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第21話 幽霊騒ぎを調査せよ

この度もお読み頂き誠にありがとうございます。


今のところ毎日投稿ができているのがとても嬉しいです。でも4月まで油断はできない。寧ろ4月からが勝負。頑張りますよ!


でも6,000文字越えって読みにくいですよね?プロならともかく素人の文章ですものね……。

文章量減らしたいのに毎回多くなってしまうのが反省点です。何文字が適正なんでしょうか(泣)


本日もどうぞよろしくお願いいたします。

「え、何、何事」


 血の気が引いて行くのを自覚しながら俺は端末の向こうのクラージュに問いかける。


『ええ、まあ。色々あります』


「すみません。色々の部分をできれば詳しく」


 募る恐怖のせいか、つい敬語で返してしまう。しかも若干早口になってしまった。え、ヤダ……怖い怖い。何、地下ってだけでも怖いのに何があるの。


『それが……離せば長くなりそうですし、シルマさんにもお伝えしたいので夕食の際にお話しします』


 え、何それ。話の内容によっちゃ味が全然わからなくなるやつじゃないかそれ。やめてくれよ。飯ぐらい幸せ気分で食べさせてくれ。


 生前は霊的なものは特に怖いと思わなかっ……いや、心霊番組とか見たあとはシャンプーとか洗顔の時は背後が気になっていたがその程度だ。

 

 多分、霊感のないため霊的な存在を見たことがなく、ほとんどその存在をファンタジーとして捉えていたからだ。


 しかし、この世界にはエネミーとして霊は存在する。霊感がなくてもガッツリ視えるし、遭遇したこともある。


 恨みの根源みたいな霊は攻撃力も高いし、気性も荒い。そして見ためもヤバい。おどろおどろしいと言うのはああ言う存在をさすのだろう。透けてる馬鹿デカい骸骨はヤバすぎた。アレからよく逃げ切れたよ俺。


 あの時ばかりは自分の唯一のスキルである隠形に感謝したよ。幽霊にも有効で本当に良かった。流石レアリティ5だよ。レベル1でこれならキチンとレベル上げを頑張ればチートスキルになるんじゃないか?うん。早くレベルを上げよう。俺の幸せのために。


 おっと、話が逸れた。とにかく!そう言う恐ろしい目に遭っているし、ヤバめな経験もしたし、この目でバッチリ霊を視たし認識もした。だからこそ生前以上に霊と言う存在に恐怖を感じてしまうのだ。


「な、なあ。今、ほんの少しだけ、概要を聞くのはダメなのか」


 心の準備をしておきたくて聞いてみたが、端末の向こうからは困った様な反応が返って来た。


『うーん、この話は私より国王様の方がお詳しいんですよ。なのでこのお話は夕食までのお楽しみと言うことで』


 全然楽しみじゃねぇよ。何を持ってしてお楽しみとか言ったんだよこの子。やめて、不安だから。何か胃が痛くなってきたからぁ。


『それじゃあ、私は職務がありますのでこれで失礼しますね。また夕食の際にお会いしましょう』 


「あっ、ちょっとクラージュっ」


 俺がもだもだしている間にクラージュは話を完結させてしまった。慌てて呼び止めたが無情にも通話は切れてしまった。


 おいおい。嘘だろ、何だよこの状況は。

 俺が端末と無意味なにらめっこをしていると、聖がふよんと近づいて来て言った。


『さっきの電話、何だったんだろうね。わざわざ連絡してきたってことはよっぽど重要なことなのかな』


「重要なら詳細を話して欲しかった」


 俺は拳を握りしめながら震え、それをみた聖はあははと呑気に笑っていた。楽しんでいる様子に腹が立ったので、叩き割ってやろうと思った。


 数十分後、クラージュが端末を切てから俺は豪華な部屋の高価なソファーでもの凄くそわそわしていた。だって、あんなに不穏な言葉を並べられた挙句に一方的に会話を切られたんだぜ。ひどくない?


 実は楽しみにしていた夕食がもう死刑宣告だよ。こうして待っている時間が不安でしかないよ。

 と言うかシルマはこのことを知っているのか?いや、知らないだろうな。端末は俺にしか渡されなかったし、知らされるわけがない。しかしわざわざこんな不安要素を伝えに行くのは鬼畜すぎるよな。


『言わないのも酷いと思うけどねぇ。食事会の時に初めて聞かされたシルマちゃんに知ってたんですかって聞かれたらどうするの』


「うう、それは事実を認めて正直に謝るしか……ってテレパスすな」


 クラージュから受け取った端末は受信専用だし、部屋の電話はプロクスさんかエクレールさんにしか繋がらない。


 つまり、現状は先ほど伝えられた地下の案件を知る術はないのだ。かと言って自分から地下へと向かう勇気も根性もない。


 ホラー系の作品だとこう言う感じで盛大にフラグが立った後に惨劇への扉を開いてしまうのだ。


 きっと地下に行けば最後、異次元空間に閉じ込められた後に血みどろの霊たちと戦うハメになるんだ。


 そこで色んな人と出会ったりするけど、1人ずつ犠牲になって次第に疑心暗鬼になって仲間同士のデスゲーム開幕ルートだ。

 

 大体なんでホラー系の主人公は言っちゃダメって言われたところに行くし、やっちゃダメって言われた儀式に参加しちゃうかな。大概きょうだいや友達に無理やり誘われるみたいな展開だけど断れ!強い意志で。


『クロケル、オタク丸出しになってるよ。大体、そう言う系の話は主人公が巻き決まれないと物語として成立しないでしょ』


「わかってるよ。現実逃避してんだよ。気づけよ」


 呆れた口調でツッコミを入れる聖を俺は半泣きで睨む。

 いや、自分はがそれなりの力を持ってたら調査したもいいかなって思うけどね。俺はレベル1の雑魚だし。初期装備な上に補助系スキル1つで得体の知らない何かとどう戦えと言うのか。


 かと言って事情を話してシルマについて来てもらうのも情けなすぎる。レベル500のチートと言えども女の子を盾にするほど俺はゲスではない。まさに八方塞がりである。


「はぁぁぁぁぁぁぁっ」


 どうしようもない状況に頭を抱えて壮大なため息をついてベッドから移動し、ソファーに座った状態で天を仰いでいると、隣で大人しく座っていたシュバルツが俺の服をくいっと引っ張って俺を覗き込みながら心配そうに言った。


「クロケル、どうしたの。どこか痛いの?」


 そう言えばシュバルツは怖がりだったよな。モンスターにとって幽霊は恐怖の対象なのかわからないが、こいつが今頼りにしているのは俺だ。


 俺が不安がっていたり、情けない姿を見せていればシュバルツにも影響してしまう。せめてこいつの前だけでは外面だけでもしっかりしないとな。


「大丈夫だよ、シュバルツ。ちょっと疲れただけだから」


「そうなの?」


 シュバルツがまだ心配そうに俺を見つめて来たので軽く頭を撫でてやる。見た目が中高生男子に2人きりで(厳密に言うと聖もいるが)こんなことしてると何故だかいけない気分になるのは俺が腐にも抵抗がないオタクだからだろうか。


『え、なになに。ロマンスが始まる感じ?僕、シルマちゃんのところに行ってた方がいいかな』


 ワクワクしながら言う聖に俺はソファーに備え付けのクッションを無言で投げつけたが簡単に避けられた。くそ、腕力が足りない。


「ろまんす、なのですか」


 背後でか細い声がしたので振り向けばそこには顔を真っ赤にして震えるシルマがいた。

 アッ、これはややこしいやつか。この反応は何か勘違いをしていらっしゃる。


「……シルマ。どうしてここに?」


「先ほどメイドさんが食事の準備ができたので城の方に向かいましょうとご連絡頂き、それなら私がクロケル様を呼んできますと申し出たのですが、すみません。お邪魔してしまいました」


 ダメだ。やっぱりとんでもない誤解をされている。いかん、早く誤解を解かなければ絶対気まずくなる。変な気を遣わせてしまう!なんとしてでもこの状況がロマンスじゃなく、親心(兄心?)的なやつだと理解してもらえるはずだ。


「そっか、呼びに来てくれてありがとう、シルマ。それでな、俺とシュバルツはお前が思っている様な関係じゃないからな。ちょっと安心させたかっただけだから。純粋な気持ちで頭を撫でただけだから。全然お邪魔じゃないから」


 自分でも驚くぐらいの早口だった。なんで俺こんなに必死なんだ。挙動不審過ぎて怪しさしかないぞ。


「そうですか、すみません。ちょっとびっくりしちゃって。ノックしても返事がなかったので勝手にドアを開けてしまった私も悪いかったです。本当にごめんなさい」

 

 シルマは真っ赤だった顔を元の顔色に戻り、落ち着いた様子で頭を下げて謝った。なんだ意外と簡単に理解してもらえたな。


「わかってもらえたなら、よかった」


「さ、クロケル様。早く玄関に参りましょう。国王様たちをお待たせさては失礼ですので」


「ああ。そうだな。聖、シュバルツ、行くぞ」


 シルマがにこやかに促し、俺の呼びかけに答えて聖とシュバルツが駆け寄って来る。パタンと扉を閉め、いざ1階の玄関まで向かおうとした時、シルマが俺の服を引っ張って小声で言った。


「クロケル様。私は恋愛は自由だと思いますよ。同性でもモンスターでも、気持ちが通じ合っていれば問題ないと思います」


 とんでもない発言に俺はすごい勢いでシルマに振り向いてその顔を凝視する。彼女はとても良い笑顔を浮かべていた。


 なんと言うことだ。誤解はまったく解けていなかった。しかも変な方向に納得された。ガッデム!なんでだよ、なんでそっち方向に納得しちゃったかな!?


 俺が内心でパニックを起こしている間にシルマは軽い足取りで階段まで歩いて行ってしまった。


「シルマ、違うって!おい、シルマっ」


 必死の呼びかけも空しく、シルマは夕飯が楽しみなのか、上機嫌で階段を下りて行ってしまった。


 無意味に伸ばした手をゆっくりと下ろし、俺はがっくりと肩を落とした。


『どんまい、クロケル』


 聖が半笑いで慰めの声をかけてきたが、俺にはそれに答える気力は残されていなかった。



 心に傷を負った状態で俺は再びエクレールさんが運転する車でグラウベン城へと戻って来た。案内された先は大広間だった。


「こちらが食堂でございます。陛下は既にご着席されております」


 エクレールさんが綺麗な礼で上品にそう言ったが、その言葉は俺の耳にはぼんやりとしか届いていなかった。


 何故なら目の前の光景がえぐすぎるのだ。広い、広すぎる。多分、某逆三角の建物の展示棟ぐらい広い。

 

 何気なく上を見れば星をそのまま飾り付けたのではないかと思うほどキラキラと輝く大きなシャンデリアがいくつも並んでおり、薔薇の模様のステンドグラスもシャンデリアの光りを受けて瞬いている。


 中央には何十メートルあるんだと言うほど長い木製のテーブルと、やたら背もたれが高い椅子が数脚感覚を開けて並んでいた。因みに、机を見た俺が最初に思ったことは「ボーリングのレーンみたい」だった。発想が貧困で庶民すぎる自分にちょっと泣いた。


 そのテーブルの上を埋め尽くす様に様々なごちそうが並んでおり、シャンデリアと同じぐらいキラキラと輝いている。


 中央には鳥と豚の丸焼きが2つずつ大皿に並べられ、プロクスさんが焼いている鉄板からは牛肉独特の魅力的な匂いが漂ってくる。


 バスケットには数種類のパンが並んでいた。一口サイズのバターロールにクロワッサン、あとはカンパーニュか。どれも焼きたてなのか香ばしい匂いと湯気を上げている。


 色鮮やかに盛られた数十種類の野菜のサラダはもはや芸術の域だ。俺たちが到着したと同時に配膳されたスープからはコンソメの良い匂いがする。


「いらっしゃい。あなたたちの好みがわからなかったから、適当に用意させてもらったわ」


 宿で見た時以上の豪華な食卓に棒立ちになって目を瞬かせていると、テーブルの奥、俗に言う誕生日席に座っているシャルム国王が美しい微笑みで出迎えてくれた。


「旦那様!お仕事終わりました。あ、クロケルさんたちも来られたんですね」


 俺たちの後に続いてクラージュが元気よく大広間に入って来た。嬉しそうに就業報告をする姿は王国騎士にも国王妻にも見えない。


「おかえりなさい。クラージュ。さ、みんな席に着いて。夕食を始めましょう。気の置けないヒトたちと食事ができるなんて最高だわ」


 いや、俺たちは緊張しまくりですけどね。このご馳走も緊張のせいで味わえない可能性もございますよ。国王様。


 そんなことを思いながら着席し、それぞれ手を合わせて食事を始めた。一応、国王様が料理に手をつけたのを見計らってから食べ始めた。


「ワインは飲めるのかしら」


 シャルム国王にそう問われたが、俺は首を横に振った。この体は成人男性だが中身は男子高校生なので、一応遠慮しておく。飲めるかどうかわからないしな。


 シルマも緩く首を横に振って断り、シャルム国王は「そう、残念だわ」と素っ気なく言った後にメイドにワインボトルを開けさせ1人で飲み始めた。


 因みに、緊張していても料理はした。めっちゃおいしかった。肉に至っては噛んだ瞬間肉汁が溢れた。でもしつこくない。油が飲めると言う食レポは嘘だと思っていたが本当だった。良質な油は飲める。あと、肉はとけると言うのも本当だった。

 

 シルマもシュバルツも幸せそうに料理を頬張っていた。しかし、俺は料理に舌鼓を打ちながらも、心のなかで引っかかっていることがあった。そう、客室棟の地下の件である。


「な、なあ。クラージュ。そろそろあの話、聞いてもいいか」


 国王の御前で食事中に話すのはあまり良くないと思い、ある程度皿を空にした状態でずっと抱えていたことを聞くことにした。


「んっ。そうでした!旦那様。客室棟の地下についてお話ししてあげて下さい」


 シルマは口に残っていた肉を急いで咀嚼し飲み込んでからシャルム国王の方を向く。話を振られた国王はナプキンで上品に口を拭いた後、白ワインをくいっと飲み干してけろりといった。


「ああ、そうだった。その話をしないとね」


「客室棟の地下?」


 やはり前情報を知らされていなかったシルマが首を傾げる。手に持っていたフォークとナイフを置いてこちらを見て来たが、思わず視線を逸らしてしまった。


 シャルム国王は涼しい顔で話を始めた。


「あの客室棟の地下には幽霊が出るってウワサがあるのよ」


「ゆ、幽霊?」


 シルマが青ざめて生唾を飲むのが分かった。

 やっぱりホラー展開だった。もう頭痛い。胃も痛い。もう少し肉が食べたかったはずなのに食欲がマッハで減退した。


『え、なに。そんな曰く付きの場所に俺たちを泊めたわけ?』


 呆れ声で言う聖にシャルム国王が心外だと言う様にツンとした反応を返す。


「あら、失礼ね。あの客室棟はこの城に次いで上等な建物なのよ。こちらとしては十分すぎるぐらいのもてなしだわ」


「そのウワサってどんな内容なんですか」


 2人が言い争う前に俺は間に割って入る。シャルム国王はワインのおかわりを控えていたメイドに要求しながら言った。


「聞いた話では、ここ2~3年ぐらいから毎晩地下の物置から物音がしたり、女性の声がしたりするらしいわ。鍵がかかっていて中に入れないし、入ろうとしても鍵が弾かれてしまうから、これは幽霊の仕業だってメイドや執事がウワサしてるのよ」


「え、国王様は事実をご存じないんですか」


 2~3年って割と年数が経ってるぞ。なんで国王は噂話程度にしか理解していないんだ。そんなに長い間霊を放置していたなんて、危険すぎるだろ。驚く俺に国王は平然として返した。


「何度かあの客室棟を使わせたことはあったけど、実害があったと言う報告はないし、幽霊の姿を見たものもいないのよ。アタシも公務で忙しくて実際に現場には行ったことがないの。それにあまり遅くまで起きているとお肌に悪いでしょ。悪事を働いているのではないのなら放置してもいいかなって思ったのよ」


 ああ、お肌のメンテは大切って言いますもんね。って違う。なに、実害がないなら放置してもいいって言うお考えですか。


 それは寛容ではなく面倒くさがりと言うのではなかろうか。

 

モヤモヤする俺、青ざめたままのシルマ、一生懸命に肉を頬張るシュバルツにゆっくりと視線を送った後に何かを思いついた様ににやりと笑った。


 ……非常に嫌な予感がする。


「でも、そうねぇ。せっかく人手もあることだし、今晩あたり調査をしてみましょうか」


 予感的中。俺は着席したまま頭を抱えた。もはや食事どころではない。


『うわー。クロケルって巻き込まれ体質なのかな』


「嘘だろぉぉぉぉぉぉっ」


 追い打ちの様な聖の発言の後、耐えきれなかった俺の絶叫が大広間に木霊した。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


聖「次回予告。幽霊騒動に巻き込まてしまったクロケル。幽霊に立ち向かって生還することは出来るのか」


クロケル「不穏なこというなよ。って言うか俺は戦いたくないぞ!だって足手まといだし」


聖「この作品はギャグ小説だから問題ないと思うよ。たんこぶぐらいで済むかもよ」


クロケル「DEADENDならどうしてくれるんだ。ああ?」


聖「次回レアリティは最高ランクだが素材がないのでレベル1 第22話『フラグを立ててしまったので幽霊に立ち向かいます』うーん。これはDIEしない様に頑張るしかないね」


クロケル「お前、ほんっとに白状なとこあるよな」



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