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第103話 兄妹の邂逅

この度もお読み頂きまして誠にありがとうございます。


もう8月が終わろうとしている……今年もまたクソほど忙しい仕事以外は何をするわけでもなく、ただ淡々とした過ごすだけの人生を送ってしまった(虚無感)


平和が一番だとは言いますが『起きる・家事をする・仕事に行く・オタ活する・寝る』を繰り返すだけの人生も微妙の様な……1回しかない人生なので、たまには思いっきり自由な時間を過ごしたいと思わなくもない。


だが現実は厳しい。時間が欲しい、でも時間が合ったら普段動き回っている反動で1日中寝そうな気がするので、もうどうにもできない我が人生(泣)


……なんで私は毎回前書きで語ってるんだ


本日もどうぞよろしくお願いいたします。



 突然発せられたその声に聞き覚えはあった。しかし、ここにはいないはずの人物の声だっため、空気が凍り、その場に緊張が走る。


 それはフィニィの声だった。先ほどまで会話をしていたのだから聞き間違えることはない。まさか、逃げ出したのか。そんな思いがみんなの心を過る。アストライオスさんだけは落ち着いて紅茶を飲んでいた。


 どんなに部屋を見渡しても、フィニィの姿はない。声の出所を探り、ぐるっと視線を一周させ、ようやく合った焦点の先にいたのはフィニィが自らの半身であると言っていたウサギのぬいぐるみだった。


 体はアストライオスさんの拘束魔術である金の輪に縛られているが、アンフィニの隣でソファーに座らされた状態のウサギのぬいぐるみが、唯一自由な首を俺たちの方に向けている。


「人形の中に生体反応あり。あのフィニィと言う少女と同じ波長を感じます」


 クッキーを食べ終わったアムールが、俺の肩に戻って即座にぬいぐるみをアナライズしてその結果を口にした。そう言えばこのぬいぐるみの中にはフィニィの魂の半身が入っていたとか言う話だった様な……。


「ま、まさか」


 さっきの声はこのぬいぐるみから……?そう思って警戒をしながら、ゆっくりドクドクと脈打つ鼓動を押さえつつ、そっとぬいぐるみに近付く。


 仲間たちも警戒をしながらぬいぐるみの様子を窺い、いつでも対処できる様に武器を手に持って待機する者もいた。


 緊張感を高めながら、通常であればビビる必要がないちょこんとソファーに座る愛らしいぬいぐるみを覗き込み、俺は意を決して語りかけた。


「今、喋ったのはお前か」


 生唾を飲み込み、緊張感が限界突破した状態で絞り出した声は震えていた。そんな俺に返って来たのはハッキリとした返事だった。


「はい。私が喋りました。“ライアーは怖いヒトですよ”と」


「うわ、ホントに喋ったっ」


 こちらから質問をしてみたものの、普通は喋るはずのないぬいぐるみにはっきり肯定されてしまうと流石にビビる。


『いや、何でこれぐらいで驚くのさ。アンフィニだって喋るぬいぐるみでしょ』


「あ、そっか。いや、でも何かファンタジー的なもの慣れないと言うか……」


『何で慣れてないの。ここの生活も長いでしょ』


 聖が小声でツッコミを入れたが、魔法もモンスターも存在しない、ごく普通で平凡な世界で生きていた身としては、こう言うのは非現実の世界は決して“普通”ではない。


 確かに聖の言う様に意図せぬ転生をしてからこの世界での生活を始めてまだ数年だ。俺の異世界生活は長い様で短い。


 ゲームや漫画でしか知らなかったファンタジーの世界は俺にとってまだ“普通”でも“常識”でもない。自分がオタク気質なせいもあり憧れの気持ちが抜けることはないのだ。慣れるわけがない。


「あ、あの。どうして突然喋り始めたのですか。と言うかあなたはどちら様なのでしょうか」


 すっかりぬいぐるみから意識が逸れてしまった俺と聖に変わってシルマがぬいぐるみに語りかけた。


「私はフィニィの半身です。()()()の彼女もそう言っていたでしょう?」


「マジかっ!!」

 

 流れ的に何となく予想はしていたが、“まさか”と言う思いの方が強かったため、お約束の如く声を上げて驚いてしまった。


 驚いたのは俺だけじゃない。仲間たちも目を見開いて突然喋り出したぬいぐるみを凝視している。


 ミハイルですら退屈そうに明後日の方向を向いていた視線をウサギのぬいぐるみに移し、驚いた反応をみせていた。


 アストライオスさんはここまでの流れが視えていたのか得に反応はなく、落ち着いて1人お茶を啜っていた。この爺さん、また知っていたのに黙っていたクチだな。言えよ、そんなサプライスいらんわ。


「そんなに驚くことはないでしょう。フィニィ(わたし)が魂を分けていると言う事実は既に聞いているはず。どこに驚く要素があるのですか」


 唖然として視線を集中させる俺たちに向かって見た目は愛らしいぬいぐるみはすましたような、冷ややかな声色で言った。自分から口を開いてくれた割にはちょっとよそよそしい気がする。


 と言うか対寧な言葉の中に中々のトゲがある。これはミハイルやアンフィニに続く厳しめ嫌味キャラなのかもしれん。いや、多いて。嫌味キャラは1つの空間に1人で純分だろ。アストライオスさんも中々の性格だし、同一キャラが渋滞しとるわ。


 しかもこの子の場合、淡々とした敬語がクールさを更に引き立たせていると言うか……もし、今喋っているこのぬいぐるみの中身が本当にフィニィの半身だったとするならば、癇癪持ちで子供っぽい本体とは違って大人っぽくて落ち着いた印象を受ける。


『んんん?でもあの子はぬいぐるみに分けた魂はあくまでサブだから、意識があるわけじゃないって言ってたけど。違うの?』


「そんなこと、今はどうでもいいのでは?ライアーとネトワイエ教団のことを知りたいのでしょう。教えて差し上げると言っているのです。話を逸らさないで頂きたい」


 聖が疑問の声を上げるとツンとした返答があった。うわ、何か知らんけどめっちゃ敵視されてる。


『話を逸らすようなことを言ってごめんねぇ。そんなに話したいならさっさと詳しく教えなよ。せっかく口を開いたんだ。存分に語ってもらおうじゃないか』


 キツめの言葉に対してやけに落ち着いた口調で返している様な気がしたが、良く聞いたら語調が強いし、なんか嫌味っぽいので大分カチンと来ているみたいだ。多分タブレットの向こう側で絶対引きつった笑みを浮かべている。


「そうですね、おバカさんたちにも分かる様に説明すると、言うなれば私は年齢相応に成長した方の……善なるフィニィの魂だと思って頂ければいいです。あなたたちが戦っていたのはフィニィの負の感情の集合体ですね」


「この状況で善とか自分で言う奴を信用できると思うか。しかも俺たちに敵意をむき出しにしているぬいぐるみに」


 はやり嫌味を交え、ツンツンとして答え続けるぬいぐるみにミハイルが呆れて言うが、その言葉を受けても特に気にする様子はなく、クールな態度のまま返答があった。


「別に。あなた方に信頼してもらいたいだなんて最初から思っておりません。それに、あなた方が知りたい情報を持っているのは私です。こちらが下手に出る必要はないですので」


 一貫して冷たい態度のぬいぐるみにどう対処していいかわからず半笑いになっていると、アムールがツンツンと俺の頬を突いて言った。


「ご主人様、このぬいぐるみが言っていることは本当ですよ。善の基準はわかりませんが、少なくともあの少女と比較しても精神面では安定していますし、敵意は感じますが嫌悪レベル。危険性は低いです。嘘をついている様子もありません」


 大きい瞳をカチカチと鳴らしながらアムールはぬいぐるみを更に深く分析した。なるほど、つまり危険性は低いということか。


「……なあ、何でそんなに不機嫌と言うか喧嘩腰なんだ。俺たち、お前とは初対面だよな?」


 フィニィの本体である負の側面とは何度も対峙し、言葉を交わしてきたが善なる魂とやらの側面と言葉を交わすのは初めてなはずだ。


 しかし、俺たちへの言動と態度はかなり辛らつだ。本体ほどではないがアムールが言う様に嫌悪感だけは痛いぐらいに伝わって来る。と言うか嫌悪の感情が刺さりすぎて、気まずいを通り越して痛いぐらいである。


 このままツンツンされ続けると場の空気も悪くなるし、その内ミハイルとか聖とか気の短い組と喧嘩が勃発しそうな気配がしたので、今後の安寧のために冷たい態度を取り続ける理由を聞くことにした。


「そんなの、当然です。いくら精神が善とは言え、私は間違いなくフィニィの魂を持つ者。長様の命を奪った奴とそれに加担する連中に礼節を重んじられるわけがないです」


 ぬいぐるみは厳しく淡々と言い放った後、俺をジトリと睨んでプイッと顔を逸らした。うわ、めっちゃ嫌うじゃん。反抗期の子供かよ。


 精神的に疲れ始め、考えることと気を遣うことを放棄しそうになっている俺とは違い、ぬいぐるみの言葉を聞いたシュティレが複雑な表情で唸った。


「なるほど。元は1つの魂が分かたれた存在であるから、価値観や考え方は同一なのだな」


「そうですね……素直に仲良く、は難しそうです」


 つっけんどんなぬいぐるみの態度を見て、シルマも苦笑いを浮かべていた。聖も複雑そうな声色で頷いた。


『うん、そうだね。こっちの魂の方が話しやすくはあるけど、冷静な態度で露骨に嫌悪をぶつけられるとイラッとするけど』


「イラッとするな。落ち着け」


 先ほど馬鹿にされた様な言葉をぶつけられた言葉を根に持っている聖を宥めつつ、俺はここまでの話を頑張って頭の中でまとめる。


 ざっくり言ってしまえば、目の前にいるぬいぐるみと今現在も捕虜部屋にいる少女もフィニィで間違いないということか。うむむ、シルマの言う通り前途多難な気配がするぞ。


「本当に、本当に()()()フィニィなのか」


 ぬいぐるみのツンとした態度に仲間たちが戸惑を見せる中、アンフィニだけは不安と嬉しさに滲む視線を送っていた。ぬいぐるみはゆっくりと顔をアンフィニの方へ向け、はにかんだ。


 いや、ぬいぐるみなので厳密に言えば表情はないのだが、はにかんでいる様に見えた。完全に心を許している優しく愛おしそうな表情だった。さっきまでの刺々しい態度が嘘の様だ。


「はい、そうですよ。お会いしとうございました。お兄様」


「フィニィっ」


 感極まったアンフィニがウサギのぬいぐるみに抱きついた。アンフィニの体もぬいぐるみだ。短い他を懸命に伸ばしてできる限り力強く抱きしめる。


 ウサギのぬいぐるみのは体を拘束されたままなので抱きしめ返すことは叶わないが、抵抗することもなく、寧ろ幸せそうに兄の抱擁を受け入れていた。


『美しい兄妹愛だねぇ。心が洗われるよ』


「ああ、そうだな」


 俺たちはアンフィニとフィニィの過去を聞かせてもらっていたし、互いを大切な存在だと想い合っていることも知っている。


 しかし、その想いとは裏腹にお互いの信念があまりにも相いれないもの過ぎて、なかなか話し合いができずに今日まで来てしまったアンフィニの苦労や辛さも見て来た。だからこそ、目の前の光景はアンフィニにとっては待ち望んだのもなのだろうが……。


『本当に良かったとは思うけど、シリアスさには欠けるよね。画的に』


「ああ、そうだな……」


 小声で囁く聖に俺は数秒間と同じセリフでニュアンスを変えて頷いた。だって、クマのぬいぐるみとウサギのぬいぐるみの抱擁とかファンシーにもほどがあるだろ。兄妹が解りあえた感動な場面なのに愛らしい丸モコフォルムのせいで寧ろ和むわ。


 この状況でこんなことを思うのは不謹慎かもしれない、いや、不謹慎何だろうけど思っちゃったんだよ。許して。


「お兄様、ごめんなさい。私の本体がたくさんひどいことを言ってお兄様を気つけてしまって。本当は、お兄様の声にきちんと耳を傾けたいと言う気持ちはあったのですが、それ以上に負の感情が暴走してしまい、()ではどうすることもできませんでした」


 申し訳なさそうに言葉を紡ぐぬいぐるみから体を離し、アンフィニはゆっくりと首を横に振った。


「いや、いいんだ。少しでも話し合いに応じてくれる気持ちがあったのなら、それだけで嬉しい」


「そう言ってもらえると嬉しいです。お兄様」


 お互いを見つめて笑い合い、すっかり2人の世界になってしまった空間に入るのは非常に躊躇われたが、このまま話に進展がないのは非常に困るので、意を決して間に入る。


「あー、その。兄妹の話を邪魔して悪いが、そろそろ話の続きをさせてもらえないか。あとからいくらでも家族水入らずの時間を作ってもらってもいいから」


 頑張って声をかけたのだが、和やかだった兄妹の空気が突然静まり返り、2つのぬいぐるみに同時に睨まれてしまったのでちょっとだけ己の行動を後悔した。


「フィニィ、こいつらは復讐に囚われるお前を救出するために俺に協力してくれた奴らなんだ。俺たちの仇の関係者であることには間違いないが、悪い奴らじゃないんだ。だから、話を聞いてやってくれないか」


 ビクビクしながら2人の反応を待っていると、アンフィニィが盛大な溜息をついた後、ぬいぐるみにそう願い出てくれた。俺たちのことをフォローするようなことまで言ってくれたのでなんかちょっと感動した。


「お兄様がそう言うなら、話してあげないこともないです。ネトワイエ教団と私の本体をどうにかするかっていうのも問題として残っていますし、仕方がないですね」


 はあ、と短く溜息をついてウサギのぬいぐるみは顔を上げた。仕方がないと言いたげで、全く納得していない表情だったが、話す気になってくれたのであればとりあえずそれでいい。


「そっか、ありがとね!でもごめんね~。念のため拘束は解いてあげられないから勘弁して。それでも話してもらえる?」


「別に構いません。本体と違い、私の体はぬいぐるみです。特に痛覚はありません。少々動きづらいですが、話をする分には支障はございません」


 エクラが御礼の言葉を口にしつつ、合わせた両手を顔の前まで持ってきて謝罪のジェスチャーで改めて確認すると、淡々とした了承の言葉が帰って来た。


 拘束を解かないのは恐らくまだぬいぐるみが信用されていないから。しかし、それを気にせず、素直に受け入れるところを見ると、この“善なるフィニィの魂”本体と比べると中々寛容だ。


『それじゃあ、今から質問タイムといこうか。アストライオス、ライアーはまだここには辿り着きそうにない?』


「ああ、ワシの未来視ではこの話合いは滞りなく終わるぞ。安心して話すがよい」


 念のためと確認した聖にアストライオスさんは穏やかに頷いた。とりあえず襲撃の心配がないのであれば安心だ。少なくとも焦る必要がないことが分かったので、この機会に色々と質問したい。


 ……したいけど何から話せばいいんだ。聞きたいことが多すぎて何から聞けばいいか全くわからないぞ。


 みんなも同じ気持ちなのろう。質問を頭の中で整理している真っ最中で、唸りながら黙り込んでいる。


「それでは、まずは私からだ。いいか」


「はい、どうぞ」


 真っ先に手を上げたのはシュティレだ。ぬいぐるみは澄ました顔で頷いた。シュティレは「ありがとう」と律義に礼を言ってから口を開く。


「申し訳ないが、正直なところ私はまだあなたがあの少女の半身であることを疑っている。性格と態度に差がありすぎるからな。魂が別れただけで性格に差はでるのものなのか。そもそも“善なる魂”が存在する理屈を教えていただきたい」


 キビキビと質問するシュティレを「すごいな~」とアホな感想を持ちながら眺めていることしかできない自分が情けない。だって、マジで質問がまとまらねぇんだもん。


「疑うのは勝手ですので、好きに思って頂いて構いません。その質問に答えるとするならば、そうですね。ネトワイエ教団によって魂を分けられた際に抽出されたのが善の魂である私と言う回答が適切でしょうか」


 ぬいぐるみは淡々としながらも質問の趣旨にはしっかりと答えた。俺たちを嫌悪している割にはきちんと向き合ってくれている様で安心した。


『抽出?なに、意図的に善の魂を抜かれたってこと?』


 言葉に引っ掛かりを覚えた聖がシュティレの質問に続く形で言うとぬいぐるみはやはり淡々と頷いた。


「はい。私の憶測なので断言はできませんが、状況から考えて間違いないかと」


「何故、意図的に善性を抜かれる必要があるのですか?」


 シルマがおずおずと聞くとぬいぐるみは間を置いてから落ち着いた様子でゆっくりと答えた。


「本体に負の感情だけを残すことによって、より強く完璧な人工魔術師を創るためです」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


聖「次回予告!ついに語られるネトワイエ教団の素性。謎のベールに包まれたその全貌がついに暴かれる。愛らしいウサギのぬいぐるみから紡がれる、重く真っ黒な背景にクロケルたちは向き合い、立ち向かうことはできるのか」


クロケル「やっとネトワイエ教団とライアーの情報が手に入るかもしれないってことか。なんか緊張して来たな」


聖「次回、レアリティは最高ランクだが素材がないのでレベル1 第104『暴かれるネトワイエ教団の真実』組織情報だけじゃなくて弱点何かも掴めたらいいんだけど」


クロケル「なあ……お前、一応世界を見守ってるんだろ。結構大事になってる気がするけど、まだ長として手を貸す気はないわけ?」


聖「うーん、まだ世界の危機って言うよりは暗躍だし、個人の力で早期発見・殲滅できそうだからダメかな」


クロケル「世界の危機の判断基準って何なんだよ」




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