第33話 さらばグラキエス王国。新たなる旅路
この度もお読み頂きまして誠にありがとうございます。
また次回予告詐欺をしてしまいました(滝汗)故に32話の次回予告部分をちょこっと変更。毎度のことながら申し訳ない……。
ノープラン・ノープロット・次回予告形式にしたせいでとても苦しめられています。まあ、自分が悪いのですが。読者様が読みにくいって思わなければいいのですが……。思われてる可能性が高いなぁ。
今回、アイテム名が出てきます。思い付きで考えた名称ですが、どこかのゲームやアニメで使われているなら教えて頂ければ幸いです(一応調べましたが……多分、被ってなかったと思います)
本日もどうぞよろしくお願いいたします。
「魔法学校ってさっき国王様がおっしゃっていたところですか」
きちんと魔法を学べば低レベルの俺でも魔法を使える可能性があるから紹介してやると言われたことを思い出す。
「そうよ。その時にも言ったけど、そこの校長がかつての神子の仲間。すなわち英雄の1人。あの子がそこへ向かった理由はそれね」
「次のターゲットは魔法学校の校長先生と言うことですね」
シルマが確認する様に言えば聖がそれに続いて言う。
『まあ、あの校長はそれなりに実力はあるし、そう簡単に暗殺されたり貶められるなんてことはないと思うけど……確かにあの子については話しておきたい』
ちょっとだけ嫌そうに、と言うか渋る様な態度の聖を見て思う。こいつ、なんでこんなに昔の仲間に会うの嫌がるんだ。あんまりいい思い出がないのか?
仲間=仲良しなわけではないのかもしれないな。主人公が性別問わずにパーティ内ハーレムってある意味シナリオ上のご都合主義みたいなものだし、実際は違うのかもしれない。
でも、シャルム国王とのやりとりを見る限り、不仲ではないのだろう。絆はあるけど親密度は深めないと言う絶妙な距離感を感じる。それはそれですごく楽な関係性だと思う。
俺が余計なことを考えている間にもシャルム国王はスムーズに話を進めて行く。
「丁度クロケルに魔法学校の紹介状を用意してあげようと思っていたところだし、今から連絡してみるわ」
シャルム国王が正面を向いたまま左手を上にあげれば、背後に佇んでいたエクラールさんが会釈をしてその掌の上に端末を置いた。すごい、主の言葉を予測して動いている。これができる使用人……なのか?この城の使用人が特殊なだけか?
「ちょっと席を外すわね」
静かに立ち上がったシャルム国王は部屋の隅まで移動し、俺たちの背を向け、壁の方に向かった状態でどこかへ電話を始めた。多分、魔法学校の校長先生に繋げているのだろう。
「クロケル様、魔法学校に興味があるのですか」
シャルム国王の電話が終わるのをぼんやり止まっていた俺にシルマが小声で話しかけて来た。
「え、なんで」
突然の質問に思わず疑問を返せばシルマがコテンと首を傾けて言った。
「いえ、先ほど国王様がクロケル様に紹介状を用意するつもりだったとおっしゃっていたので、私の知らないところでそう言うお話があったのかなと思ったのですが……違うんですか?」
「ああー。うん、そうそう。朝トレ後に2人で話してた時にそう言う話になったんだ。俺が魔法騎士なのに魔法を使えないのはレベルが低いからじゃなくて基礎がないせいだと思うから、しかるべきところで学んでみたらどうだってアドバイスをもらって」
「まあ、そうだったんですね。確かに、それはいいことかもしれません。クロケル様の可能性が広がりますね!」
両手を合わせて嬉しそうに微笑むシルマに少しだけ、罪悪感を覚えた。
朝トレ後に呼び出された本当の理由は俺の精神がこの世界の住人ではないことを見抜かれたからなんだが。
シルマは俺が高レア底レベルと言うことは知っているが、それ以外の事情は知らない。と言うか複雑すぎて話せない。だから、こうして誤魔化す様な態度を取ってしまうのは本当に申し訳ないと思う。
でも紹介云々の話は嘘じゃないし!
「ねえ、シルマ、魔法学校ってなぁに?」
何十個目かのフルーツサンドを食べ終わったシュバルツが生クリームを口の端につけた状態で聞く。ああ、また「影坊主」のクールなキャラが崩壊してゆく……これはこれで愛らしさはあるけども。
ヤンチャな食べ方をしているシュバルツの口元を優しく拭きながらシルマが噛み砕いて説明する。
「魔法のお勉強ができる場所ですよ。このお城ぐらい大きな建物で、たくさんの種族が通っているんです。全寮制でお友達と一緒に暮らすんですよ」
「わあ!楽しそう!」
シルマの説明を聞いたシュバルツの瞳が興味を宿して煌めく。
「詳しいな、シルマ。魔法学校に行ったことがあるのか」
俺が聞けばシルマは瞳をキラキラと輝かせ、半ば陶酔した表情で言った。
「ヴェレームト国の魔法学校は魔術師を志す者にとっては憧れの地ですから。パンフレットや映像資料で拝見したことはありますが実際には一度も行く機会がなくて。もしこの度行けるのであれば嬉しいなぁて思います」
「魔法学校って各地にあるものなのか」
この世界の常識に関しては俺はまだまだ初心者である。しかし、わざわざ頭にヴェレームト国のとつけると言うことは魔法学校は複数存在していると予想される。
『うん。魔法学校自体はたくさん存在するよ。でもヴェレームト国の魔法学校は別格。この世界で一番優秀と評され、入学も最難関と言われているからね』
「へえ、やっぱり入学試験的なものがあるのか」
『もちろんあるよ。魔法学校は義務教育じゃないからね。入学したいと思った人が願書を出して、筆記試験と魔法の実技試験を受ける必要があるんだ。毎年倍率はかなり高めだし、試験内容も難しいって聞くよ』
異世界にも入試ってあるんだなぁ。どんな世界でも勉強からは逃れることはできないと言うことか。うう、ちょっと憂鬱。
「そんなに受験が難しいのに入学希望者が多いのか」
『うん。創立何百年の歴史の中でもずーっと人気を保っている。入学費や年間の学費は半端なくかかるけど、性別・種族・年齢に関係なく入学できて良質な学びと経験が約束されているし、就職にも有利だし、そこが評価されているんじゃないかな』
「なるほどなぁ。タダでは良質な教えは乞えないってことか」
そんなエリート校なら能無しの俺には分不相応だな。金銭的な意味も含めて流石に入学はできずとも、魔術の基礎とか教えてもらえないかな。
「うふふ。なんだかいいわね、このワイワイする感じ。それこそ学校みたいだわ」
化粧用のお手頃サイズの鏡の中から今までのやりとりを黙って見ていたラピュセルさんがクスクスと笑う。
『俺は学校と言うものは知らないが、こんな幼稚なところなのか。会話内容に意味がないものが多すぎる』
「またそんなことを言って」
ミハイルはこの状況に飽きて来たのか、あくびをしてから毒を吐き、毛づくろいを始めた。いつもの様にラピュセルさんがそれを咎めたが、ミハイルはむくれた表情で黙り込んだ。
「お待たせ。話はついたわよ」
電話を終えたシャルム国王が席に戻って来た。表情から察するに特に問題なく話は進んだと思われる。
『おかえりー。どうなったの?』
聖がゆるっとシャルム国王に言ったが、昔馴染みとは言えそのノリやめろ。相手は国王だから。あんまり馴れ馴れしくするとお前の正体が周りにバレる確率が上がるぞ。
「さっそく迎え入れる準備をしてくれるそうよ。校長にはある程度の事情は話してあるから、今日にでも向かいなさい」
聖の態度を微塵も気にせずに着席と同時に新しく注がれた紅茶に口をつけてからシャルム国王が言った。
「え、今日って……そんな急に行っても大丈夫なんですか」
急展開に戸惑いながら一応確認するとなんてことはないと返答があった。
「きちんと連絡してあるし、向こうはいつでもいいって言っていたし、大丈夫でしょ。それに向こうが行動を始めている以上、こちらも急がないと。申し訳ないわね、もう少しゆっくりしてもらっても良かったのだけれど」
「い、いえ、別に。十分にもてなして頂いたので……」
元々長期で宿泊する予定ではなかったし、むしろここまで歓迎をしてくれたことに感謝しかない。
「ああ、そうそう、クロケルのことも話しておいたから。流石に入学許可はあげられないけど、校長自らアナタのことを見てくれるそうよ。良かったわね」
「え!本当ですか」
さらりと言われた言葉だったが、俺の心に希望の光が差さす。これで俺も魔力が使える様になるかもしれない。威力は弱くてもいい。せめて戦闘の役に立てるほどの力をつけたい。
「本当よ。嘘をついてどうするの。あ、でもアナタのことを話すにあたってある程度のことは話させてもらったから」
『うわ。最悪……。あいつに僕らのこと話したわけ』
聖が嫌悪感丸出しで言った。多分、タブレットの向こうで眉間に皺を寄せていると思う。
シャルム国王の言う「ある程度」とは恐らく、現長である聖がタブレットに姿を変えて俺と一緒に旅をしていること、俺が高レアで低レベルなこと、そして俺の精神と魂がこの世界の住人ではないことを指すのだろう。
できれば内密にして欲しかったが、協力を仰ぐのに隠し事をするのも相手に失礼だし、これに関しては仕方がないか。
それに聖は嫌そうにしているが、こいつの仲間で世界を救った人物なら悪い人間ではないと思うし、事情を知られてもセーフ……なのか?
でもこの流れだと聖の仲間全員に俺たちのことを知られることになる気がする。うん、多分絶対そうなる。かつての仲間と会うことになった時点でそんなフラグが立った気がする。
「嫌そうな顔しないの。あいつはちょっとアレだけど、別に言いふらしたりはしないでしょ。それに、神子の仲間だったアタシたちには知る権利はあると思うけど」
『そうかもしれないけど……』
ちょっとアレって何?またクセとアクが強いヒトが出てくるのか。別に驚かないぞ。二次元の世界でも神子とか勇者の仲間って基本はキャラ濃いからな。セオリー通り、お約束だ。
涼しい顔をするシャルム国王と不満そうな態度聖を交互に見ながらシルマが俺に小声で聞いて来た。
「アキラさん、どうしたんでしょう。随分と機嫌が悪そうですが」
俺たちの事情を知らない人間からしたらこのやり取りは意味不明だろうな。主従組も平然としているが、内心ではシャルム国王と聖の心の距離が近いことを気にして言るっぽいし。
「うん……まあ、あいつにも色々あるんじゃないかな」
でも、どんなに疑問を持たれ様とも余計な事は言えない。言葉をよく選んでから簡単にそして曖昧に返した俺にシルマが眉間の皺を深くして首を傾げる。
その様子に申し訳なさを覚えながらも気まずい思いを抱えながら視線を逸らした。やましいことがあるせいか口の端が軽く痙攣していた。
「でも、本来の目的は忘れないでね。ヴェレームトの魔法学校は人工魔術師の調査と研究をしているらしいから。あのフィニィとか言う子の手がかりもつかめるかもしれないわ」
そうだった。メインはそっちだった。魔法が学べるかもしれないと言うことに舞い上がりすぎていたのか忘れかけていた。
俺たちが魔法学校に行く目的は、世界を救った神子の仲間の暗殺を目論む謎の少女・フィニィの暗躍を食い止めることだ。
個人的にはちょっと悲しいが今回、俺の魔術云々に関しては二の次なのである。
「さあ、話は決まったわ。ヴェレームトまで自家用ジェットで送ってあげる。出立の準備が出来たら事前に渡しておいた端末でクラージュに連絡して頂戴」
自家用ジェットってマッハ2のアレか。またアレに乗るのか。
「はい。わかりました」
俺が頷くと同時に、主従組が一斉に動き出す。いつの間にか現れていた他の使用人たちも身に覚えのない荷物を抱えてテキパキと何か準備を始めた。
気になることは色々あるが、いよいよグラキエス王国から出立する時間が近付いて来たのだと実感した。
善(?)は急げと客室棟に戻り、出立の準備をしていた。聖が準備をしながらでいいから2人で話がしたいと言うので、準備が整う間シュバルツの面倒はシルマに見てもらうことにした。
準備はちゃくちゃくと進んだが、聖は無言だった。何か言いにくいことなのかと思いながらも言葉を待っていると。聖がポツリと言った。
『ごめんね、クロケル。僕の過去の業のせいで変なことに巻き込んじゃって』
急にシリアスモードになった聖に気持ち悪さを覚えながらも俺は答える。
「今更だろ。もうこうなったら自分の巻き込まれ体質を素直に受けてめて向き合うさ。それに、業ってなんだよ。クラージュも言ってただろ。お前も、その仲間も別に悪いことなんてしてないって」
『うん、ありがとう。でもね、思うんだ。僕がこの世界を救わなければあの子はあんな風に狂気を抱くことはなかったのかなって』
「聖……」
切なそうに呟く聖にかける言葉が見つからず、俺はただ宙にポツリと浮かぶタブレットを見つめることしかできなかった。
『俺の選択で世界が救われて、その陰で誰かの人生を狂わせてしまったのなら、それはきっと僕の罪だ。だから、この件については個人的に見て見ぬふりはできない。だからね、クロケル。僕に協力して欲しい。お願いします』
その声はとても真剣で、重みがあった。正直、面倒事に巻き込まれたくないと言う気持ちはまだあるし、恐らく命の危険もあるからこの件には関わり合いになりたくなかった。
でも、もう片足ぐらいは突っ込んでいるようなもんだし、普段ヘラヘラしている聖がここまでこの件を真剣に捉えているのら、親友として手伝ってやらんこともない。
覚悟の意味も込めて大きくため息をついて、そして俺は腹をくくった。
「はいはい。もう好きに巻き込んでくれ。ただし、俺のことは必要最低限サポートしてくれよ」
シリアスな空気を出したくなくてわざと軽口で言えば、聖は数秒間を置いた後に穏やかな口調で言った。
『ありがとう。クロケル』
聖から醸し出されていた緊張がほぐれていくのを感じ、内心でホッとしていると今度は聖が軽口で言った。
『それはそれとして、僕は立場上、君を守るための力は使えないから。サポートはするけど、基本的には自分の身は自分で守ってね』
ああー、そう言えば最初にそんなことを言っていたな。世界の長は個人に特別扱いをしてはならないんだったか。ってそうじゃなくて。
「お前、そこは「任せて」って返すべきところだろ。現実突きつけんなよ」
掴みかかろうとしたがそれを華麗に躱され、俺はしばらく準備もできずに無駄な時間を過ごしてしまったのだった。
若干の一悶着はあったが準備を済ませた俺たちは城の屋上にあるヘリポートに集まっていた。
見送りにとシャルム国王、クラージュ、手鏡のラピュセルさん、面倒くさそうにしているミハイルが集まってくれた。
プロクスさんとエクレールさんはジェットの中で出立の準備を進めていた。
すっかり忘れていたがクラージュを助けた御礼である50,000,000ゴールドと聖が要求した俺の強化素材が宝箱に詰められた状態で手渡された。
「強化素材はレアものが多かったから、城でも在庫を切らすわけにはいかなくてね。それがあげられる限界の数。悪いわね」
高レアの俺は強化素材にレアものが多く、種類も数も膨大な量が必要になる。しかもそれらを全て揃えないとレベルアップはできない。
今回貰えたのは城に在庫があったと言う「翼竜の心臓」「キメラの牙」「怪狐の尾」がそれぞれ20ずつだ。
強化に必要な数はそれぞれ50。シルマと出会った時に「翼竜の心臓」はいくつかドロップしたが、レベルを上げるまでには届かない。それにこれ以外にもあと数個、素材が必要なためレベルアップにはまだ時間がかかりそうだ。
「いいえ。お金を頂いた上に貴重な素材を分けて頂いてありがとうございます。大切に使わせて頂きます」
ほんの少しの手助けでここまでしてくれたシャルム国王には感謝してもしきれない。俺が深々と頭を下げ、シルマも同じように頭を下げる。シュバルツも良く分かっていないとは思うが俺たちの真似をしてガバッと頭を下げた。
「私からも御礼申し上げます。客室棟を提供してくれたことも含めて、本当に感謝しております。ありがとうございました」
頭を下げたまま動かない俺たちを見てシャルム国王はクスリと笑った。
「うふふ。アナタたち真面目ねぇ。そんなに丁寧に御礼を言わなくてもいいわよ。頭を上げて」
シャルム国王の言葉を受けて俺たちは遠慮がちに頭をあげるとそこには穏やかな笑みを浮かべるシャルム国王の姿があった。
「面倒事を押し付ける形になってごめんなさい。今はお別れでも縁が切れたわけではないから。いつでもアタシを頼って頂戴」
「クロケルさん、これをお渡ししておきます」
シャルム国王の隣で佇んでいたクラージュが俺に端末を渡して来た。青い色をしていて、背面にグラキエス王国の紋章が刻まれている。
「この端末を使えばどこにいても旦那様と私との通話が可能です。困った事があればご連絡を。あ、前の端末はお返しください。あれは国内用ですので」
俺は最初に預かった端末をクラージュに返し、新しく貰ったものを内ポケットにしまった。
「準備が整いました」
ジェットの中からエクレールさんが顔尾出して言い、シャレム国王はそれに頷いた。
「さあ、名残惜しいけどもう時間。アナタたちの新たな旅路よ。どうか幸運がありますように」
「いつでも皆さんのお力になれる様に待機していますので!」
「もうお別れなのは悲しいですが、またお話をして下さいね。お気をつけて」
シャレム国王が温かく優しい祈りの言葉を述べ、クラージュが小さなガッツポーズで心強い言葉をくれて、ラピュセルさんがマイペースに手を振った。
ミハイルは……ただただ無言だった。
俺たちは改めてお辞儀をした後、プロクスさんとエクレールさんが操縦に座るジェットに乗り込んでお世話になったみんなに手を振った。
「ありがとうございました!!」
「さようなら。またお会いしましょう」
『元気でねぇー』
「さ、さようなら……」
それぞれ別れの挨拶を告げる。見送るひとたちの顔を確認する間もなく、ジェットはマッハで発進した。
超スピードのせいでちょっと情緒が台無しになったが、俺たちは新たなる目的地ヴェレームトへと旅立ったのだった。
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聖「次回予告。いよいよグラキエス王国とお別れの時、ちょっぴり直り惜しさを感じつつも僕たちはついに魔法学校に突入することになる!」
クロケル「あのフィニィとか言う奴の件がなければ純粋に魔法の世界を楽しめたかもしれないなぁ。と言うか異世界自体を碌に楽しめていない気がする……」
聖「それは、君がレベル1なことを気にしてウジウジしてるからだよ」
クロケル「お前なんでそんなに辛辣なの」
聖「次回レアリティは最高ランクだが素材がないのでレベル1 第34話 『魔法国ヴェレームト!魔法学校で夢と魔法とファンタジー!?』」
クロケル「お?でも、魔法学校の校長ってお前が神子だったころの仲間だよな。ちょっと楽しみかも」
聖「言わないで!」