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第119話 ナイフはダーツではありません

この度もお読み頂きまして誠にありがとうございます。


ここ最近部屋と言うか家全体を整理する機会がありまして、大量の図書に頭を抱えております。雑誌は廃品回収行きとしても、古い漫画や図書って捨てるべきか売るべきかで悩みます。


旬ではない漫画は例え状態が良くても高くは売れない(恐らくほぼ1冊1円程度)売れないと言うのは存じておりますが、フリマアプリは自分で梱包しないといけないので面倒だしなぁ。と言うなまくら病。


地道に片づけます。だからここは日記ではないと言うに。


本日もどうぞよろしくお願いいたします。


「よし、良く言った。その覚悟、受け取ったぞ」


 アストライオスさんが少し嬉しそうに、そして豪快に頷いて空中に素早く印を切った瞬間、ブワッとその場の空気が歪み、妙な圧力がかかったことを感じた。


「……!!これはっ」


 異変にいち早く気がついたライアーがこの場から逃れ様としたがそれは叶わなかった。彼の体は突如降り注いだ圧力によって押さえつけられ、身動きが取れない状況に陥っていた。


 一瞬魔術を使う様な素振りはあったが、どうやら無効化された様で、彼の体は固まったままだった。抵抗してもラ無駄だと分かったイアーの眉がピクリと動き、ライアーの表情に初めて動揺の色が浮かぶ。


「な、なんだっ」


 しかし、その状況は俺たちも同じで、見えない大岩に上から体を押さえつけられる様な感覚に不快感と戸惑いを覚える。気を抜けばこのままプレスされて潰れてしまいそうだ。


 全く体が動かない……そう思ったのは一瞬のことで、今度は体が宙に浮くのではないかと思うほど軽くなった瞬間、辺りは真っ黒な空間に包まれた。


 一筋の光すらも見えない、出口すら見当たらない障害物1つもない漆黒の空間。四方に広がる闇はあまりに深く、気を抜いたら取り込まれてしまうのではないかと言う不安に襲われる。


 ただ不思議なことに光がない空間にも関わらず、ライアーと仲間たちは認識できる。ライアーの姿はともかく、仲間の姿を認識できたことに安心感を覚える。相当な圧力が体にかかったが、幸いなことに全員無事の様だ。


 シュバルツとアンフィニはまだ少しクラクラするのか、辛そうに眉間に皺を寄せていたが、目立った異常はなさそうだで何よりだ。


 空間が闇に包まれたことにより、ライアーに一瞬だけ隙が出来たので彼と戦闘をしていたシュティレたちが即座に距離を取って一旦は安全を確保する。


『うわー、びっくりした。凄い圧力だったね』


 驚いたと言いつつも、聖が呑気に口を開く。って言うかお前、タブレット越しに喋ってるだけだから、お前に関してはさっきの圧は感じてないだろ。体は別なところにあるって自分で言ってたし。


「お前、本当はちょっと楽しくなって来てねぇか」


『え~?そんなことナイナイ。ちゃんと真面目に今の状況を受け入れているよ』


「ぜんっぜん信用できねぇ!」


 突然襲って来た意味不明な圧に動揺する俺を見てたアストライオスさんは、鍛えすぎてパンパンの筋肉を大きく揺らし「がはは」と盛大に笑って言った。


「時空を断絶するには空間を捻じ曲げる必要があるからのう。その時の歪みによって圧がかかるのは必然と言えよう」


「はあ!?そう言うことは先に行って下さいよっ」


「いちいち伝えるのが面倒くさくてのう。多少圧がかかるが体に害はない故、まあ良いか★と思ったのじゃよー」


 いやいや、待て待て。さっき謎の圧力がかかった理由を平然と話してますけど、そこは面倒くさいで流しちゃダメな案件ですよね、星マーク飛ばして間延びした言い方をしても可愛くないですよ?寧ろ腹立つ。真面目に答えろや!!


 体に害はなくてもに精神的に負担がかかるんだよ。こう言うのは前もって教えて欲えろよ。びっくりするし、怖いから。マジであのままプレスされてスルメになるかと思ったぞ。


「っとそう言えばミハイルはどうなったんだ。何も伝えてないが結界内にはいるのか」


 アストライオスさんへのイラつきとツッコミが止まらない中、ふと脳裏に地面に身を隠したままのアンフィニの姿が過る。


 地面に潜って以降は一度として姿を見せていないし、相談や会話もできなかったが、空間断絶の結界の中に無事入れたのだろうか。地面の中からある程度の会話は聞いていると思うので、この結界うんぬんについては分かっている……と思いたい。


『うん、大丈夫。僕のレーダーにはミハイルの反応がちゃんとあるよ。上手く気配を消しているから、まだライアーには気付かれていないと思う』


「わたしのレーダーにも生体反応ありですよ。念のためにスキャンしてみましたが、健康面にも問題はなさそうです」


 聖とアムールからミハイルが無事、俺たちと共に結界の中に入って来られていることを知らされて胸を撫で下ろす。


 不意打ち作戦を実行させるにはミハイルの隠形の力は必須だからな。まあ、似たような能力を持つ俺が隠形スキル使っても良くね?って一瞬思ったりしたこともあったが、俺の場合、ミスった後の立ち上がりが絶望的な気がするのでやめておこうと思った。


 返り討ちにあったらやべぇからな。ミハイルは俺と違って高レベルだし、ライアーと同一の存在と認識さえされなければ、仮に不意打ちに失敗して反撃されたとしても上手く立ち回ることはできるだろう。


 俺たちがもだもだしていると、ライアーが俺たちの会話を止めるかの様にふぅーと大げさに溜息をついたので視線が彼に集中する。


「これは……空間を断絶する結界ですか。困りましたねぇ、これではフィニィさんを奪還するどころか、戦線を離脱することも叶いません」


 結界が出来上がる直前はわずかに動揺をしていた様に見えたライアーだったが、即座に状況を把握し、すっかり余裕が戻りいつもの様に飄々としながら肩を竦めた。


「ははは。一瞬とは言え、たかが空間が歪む際の圧力を感じただけで明らかに動揺した奴が随分と余裕をぶっこくではないか。滑稽なことよのぅ」


 アストライオスさんが爽やかで豪快な笑みと共に軽快な口調で、清々しいぐらい真正面から嫌味を言い放った。うわ、分かりやすい挑発だなぁ。


これは単純で気の短い人間ならブチギレ確実だろこれ。ワザと腹立たしく聞こえる様に言葉にしたと思われるが、頭ごなしに馬鹿にされるよりも遠回しな言葉で表現された方がイラッと来るするのは何故なのか。


 この挑発ライアーはどう感じたのだろうか。敵ながら普段の物腰は穏やかで、常に冷静で落ち着いている様には見えるが、そう言う奴に限って怒りの導線が短いのはセオリーな気がするし。


 一度火が付いたら瞬く間に導線を燃やし尽くして即、どっかーん!!と大爆発と言う展開は十分にあり得る。


 ハラハラした気持ちを抱えて目の前に佇むライアーの様子を恐る恐る確認すると、彼は拍子抜けなほど穏やかな笑みを浮かべていた。


 パッと見た感じはブチギレている様にはみえない……あれ、やっぱりライアーってどんな状況でも冷静に精神を保てるのか?


 むむ、敵ながら見習いたい精神力。それともライアーやアストライオスさんみたいに相応に年を重ねたら多少、精神も落ち着くのだろうか。


 悔しさを覚えつつも、敵であるライアーにちょっぴり一目を置き始めた時、ヒュッと言う音がして、俺の顔面の真横を切る様な風と共に冷たい何かが俺の頬をかすめた。


「え、なにがって、ひえっ、血!?」


 何が起こったのかは全く理解が追いつかなかったが、何かが接触したのは確実だったので、反射的に頬を触ると、指にドロッとした感触がありギクリと心臓が跳ね上がった後に嫌な感覚に囚われながらも目視で確認する。


 そこにはべったりと血が付着しており、俺は思わず悲鳴を上げて飛び上がった。頬が、頬が切れてるぅー!?しかも傷口の存在に気がついた瞬間ヒリヒリとして痛いんですけど!!


「な、なんでぇっ!?」


 恐怖と驚きであわあわ、ブルブルする俺の背後でアストライオスさんが、やれやれと呆れた口調で言った。


「なんじゃ、お主。見た目の割には気が短いんじゃのう。やはり最近の若いモンは短気なのじゃな。実に嘆かわしい」


 ……お言葉ですがライアーは俺からすれば決して若くないですよ?どこをどう見てもロマンスグレーなイケオジです。


『クロケル……君、ちょっと余裕があるでしょ』


 心を読んで勝手に呆れやがった親友に「現実逃避じゃボケェ」と一旦噛みついた後に、色々と乱れた心を何とか落ち着かせる。


 傷口を手で押さえながら俺の背後にいるアストライオスさんの方を見ると、左手の指人差し指と薬指の2本だけ涼しい表情で小型ナイフを挟んで止めていた。何、この光景。曲芸師かな。


 そして俺はあのナイフで頬を切ったのだと自覚して震えた。幸いナイフが軽く擦れただけの様であまり血は流れていない。


 恐らくあのナイフはアストライオスさんに向けて投げられたものなのだろう。つまり、俺はとばっちりを受けたのである、解せぬ!


「これは失礼を。うるさい虫がいたので退治をしようかと思っていたのですが、どうやら私の気のせいだった様です」


 ライアーは笑顔を保ったまま答えていたが、これって多分さっきのアストライオスさんの嫌味にキレた故の行動だよな。


「虫」って100パーアストライオスさんのこと指してるだろ。やっぱりセオリー通りの穏やかキャラを装った短気キャラでしたか。


『……傷の具合はどう?クロケル大丈夫?』


 頬に手を当てたまま、微量の血を流して恐怖に震える俺に聖が声をかけて来た。それはいつもの軽口ではなく不安と焦りが感じられる声色で、俺を心配してくれているのが伝わって来た。


「あ、ああ。何とか。掠った程度みたいだし、感覚で言えば紙で手を切った態度の傷だとは思う。傷口は若干痛むが気になるほどの痛みじゃない、かも」


『そう、良かった。刃物の先に毒が塗られている場合もあるからね。見たところ体に異常はなさそうだから問題なさそうだけど、破傷風は怖いから後からシルマちゃんに治癒してもらおうね』


 ホッと胸を撫で下ろした様子で俺を気遣った。途中、毒がどうかとか言う不安を煽る様な怖い言葉が聞こえたが、聖の優しさが染みてちょっと泣きそうになったが我慢した。


「これはこれは、素晴らしい友情ですね。思わず笑みがこぼれてしまいます」


 ライアーは真顔に近い微笑みを浮かべ、俺たちのやり取りをチープな友情劇とでも言いたげにしながら馬鹿にするかの如く乾いた拍手を送って来た。


 うん、これはライアーのことをキレやすい奴だとか言ってられないな。やっぱり馬鹿にされるとイラッと来るな。うわー、さっきアストラオスさんに挑発された時にあいつの気持ちがちょっとわかるよ。まさかの同類……やだなぁー。


 だが、俺には投げつける武器も派手な攻撃魔法も持ち合わせていないので、どんなに腹を立てたとしてもライアーの様な不意打ち先制攻撃はできないのが非常に悔しいところである。


「はっ、虫を狙ったナイフが俺をかすめるなんて、コントロールが悪いんじゃないのか」


 攻撃ができない代わりに精一杯の嫌味をぶつけてやることにした。今の俺にできる精一杯の抵抗である。負け犬遠吠えとか言わないでくれよ。


「お怪我をさせてしまって申し訳ございません。ですが、ここには虫が多い様ですし、下手をしたらまた手が滑るかもしれませんね」 


 俺の言葉を聞いたライアーが笑顔を1ミリも崩すことなく、にこやかに言葉を返して来た。わー、何でだろうなぁー、顔は笑ってるのにすっごい怖い。すっごい寒気!!



 そんな穏やかな声色でわざとらしい謝罪の言葉と殺気を放ちながら片手でナイフをボールみたいにポンポン上下に跳ねさせないで。


 切れ味がよさそうな刃物をノールックで器用に平然とキャッチしてるのは凄いけど、超怖いから。ってか手を滑らせる気しかないだろ。俺はサイコ野郎に怒りに任せて挑発してしまったことを後悔した。


 自ら狙われる理由を作ってしまったこともあり、今度こそナイフダーツの餌食にならない様にと身構えていると、ライアーは突然ピタリとナイフ遊びをやめ、無表情で左手に収まっている獲物を眺めた。


 その行動と読めない表情に妙なうすら寒さを覚える。嫌な予感、と言ってもいいのかもしれない。俺に本能が全力で逃げろと警鐘を鳴らしている。


「今日はフィニィさんの奪還が目的なので、不必要な戦闘は避けようと思っていたのですが……状況が変わりましたので作戦を変更することにいたしましょう」


 ライアーは穏やかな表情のまま淡々とそして丁寧な口調で言いながら、ナイフの切っ先を俺とアストライオスさんに向けて来た。


 は、刃物の先を他人に向けるのは良くないんだぞ!そんな通じるはずのない常識的な批判をライアーにぶつけようとしたその時、勇ましく鋭い声が響き渡る。


「悪いが戦いは終わっていないぞ!たあっ」


「し、シュティレ!?」


 ライアーの背後から、跳躍と同時に大きく大槍を振りかぶったシュティレが姿を現す。いつの間に接近していたんだ。気配も感じなかったし、物音1つ立ってなかったぞ!?


 だがシュティレの出現に驚いたのは俺だけの様で、ライアーは槍が迫るギリギリまで背後を一瞥もせずに軽々と身を翻してその渾身の一撃を躱す。


 シュティレの槍はライアーを捕えることなく、高らかに金属音を立てて床へと刺さる。かなり強力な一撃に見えたが、ここが時空を歪ませた結界の中だからなのか、不思議なことに槍が突き刺さった場所はビビ1つ入っていない。


「おっと危ない。お話の途中に攻撃ですか。仮にも騎士であるお方が卑劣な戦法をお使いになられるなんて驚きです」


「卑劣……っお前に言われたくないっ」


 空中で軽やかに宙返りをした後、ライアーは着地と同時に流れる様な嫌味を吐いた。“騎士のくせに卑劣な戦法”その言葉はシュティレにとってはたまらなく不快で屈辱的なものだったのだろう。


 彼女は床から素早く槍を抜き放ち、すぐさま踏み込んで二撃目の攻撃を繰り出す。だが、威力は十分だが挑発に乗ってしまったせいでいつもより攻撃が荒い。そのせいでまたもや身1つで攻撃を躱されてしまう。


「シュティレさん、落ち着いて!そんな奴の挑発に乗るのは良くないよ!すぐ援護するしっ」


 後方で待機していたエクラが冷静さを失いかけているシュティレに鋭く叫び、いつまで経っても見慣れることが出来ないデコレーションまみれの端末を構えた。そして素早く印を結んで携帯を勢いよく天にかざし、叫ぶ。


「勇猛たなる牙で敵を食らいつくせ!しし座の聖獣、レオっ」


 詠唱と共に真っ暗なはずだった空間の上空から淡く白い光が現れた。その光は端末と呼応する様に真っすぐに光を結び、そのまま激しく大きく光が弾けたかと思うと光の中から真っ白な毛並みを持つライオンが現れた。


 エクラに召喚され、悠然と大地を踏みしめるライオンの体はとてつもなく巨大で、おおよそ3メートルがあると推測できる。最早、動物と言うより怪獣と言った方がしっくりくる表現だ。


『怪獣じゃなくて聖獣ね』


「わかってるよ!自分的にわかりやすい表現にしただけだ」


 聖の細かいツッコミに噛みつきつつ、俺は強い心でライアーに立ち向かおうとする華奢な少女たちの行動を見守る。


「シルマさん、レオはヘラクレスに次ぐ魔力消費が激しいコなんだ。だから、なるべく魔力を回すことに集中したい。あいつが術者であるあたしを狙うようなことがあればサポートをお願い」


 召喚に成功したことを確認し、よしっと頷いたエクラは近くで控えていたシルマに素早く向き直って真剣な口調で指示を出した。


「はい!お任せください。エクラさんの御身は私がしっかりとお守りいたします」


 シルマはそれにしっかりと頷き返し、自身の杖を強く握りしめる。その隣ではエクラの呼びかけで落ち着きを取り戻したシュティレが申し訳なさそうに頭を下げて言った。


「すまない、エクラ殿。少々冷静さを欠いてしまった。だが、もう遅れは取らない。今度こそ攻撃をあいつに食らわせてみせる」


 サポートすることを快く受け入れたシルマと、決意を新たに戦う意志を示したシュティレを見て満足そうな笑顔を浮かべて頷いたエクラは、ライアーを見据えたまま微動だにしない聖獣、レオの体をそっと撫でて言った。


「レオ、あたしの魔力を限界まであなたに捧げる!だから、あのエセ紳士をフルボッコにして」


「ヴオオオオオオーンッ」


 エクラがライアーに向かってビシッと指を示した瞬間、これまで大人しかったレオが体を大きく揺らし、鼓膜が破れそうな超音波レベルの咆哮を上げた。


 たった1回の咆哮で体がビリビリと痺れ、踏ん張っていないと声だけで体が吹き飛びそうになった。強烈な威嚇に思わず耳を塞いでしまったが、攻撃対象であるライアーはその威嚇すらも物ともせず、余裕綽々とその場に佇んでいた。


「ふふ、聖獣面白くなりそうですねぇ」

 

 ライアーはクスクスと笑いながら器用に左右にナイフを三本ずつ構える。空気が今まで以上にピリつくのが分かる。


 ここまで長くもだもだしがた気がするが、ついに死闘が始まるのだ。緊張のあまりゴクリと生唾を飲み込んだところで俺はある重要な事実に気がついた。


「あれ、もしかして俺ってまた戦いの最中に置いてけぼり食らってねぇ?」


『今更かーい』


 俺の間抜けな呟きの後に聖の緩いツッコミが響き渡った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


聖「次回予告!激化する戦いの中、一歩も動くことが出来ないクロケル。見せ場を仲間たちにどんどん見せ場を奪われ、ついには自分が戦いに参加していないことにさえ違和感を持たなくなったダメ主人公の行く末はどうなってしまうのか……ああ、僕はそれが不安で仕方がないよ」


クロケル「ダメって言うな!俺だって別に好きで戦闘から逃げているわけじゃないぞ!なんか自然とハブられるんだ」


聖「次回、レアリティは最高ランクだが素材がないのでレベル1第120『シルマによる作戦会議……あれ、俺は?』ああ、そう言えばクロケルってこと戦闘が始まると急激に影が薄くなる傾向にあるもんね」



クロケル「影が薄いって言うな!」




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