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第102話 未来を選択せよ、避けられぬノブレスオブリージュ

この度もお読み頂きまして誠にありがとうございます。


ソシャゲをやっているとフレンド申請が来たりしますよね。私も申請を頂いたことはあるんですが、私は基本やり込み型ではなく、エンジョイ勢なのでレベルはMAXにしていても細かいパラメターまでは推しを除いてあまり触らないんですよ。成長素材を集めるのは面倒だし(本音)


でもね頂くんですよ、フレンド申請。ご新規さんならまだ分かるんですよ。サポ欄に最高レアを置いてるからだろうなぁ。って思うんですけど、玄人の方から来るとビビりますよね。フレポ目当てなのかな、とも思わなくもないですか。雑魚なのを見抜かれているだけなのかもしれません。


でも新規さんでも玄人さんでもフレンドが増えるのは個人的に嬉しいです。しかし自分からは決して申請しない(できない)チキン野郎なのです。悲しみ。


本日もどうそよろしくお願いいたします。


「えっ、あたし?マジで、あたし人質になるの?」


 誰も思いもしなかったアストライオスさんの言葉に、名指しをされたエクラがクッキーを食べよう皿に手を伸ばしていた状態で固まり、目を丸くして驚いていた。


 アストライオスさんは申し訳なさげに目を逸らしながらも頷き、淡々と自分が視た未来を語る。


「ああ。お前がワシの唯一の弱点であることは敵さんも分かっている様でな。お前が戦いに参加すれば必ずお前は人質となり、ワシは動きを鈍らせられてしまう。故に、お前にはこの宮殿で待機して欲しいのじゃが……」


 アストライオスさんは一拍開けた後「それでもお前はこやつらを助けるためについてくるのじゃろう?」と心の底から心配する視線をエクラに送りながらも半ば諦めた口調で確認をした。


 その確認に対し、エクラは少しだけ躊躇いを見せた。トレードマークの明るい笑顔は影を落とし、悲しいような、傷ついたような表情を浮かべて視線を下に落としていた。


 それもそうだ。近い未来に人質になり、アストライオスさんの足を引っ張る立場になると宣言されてしまったのだから。


 しかし、エクラがそんな表情をしていたのは一瞬だった。俺たちの視線を集めていた彼女がパッと顔を上げ、勝気な表情で首を縦に振った。


「うん、そうだね。危険があったとしても、あたしはクロケルさんたちに協力するって決めたんだもん。何があってもついていくつもり。と言うか、みんなが危険な戦いに参加するのにあたしだけ安全圏でお留守番は嫌だし」


「お前ならそう言うと思っていたよ、と言うかそう発言すると言う未来は視えていた」


 エクラからのはっきりとした肯定を受けてアストライオスさんは盛大に溜息をついてそう言った。


「しかし、エクラ殿が人質になることが現状で分かっているのであれば、リスクを考えても回避した方が良いだろう。アストライオス殿、その状況はどうしても回避できないのですか」


 シュティレが冷静にアストライオスさんに問いかけると唸った返事の後に顎髭を触り、渋い表情のまま自らが視た未来を語る。


「ワシが視た範囲だと、エクラが参戦する限り回避は困難じゃ」


「あの、因みにアストライオスさんが視た未来での勝敗ってどうなるんですか」


 エクラが人質になってしまう未来は避けたいと思うが、それ以上に気になるのが戦いの結末だ。


 特に人質となってしまった、エクラの安否も気になる。アストライオスさんの様子は落ちついているし、最悪の結末ではなさそうだ……とは思いたい。恐る恐る紡がれた俺の質問にアストライオスさんが極めて落ち着いた状態で答える。


「結論から言えば、犠牲は出るが成果のある引き分け、と言ったおころかのう」


「犠牲が出るけど、成果がある引き分け……」


 何か引っかかる様でもったいぶった言い方をされたが、何故だか心の奥がモヤッとした。体もぞわぞわする。その場の全員がアストライオスさんの言葉の続きを待つ。そして、その続きが淡々と紡がれる。


「このまま行けばエクラが人質になった場合、孫を立てにされてしまったワシは負けるが、エクラは無傷で解放される。その辺りは敵も紳士的だと思ってやってもいい」


「ちょっと待って下さい。アストライオスさんが負けてエクラが無傷で解放ってまさかっ」


 さらっと敗北宣言をされたが、何か嫌な予感がする。だって人質が無事に解放された上での「負け」とはつまり……。


「ああ、お前さんが思っている通りじゃ。ワシはエクラを守るために敵に命を奪われる」


 アストライオスさんはその運命を受け入れてもいいと言う様に平然と言った。その様子を見てエクラが首を勢いよく左右に振り、声を荒げる。


「そんな結末、絶対にダメ!」


 勢いよく机を叩いたせいでティーカップの中の紅茶が零れはしなかったが、カップから溢れ出そうになるギリギリで揺れる。突然机に与えられた衝撃にクッキーを食べていたシュバルツがビクリと肩を震わせる。


 エクラはアストライオスさんを睨んでいたが、怒った様な態度を取る気持ちはわかる。自分のせいで身内の命が奪われる可能性がある未来を簡単に受け入れているアストライオスさんが許せなかったのだろう。

 

 可愛い孫に心配と怒りが混じった視線を浴びていることは感じているはずだが、アストライオスさんは穏やかに返した。


「じゃが、お前は救われる。そして、ワシの死がきっかけでお前の星の一族としての力が解放され、敵を倒すまではいかぬが退けることには成功するぞ」


「あたしが覚醒して、敵を退けることが出来てもおじいちゃんがいなくなったら意味ないじゃん!ダメ、却下。私のせいでおじいちゃんが犠牲になる必要なんてないんだよ」


「ワシから言わせてもらえばお前こそこの件に係わらなければお前が命の危険に晒されることはないのじゃから、大人しくして欲しいのじゃがのう」


 きつい口調で咎めるエクラに負けず劣らすきつめに諭す口調でアストライオスさんが返し、2人の間に一瞬だけ火花が散る。


「だめ!喧嘩ダメです!お互いに大事だからこの状況に苛立つのは分かるけど、そう言う系の擦れ違いは尾を引いちゃうから喧嘩はNOですよ、2人とも」


 家族同士で想い合うのは素晴らしいことだが、今は味方同士でイザコザを起こしている場合ではない。それにわだかまりがあっては戦闘に支障が出る。そう思った俺は険悪ムードが深まる前に全力でその空気を振り払いにかかった。


「あの、敵からエクラさんを守りながら戦うと言うのはいかがでしょうか」


 エクラがおずおずと提案する。自信なさげな発言だったがそれはアリな戦法だと同意頷きかけたその時、アストライオスさんが首を横に振って否定の言葉を口にした。


「それは方法としてはありだろうが、それをしてしまうと本来の戦いが疎かになってあの少女を連れらされてしまう未来になる」


『ええっ、なんで?あの子を保護している部屋って魔術セキュリティはしっかりしてるんでしょ。なんでこっちが守りに入っただけで奪還されちゃうの』


 この場の誰よりも早く聖が疑問を口にした。現在、フィニィを保護している部屋はそこまでの道のりを含め、複雑かつ強力な魔術が施されており、簡単に脱走や侵入ができないと説明したのは他でもないアストライオスさんだ。


 過去の発言と矛盾する未来視にみんなが意味が分からないと首を傾げる中、静かで淡々とした言葉は続く。


「簡単にってしまえば隙を突かれる、と言う奴じゃな。確かに捕虜部屋には星の一族直伝の強力な魔術が施されておるが、100パーセント強固かと聞かれるとそうではない。それなりの実力を持ち合わせている者ならば時間さえあれば突破できる可能性はある」


「そ、そんな」


 アストライオスさんの言葉に驚愕する。しかし、俺が驚いたのは捕虜部屋に施された魔術が完璧ではなく、突破される可能性があることに対してではない。


 星の一族かつこの国を治める最強とも称される魔術師であるアストライオスさんがそれを懸念していると言うことは、ライアーにはその実力があると言うことだし、彼が視えている未来ではそうなると言うことを示していることに驚きと絶望を覚えたのだ。


「ライアー……マジで何者なんだ」


 出会ってから今に至るまで、その素性も実力も全く分からないと言うバトルものやRPGものにおいて鉄板の存在だがそう言いう奴って大概ヤバいからな。側近だと思っていたら秦のラスボスだったとかそう言うタイプ。


 と言うか、フィニィが世界の滅びと聖たち神子一行の命を奪いたがる理由は何となくわかるけど、ライアーの目的ってちょっとふわふわしているよな。


 この世界をリセットする目的でネトワイエ教団を創り上げたみたいだけど、なんでライアーは世界の滅びを望んでいるんだ?


 今までは「怖い」と言う思いが先行して気にも留めていなかったが、いざ冷静にライアーと言う存在のことを考えてみると、疑問な点はたくさんある。


「その通り。敵が何者か分からないワシの未来視でも分からん以上、成す術なくこのまま未来を受け入れるとするならば、ワシは孫の命を守る未来を優先するぞ」


 俺の中でライアーの謎と疑問が払拭されないまま、アストライオスさんは俺たちに鋭い眼差しを向けて締めくくった。


『それはどう言う意味?自分の命と引き換えにエクラちゃんを守る未来を受け入れるってこと?それとも、みんなでエクラちゃんを守る戦法を選んで、せっかく保護したあの子を逃がす方を選ぶってこと?』


 色々な意味合いが含まれていそうなアストライオスさんの重みと威圧がある言葉に聖が強気で質問して行く。


 明らかにこちらを威圧しているアストライオスさんにそんな態度で向かっていけるなんて、流石は世界を救った仲間同士でこの世界の長である。精神構造が半端ない。


「さあ、それは状況によるかのう。ワシはもう年じゃ、命など惜しくはない。しかし、可愛い孫を置いて逝くのは忍びない。だったら、自分とは無関係な捕虜の1人や2人連れ戻された方がワシ個人としては徳じゃと思ってはおる」


「……」


 どちらとも取れないその言い方に俺はもちろんのこと、先ほどまで強気に向かっていた聖も、アストライオスさんが俺たちに突き放す様な態度を取った時に必ず間に入って咎めていたエクラも、その他の仲間たちも無言になってしまった。


 こればかりは俺たちに発言する権利はない。だって、2つある未来の内の片方はアストライオスさんは命を落とすのだ。フィニィをライアーに連れ去られない様に犠牲になれなんて言えないし、もちろんエクラが人質になることも避けたい。


「本来守らなくてもいい者を守ればこちらの目的は失われ、こちらの目的を貫けば犠牲が出るわけか。はっ、まさにノブレスオブリージュだな。立派なこった」


 全員が口を噤む中、ミハイルがいつもと変わらずあえて空気を読まずに吐き捨てる様に嫌味を放つ。


「で、でもエクラさんが人質になることも、アストライオスが犠牲になることも、フィニィさんが連れ戻されてしまう避けるべきです。いえ、避けたいです」


 ミハイルのせいで重さが悪化した空気を振り払う様にシルマが戸惑いがちに、しかし力強く述べる。そんなシルマを見てアストライオスさんが苦笑いを浮かべた。


「お前さん、大人しそうなのに欲張りじゃのう。じゃが、先に述べた2つ以外にも未来はある。故に、方法はなくもないぞ」


「え、そうなんですか!?どんな方法なんです」


『方法があるんだったら早く教えてよ』


 てっきり八方塞がりだと思っていたのでまだ希望はあること知り、俺たちは思わず前のめりになる。


 シュティレもエクラも、そしてアンフィニも影を落としていた表情がほんの少し期待の色に変わり、少し緊張した様子でアストライオスさんの言葉を待つ。


 シュバルツはいつもの様に状況を理解できていない様子だったが空気は読めるのでクッキーをむさぼのを一旦やめていた。偉い。


 ミハイルはトゲのある言葉を吐くだけ吐いておいていざ話が良い方向へ進み始めると何事もなかった様に毛づくろいをしていたので若干、否もの凄くイラッとした。


 期待と戸惑いの視線を集める中、アストライオスさんはシルマを意味ありげに見据えて言った。


「この戦いは終わらせようと思えば一瞬で終わる。どこかの誰かが本気を出せばの話だがな」


「ふぇっ」


 アストライオスさんから視線を受けたシルマから変な悲鳴が漏れる。どうやら突然の名指しにかなり動揺しているようだ。


 そうか、アストライオスさんは未来視ができるから、視た未来によってはシルマのポテンシャルも分かるのか。予知ではないから全てが見通せるわけではないと言っていたが、やっぱり先が分かるって怖い。秘密も何もあったものではない。


「どこかの誰かが本気を出せば未来は最悪な未来は覆ると言うことか。その“誰か”とは誰なんですか。ここの中にいる誰かなのですか」


 真面目なシュティレがアストライオスさんの言葉にいち早く反応し“誰か”を探してキョロキョロと辺りを見回した。


「あ、アストライオスさんっ」


 俺とシルマが抱える最大の秘密が暴露されそうだったので、冷や汗ダラダラで今ここでそれを言ってはダメですっ、と小声でアストライオスさんを止めると「わかっておるわ」と小声で来た。


「残念ながら“誰か”の正体を伝えることはできん。その誰かは諸事情で本気を出したくないようじゃからのう。状況を鑑みて心変わりでもしてくれれば話は別じゃが」


 どうやら“秘密”のことも見通しているアストライオスさんは言葉を濁した。シルマが本気を出さないとわかっているんだったらその事情は内に秘めておいてくれよ。なんで一旦期待と希望を持たせるような素振りみせたんだ。ぬか喜びな上に心臓に悪いわ!


『まあ、彼なりにシルマちゃんに遠回しに頼んでるんだよ。“本気を出して”って』


「なるほど……シルマ、どうだ。本気は出せそうか」


「う、うううう。まだちょっと嫌かもですっ」


 俺の問いをシルマは首をブンブンと横に振って否定した。正直、シルマのこう言うところが分からない。


 だって、シルマが自分の実力を隠したいのは強いことが世間にばれて評価されてしまえば強者として難しいクエストが舞い込んできて、死と隣り合わせの生活を送ることになるからだ。つまり、安全に生きたい、死にたくないと言う思いがあると言うこと。


「うん、シルマ。よく考えようか。この戦いに勝てなかっても死ぬんじゃねぇか?だったら、いっそ力を開放した方がお前の未来は確約される気がするが」


 いつまでも実力を出し渋るシルマをなるべく優しい口調で諭してみたが、やはりシルマは首を縦に振ることなく、不安げな表情のまま固まっていた。


「実力を開放するのも怖いのですが、主戦力として前線に立つのも怖いのです。戦いの中心にいればいるほど死亡率もあがりますし……今までの様に後方支援ならまだ……」


 シルマはごにょごにょと申し訳なさそうに言い訳をしていたが、いつもシルマに補助してもらっている俺に彼女を咎めたり責めたりする権利はない。


 それに死にたくないから戦いから逃げるのは俺も同じだ。シルマの気持ちは痛いほどわかるし、強くても、戦うのを嫌がる小柄な女の子を最前線に立たせるのも躊躇われる。


「どうかしたのか、2人とも。先ほどから何をこそこそ話しているのだ」


 みんなには内緒の話であるため、頭を突き合わせて話し合う俺たちを不審に思ったのかシュティレがキョトンとして覗き込んでくる。


「むー、事情は知りませんが内緒話のようですよ。なんだか妬けちゃいますっ」


 俺の肩が定位置のアムールは会話は聞こえていても俺たちが抱える事情は全く知らないため、話についてこられず、不満そうにむくれていた。


「内緒話?まさか、お前たちアストライオス殿が言う“誰か”に心当たりでもあるのか」


 シュティレの眉間にギュッと皺が寄る。心当たりどころか誰かさんここにいますから。でもバレるわけにはいかねぇ……!!疑わしげな視線を送られ、俺の心臓が焦りと緊張からクッとなって喉がヒュンッと音を立てた。


「な、内緒話じゃないぞ!ほら、俺たちライアーと戦ったことがあるからさ、何か突破口が見いだせないか相談してたんだ。な、シルマ」


「は、はい!“誰か”に心当たりがない以上、自分たちで何とかしないといけないので作戦会議です!みなさんをほったらかしにして始めたのは謝ります。ごめんなさいっ」


 俺とシルマは言葉を詰まらせながら同時に首を勢いよく左右に動かして必死で、懸命に誤魔化した。そんな俺たちをみてアムールがあれっと首を傾げる。


「うむむ?そんな話じゃなかったような……」


「アムール!ずっと肩に乗って疲れただろう。俺の掌に移動していいぞ。エクラのクッキーも俺と半分こしようか!」


 純粋に余計なことを言いそうだったので俺は慌てて誤魔化しにかかった。頼む、これで気が逸れてくれ。そう願いながらアムールが喜びそうな言葉をチョイスする。


「わー、ご主人様と半分こですか。嬉しいです、クッキー頂きますー」


 秒速で気が逸れたアムールは俺の肩から掌に飛び降り、上機嫌で座った。クッキーをひとつまみし、それを半分に割ってにこにこと待機するアムールに差し出す。小さな両手を差し出して半分になってるクッキーを幸せそうに頬張るアムールの姿を確認してホッと息をついた。


「……うむ、クロケル殿たちの言うことは理解できる。未来はどうあれ、戦いを有利に進めるにはやはり敵を分析するのが一番だからな。敵が攻めて来るまでの間、もう一度、ライアーについてみんなで考えようではないか」


 俺たちの苦し紛れの誤魔化しにシュティレは少しだけ納得していない様子だったが、目先の意味不明な疑問よりも近くまで迫っている戦いを優先してくれたシュティレの器の大きさと騎士精神に感謝したその時、ここにいる仲間の誰のものでもない声が響いた。


「ライアーは怖いヒトですよ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


聖「次回予告!突如響いた謎の声、その正体は一体誰なのか。そしてライアー戦に備えて何か対策を練ることはできるのか……運命を変えるため、クロケルたちは動き出すっ」


クロケル「俺たちは何回運命に立ち向かって何回運命を変えないといけないんだ。波乱万丈ずぎるだろ」


聖「次回、レアリティは最高ランクだが素材がないのでレベル1第103『兄妹の邂逅』でも、人生って選択の連続なんだねぇ。言葉は重いけど、運命ってそこかしこに転がってるもんなんだねぇ」


クロケル「転がって欲しくなかった。こんなに選択肢に慎重になることなんてゲームでもなかったし、疲れることはなかったし、辛い……」


聖「攻略サイトもないし、セーブポイントもないからね。人生は一度きりだし」


クロケル「だからこそ、後悔はしても間違いがあっちゃいけねぇんだよ」


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