表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/18

第12話 大決戦!マリシャル諸島沖海戦

世界歴1875年5月27日マリシャル諸島付近……


異空間《仮想空間》にて現実時間100時間、空間内時間500時間にも及ぶ大訓練を終え、マリシャル諸島にて艦隊行動訓練中にダニーポ帝国の駆逐艦に遭遇、戦艦敷島からの過剰砲撃とも言える40口径30.5cm連装砲2基の主砲砲撃を受け、全弾命中し、爆沈した。


この時の戦隊配置

旗艦:薩摩

戦艦:敷島 朝日 初瀬 三笠 薩摩 安芸

巡洋艦:和泉 千代田 秋津洲1 須磨 明石1 新高 対馬 音羽

駆逐艦:10隻


翌日、巡洋艦和泉がダニーポ帝国の艦隊を発見した。


                  通信元 旗艦 戦艦薩摩

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

という報告を俺は、ハルミントン領ではなく王城で聞いた。

すでに戦闘が始まっている気がする……

まずは、エリュージョン王国女王に報告しに行くか……


「〜〜〜というわけです」


「ほう、もう王都の近くまでに帝国の艦隊が来てるのだな?」


「はい、報告では、戦艦8隻、巡洋艦6隻、駆逐艦15隻、強襲上陸艦5隻と来ております」


「なかなかの大艦隊じゃの」


「そこで我が海軍に攻撃命令をして欲しいということです」


「ふむ、良いじゃろう。ハルミントン海軍攻撃開始せよ!」


「はっ!」


「……我に攻撃命令を出させたのだから後で美味しいものを渡せよ♪」


「そのくらいお安い御用です」


ちょっと前に女王様にチョコレートを渡したのが運の尽きだったのか…

そのおかげでかなり気に入られているけどな。


「ユート!」


「あ、お姉ちゃん」


洗礼式の時に後ろからきたディアーナお姉ちゃんだ。

お姉ちゃんは王城で女王様の側近なのでよく会う。


「ここでは、お姉ちゃんはやめてって何回言ったらわかるの!?」


「ごめんごめん、お姉ちゃん」


「はぁ、早く艦隊に指示出してきな」


「うん!行ってくる!」


「……まだ10歳なのに大仕事を背負ってるよ……」


「あいつの凄いところは部下想いなところだな」


「そうですね」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


旗艦 戦艦薩摩艦上……


「まだ攻撃命令は出ないのか!?」


「はい、おそらく国王陛下に許可をもらっているかと‥…」


「お待たせ〜」


「御子息様!?なぜここに!?」


「え?空間転移でここに来ただけだけど」


「……」


「それで攻撃命令は?」


「あ、『ハルミントン海軍に告ぐ。帝国海軍を壊滅せよ。取り逃がした場合、王城が艦砲射撃によってなくなると思え。』以上。」


俺は、そう薩摩艦長に告げる。


「よっしゃー!やったるでー!全艦10000mから砲撃せよ!」


「はい!」


「あ、13000mからでいいよ」


「え?でも10000mからの方が命中率が高くなりますが」


「10000mだと近い。相手も射程に入っていると考えていい」


「なるほど。それじゃあ、全艦に13000mから砲撃開始と通達せい!」


「わかりました!」


と言って通信兵が通信室に向かった。


「敵艦まであと何mだ?」


と俺は聞いた。


「あと20000mです。砲撃開始まで7000m」


「機関最大戦速」


「最大戦速」


戦艦6隻vs戦艦8隻の砲撃戦が行われようとしている……


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ