミンが自慢げに補足した。それを聞いたシルマが俺の背中越しに驚きの声を上げる。


「まあ!ご自分で薬の調合ができるのですか。すごいです!尊敬します」


「お前はできないのか?」


 何気なくシルマに聞けば苦笑いで返された。


「はい。魔法薬学って結構複雑で難関なんですよ。覚えておけば攻撃や治療にも使えるので便利だとは思いますが薬草の名前から調合の仕方など学ぶべきことが多くて……」


 しょんぼりと肩を落とすシルマを見たアリスが全力で首を振って言った。


「いえいえ!私は読書と細かい作業が好きなだけなので!私と年齢が変わらないのに魔術師として騎士様と旅をしていらっしゃるシルマさんに比べれば未熟者にもほどがあります」


「そんな!私なんて魔術しか使えない未熟ものです。運動神経も悪いですし、薬学の知識なんて全くないのでいつも魔術頼りなんです」


 穏やかで控えめな性格の2人が首と手を左右に振って与えられた評価を否定していた。


 謙遜をし合うな。いや、自分を過大評価しない姿勢は素晴らしいと思う。本人たちには謙遜しているつもりはないだろうし本心から出た言葉だとは思うが、無能な俺からすればできる奴らのそう言うやり取りは何か、ちょっとイラッとする。


『心が狭いねぇ。余裕のない男はモテないよ』


「うるさい。俺は弱くてニューゲーム状態なんだぞ。器も小さくなるだろ。それに、別にモテなくてもいいし」


 小声でディスって来た聖に反論すれば、あははと笑った後に何事もなかったかの様な態度で恐縮しているアリスに聞いた。


『薬の調合ができるのも凄いけど、さっきの魔術も驚きだよ。あんな術みたことない。ビックリした』


「あっ、はい。あれは悪夢症候群ナイトメアシンドロームと言って私のオリジナル魔法です。眠った相手に永遠の悪夢を見せる魔術なんです」


 魔術を褒められたことが嬉しいのか、アリスは嬉しそうにハキハキと答えた。


「永遠の悪夢?」


 不穏な言葉に思わず首を傾げてしまったが、何それ怖い。術の名前は中二っぽくて魅力を感じるけどその効果はとってもヤバそうな雰囲気がする。


 まだ詳細を聞いてもいないのに震える俺にアリスは笑顔で自分の魔術について語り出した。


「悪夢を見せると言っても私が内容を操作することはできないんですけどね。ただ、相手が一番怖いと思うものが悪夢となって現れるんです」


「じゃあ……今、地面でもがき苦しんでいるこいつらは悪夢を見ているってことか」


 魔術の効果を聞き、改めて地面に倒れて唸り声を上げている連中を見下ろす。異様なまでに苦しんでいるその姿を見て思う。どんな悪夢を見ているのだろうと。


『一種の精神攻撃みたいなものだね!まだ若いのに高レベルな魔術が使えるんだ』


 聖の誉め言葉を聞いたカルミンが術者でもないのに何故か胸を張って自慢げにそして少しウキウキとして言った。


「ふふ……ただの精神魔法と侮ることなかれですよ。恐怖を抱いている対象が化け物とか物理的なものならまだいいですが、「死」という精神的なものを怖いと思っている場合は大変ですよ~」


「大変ってどう言うことですか」


 シルマがそう問いかければ、アリスが答えた。


「悪夢の中で()()()()()に遭わされるんです。化け物が怖いヒトは目覚めるまで夢の中に化け物と閉じ込められ、死が恐怖の対象であれば目覚めるまで死の恐怖を味わうことになるでしょう」


 先ほどまで笑顔だったアリスが急に真顔になって淡々と説明したため、背筋が寒くなった。


 今の話だとヒトによって精神的ダメージの大きさが違うっぽい。確かに、苦しんでいる1人1人の顔色が若干差がある気がする。


 そして体が冷えたついでに頭も冷静になったのかあることが頭を過る。


「ん、でもただ眠っているだけならこいつら起きて来る可能性もあるってことか」


「そうですね。いつかは目覚めてしまいます」


 俺の質問にアリスが申し訳なさそうに答えた。どうやらあの薬も魔術も永遠の眠りにつく様な効果はないらしい。


 だとしたら、早いところ起きている連中を叩きのめして眠っている連中をお縄にするべきなのでは?と思い、チラリと起きている敵連中を見れば俺の思っていることを悟ったのか、全員がビクッと体を震わせて真っ青な顔でゆっくりと後退した。


 大丈夫ですよー。他のヒトはともかく俺には戦闘能力ないですから。と自虐をしているとアリスはしょんぼりモードから少しだけ気持ちを持ち直して、力強く続けた。


「ですが、先ほど撒いた眠り薬は特別性ですから。悪無症候群の効果もありますので、少なくとも丸1日は何をされても起きません」


「ならば、残りの連中はさっさと()しておきましょう」


 ケイオスさんが眠り粉から逃れた敵を魔王もドン引く真っ黒な笑顔で言った。笑顔をキープで指を鳴らしているのが怖い。


 指を鳴らす音がポキポキとかではなく、バキボキとかゴリゴリっという人間の指からはおおよそ鳴るはずのない恐ろしい音だった。


 このヒト、()る気だ。これ、眠ってた方がマシだったんじゃないかな。などと憐れみながら敵を見れば、すっかり戦意を喪失して震えていた。

顔も真っ白だ。血が通わないってこう言うことを言うのかなぁと思いつつ、敵ながら哀れすぎて目も当てられなかった。


「これぐらいの人数であれば私1人で余裕ですね。ああ一応、警戒態勢は解かないで下さい。何があるかわからないので背中は守っておくように」


 ケイオスさんが張り付いた笑みを俺たちに向けながらそう言った。そんな圧しか感じない恐ろしい表情をされたら首を縦に振るしかない。


「は、はい。ワカリマシタ」


『何で片言なのさ』


 聖が俺にツッコむ。見て分からないのか。怖いからだよ!


「先生やっちゃえ!」


「頑張って下さい。先生」


 震える俺とは対照的にテンション高めに応援の言葉を飛ばすカルミンとアリス。あの笑顔を見ても何も感じないのか、それとも全部わかった上でこの態度なのか。


 どちらにしてもすごい。もう慈悲もなにもあったもんじゃない。


「ふふ。可愛い生徒が応援してくれていますし、久々に頑張りますよ」


 ボキィっと最後に思いっきり指を鳴らしてケイオスさんは穏やかにファイティングポーズを取った。


 すごいなー。穏やかで笑顔なのに殺気が出てるとかどうやってるんだろうなぁ。ああ、何か寒い。


「て、撤退し……」


 敵のリーダーが何とか唇を動かして震えながら声を絞り出し撤退を指示したが、ケイオスさんがそれをケイオスさんが許すはずもなく……


「逃がしませんよ。安心して下さい、命までは取りません。あなたたちには聞きたいことが山ほどあるので」


 ケイオスさんはクスリと笑ってから、拳を握りしめて地面を蹴った。


「ぎゃあああああああああああああっ」


 敵の断末魔が辺りに響いた。俺は目の前で繰り広げられている惨たらしい光景に数秒で耐えきれなくなって耳を塞いだ。


 そして地獄の様な戦いはあっという間に幕を下ろす。時間にして数十分、ケイオスさんは本当に1人で全ての敵を叩きのめした。いや、殴りのめしたと言うべきか。


「ふう、アリスさんがある程度の敵を眠らせてくれたおかげで楽に戦えましたよ」


 ケイオスさんが手についた赤黒い何かを布でふき取りながら爽やかに言った。

ある程度って言いますけど、20人はいたと思うそ。それだけの人数を相手にしても息切れなしとはこれ如何に。


 しかも武装している相手を1人で叩きのめしたのはヤバい。甲冑は大破してるし、剣も槍も銃も粉砕されている。そう、ケイオスさんはこれらを全て拳で粉砕したのだ。


 たまに足技も使っていたがケイオスさんの拳が振るわれる度に武器と防具が破壊されて行く様は圧巻だった。


 体を動かしたことで積み重なったイライラから解放されたのか、ケイオスさんはとてもすっきりとした表情をしていた。その後ろにはフルボッコにされて意識を失った敵が無残に倒れ伏している。うん、やっぱり怖いわ。


 その後、眠っている敵もフルボッコにされた敵も全員で手分けして縛り上げ、一段落した頃、ケイオスさんが言った。


「これで、とりあえずは大丈夫ですね。いや、それにしてもよくやりましたね、2人とも」


「「ありがとうごさいます!!」」


 誉め言葉を受けた2人は勢い良く頭を下げて元気に御礼を述べていた。なんだか体育会系のノリを思い出す。


「アリスさん、薬学の腕を上げましたね。魔法の威力も向上している様でした」


「はい。少しでも先生の様な魔術師になれるように毎日勉強をしていますので」


 先生の様にって何を指しているのだろうか。戦うマジカルな魔術師になりたいってことかな。


 ふわふわとしたアリスが拳で戦う姿を想像してしまって乾いた笑いを漏らしてしまった。もしそうなっなら、ケイオスさんよりもギャップがエグい。


「うんうん!流石、私の親友!私の誇りだよ」


カルミンは感慨深げにうんうんと頷いていた。褒められたアリスは照れくさそうに笑っている。仲がいいね、君たち。


「そ、そんなことないよ。この魔術は相手を眠らせる必要があるから眠り粉は必須だし、さっきだってカルミンちゃんのサポートがあったから何とかなったんだよ」


 先ほどから褒められ続けていることに照れくさくなったのかアリスは顔を真っ赤にしてモジモジとしていた。


「そう言えば、カルミンさんのスナイプ能力には驚きました。空中に放り投げられた小さな小瓶を性格に打ち抜いていらっしゃいましたね」


「えっ、私ですか」


 自らを指さしてキョトンとするカルミンだったがシルマの言葉には俺も頷ける。


「ああ。小さいし、空中に投げられて動いている的を複数打ち抜くなんてすごいぞ。銃は習ったものなのか?」


「はい!低学年の頃に実技の授業で武器の扱いを習った時にハマっちゃって。そこから積極的に習う様になったんです」


「イエーガー先生のとこに通い詰めて頑張ってたもんね」


 やっぱり2人共きちんと努力して経験を積んでいたんだな。だからあれだけの実力が発揮できたのか。いや、そんなわけあるか。


 努力をしたら身につくかもしれないけどここまで力をつけることができるか。若いからって吸収しすぎだろ。スポンジか。


 君たち本当にレア2か!?ステータス偽ってない?やっぱり俺に足りないものは努力なのか……っ。


「そんなことより、この縛り上げた人間たちはどうするんだ」


 状況が脱線しかけたことを察したミハイルが刺々しく言った。それを聞いたケイオスさんがあははと笑いながら話を戻した。


「ああ、そうでしたね。とりあえず地下牢行きですかね。目が覚めても簡単に口を割るとは思いませんが拷問は……まあ、必要ないでしょう」


 ご、拷問。今、すっごい言葉が聞こえた気がする。だ、ダメ!例え敵でもそんなことしちゃダメ。コンプライアンス的にもNG。字面だけでもアウトもの。


『クロケル……何言ってんの』


 不穏な言葉にプチパニックを起こしながらも俺はある言葉が引っかかった。


「必要がないってどういうことですか」


 腹黒なケイオスさんにもヒトの心があったて拷問は可哀そうになったとか、そんな感じですかい?


「アリスの魔術にかかっちゃったら、ほぼ拷問と同等ですもんね」


 隣でそう言ったカルミンの言葉に自分の心がスンとなる。どういうことだとアリスを見れば説明が返って来た。


「私の魔術、悪夢症候群の効果は永遠です。一度目覚めたとしても、このヒトたちは眠る度に悪夢に囚われるのです」


「えっ、それって寝たら悪夢を見る羽目になるってことか」


「はい。必ず悪夢をお約束します」


 ほぼ復唱の確認にアリスはしっかりと頷いた。いらんわ。そんな約束。


「魔術にかからなかった者にもそれを伝えて、お前にも魔術を施すぞと脅せば拷問をせずとも口を割るかもしれません」


 ケイオスさん凄い笑顔。ってか、突然得体の知れない敵に襲撃されたのに生徒が平然と応戦したり、校長(ケイオス)から拷問がどうのって言葉が普通に出てるのに生徒に1つも動揺が見られないのは何故。


 混乱と疲労で頭が回らなくなった俺の口から正直な感想が漏れる。


「魔法学校の連中ヤベェ」


『うん、確かにヤバいかも!僕のアナライズによると、あの子たち中々のポテンシャルを持ってる』


 頭の中がグルグルな俺の隣でふよふよと浮きながら聖がウキウキとしながら言った。


「いや、俺のヤバいはそう言う意味じゃ……って、いつの間にアナライズを済ませたんだ」


『会って直ぐだよ』

 

 さらっと悪びれることのない返答した聖を思わずジトリと見てしまう。


アナライズ能力ってよく考えたらプライバシーの侵害だよな。自分が知らない間にステータスを見られるとか最悪だよ。


でも、正直興味はあるんだよな。ゲームとかでもキャラ詳細を見るのが凄い好きだった。設定資料集とか買い集めてしまうタイプなので。


「なあ、君たちのステータスをこいつがアナライズしてたみたいなんだけど、聞いてもいいか」


 未成年の、しかも一般人の女子の情報をこっそり無許可で知るのは気が引けたので一応、確認する。


 2人は顔を見合わせて目を瞬かせた後に、にっこりと笑って言った。


「はい。騎士様なら問題ないですよ。ねっ、カルミンちゃん」


「うん、情報を悪用するヒトには見えないし、アリスがOKなら私もOK」


 あっさり許可が貰えた。俺としては有難いが、もう少し他人を警戒した方が良いと思うぞ、お嬢さん方……。


「ありがとう。じゃあ、聖。頼む」


『はーい。2人共レアリティ2だね。カルミンちゃんがレベル20でアリスちゃんがレベル25だ。年齢の割には中々レベルが高い方だと思うし、総合的な能力が高い。レア2の実力とは思えない』


「そうなのか?」


 聖がそう評価するなら、凄いことなのだろうと思い2人を見ると恥ずかしそうにはにかんでいた。


『カルミンちゃんは魔力値は低いけど身体能力が高い。アリスちゃんは身体能力は人並みだけど、魔力値が高い……低級魔術師に匹敵するんじゃないかな』


「まあ、アリスは由緒ある魔術師の家系に生まれて入学する前からエリート教育を受けていたもんね。才能しかないよ。校長先生の組んだ魔術式を扱えるのは、この学校でアリスしかいないと思う」


「私だけじゃないよ。カルミンちゃんだってスナイプ能力はもちろんだけど、校長先生の体術について行けるのもカルミンちゃんぐらいなんじゃない?私はドジだから、運動神経に恵まれているのうらやましいな」


 カルミンとアリスがまたもやお互いを褒め合った。仲がいいね、君たち。

 と言うか、ケイオスさんの魔術式と体術について行けるの?すごいね、ハイパーエリートじゃん。


 低レア=弱いわけではないのは理解できる。育成次第で高レアに匹敵することだってある。シルマが言い例だし。


 でも、俺みたいに努力しても見につかない、育成もできない奴はどうすればいいのか。はっ!そう言えばケイオスさん俺の魔術の面倒を見てくれるって言っていたよな……。


 ケイオスさんに教えを乞えば俺もカルミンやアリスたちみたいになれるかもしれない。淡い期待を込めた視線をケイオスさんに送れば、それに気がついてにっこり笑顔が返って来た。


「ああ、そう言えばクロケルさんの鍛錬もお約束していましたね。どうですか、イザコザも一旦終息しましたし、少し休憩してからご指導させて頂いてもよろしいですか」


 俺は心がパッと明るくなる。ケイオスさんの実力は確かだ。まだ拳しか見ていないが、話を聞く限りでは魔術の腕も確かなもの。


頑張り次第では両方の力を手に入れることができる可能性もある。軟弱な俺でも特訓で死ぬことはないだろう。


前向きに意気込んでいる俺の隣で聖がボソリと言った。


『うーわー。僕、知らないぞ』 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


聖「次回予告。ケイオスの手によって事態は一旦収束した。考えるべきことは多い中、突如として提案された特訓。クロケルは生き抜けることはできるのか」


クロケル「え、何、どう言うこと?どこに特訓に命の危機が伴うわけ?」


聖「次回、レアリティは最高ランクだが素材がないのでレベル1 第49話『開幕!地獄のブートキャンプ』生きて帰って来てね、クロケル」


クロケル「地獄!?ブートキャンプ!?ハードな気配しかしねぇんだけど」


聖「ケイオスの特訓だよ。情けも容赦もないに決まってるじゃない」


クロケル「うーそーだーろーっ」







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