第9話 騎士団の装備を一新する
ユートは、起きたら執務室にいる父さんと一緒に騎士団の舎に向かった。
ただ、起きてから父さんの執務室に向かうと
「ユート、うちの騎士団を来るべき帝国との戦争に勝てるようにしてくれないか?」
と言ってきたので、
「うーん……そういえばなんでもしていいんだったけ?」
「人という範囲でな」
なんか釘を刺された。
「じゃあ前世のオタクの知識を生かして……」
「ん?前世とは?」
「あ……」
という感じでポロッと漏らした一言で転生者ということがバレたので前世のことをいろいろ聞かれ、ついでにこの世界のエリュージョン王国が把握している国を教えてもらい、スキルにある解析眼と創造魔法を合わせたスキルで調べると、帝国より海を渡ってずーっといったところにある黒エルフ王国、シーナ王国、オーロ魔法帝国の方が恐ろしいことがわかった。
「ふむ……いっそのことユートが国王になってくれたらいいのにな……」
とぼやいていた。
「それじゃあどんどん帝国をボコボコにする戦車や飛行機を作って騎士団の人に訓練してもらいましょう!」
という感じでとんとん拍子にいろいろ決まっていった。
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〜神界〜
「創造神様?なんで世界に影響を与えているんですか!?」
「すまんすまん……早くしないと王国が滅びるのでの」
「それはそうですけど……基本的に世界には干渉しないという掟があるじゃないですか!!」
「掟は破るためにある」
「かっこいいことを言ったつもりでも全然かっこよくないですよ!外見でもおじいちゃんなのにボケたら最悪世界が滅びる!!」
「まぁ、この私が消えたらあのユートが最高神の立場になるがな」
「あれ?生命神である私は?」
「ずっと支店長クラスのままじゃろうな」
「そんな〜!!!!」
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神界でこのような言い争い?が起こっている頃……ユートは創造魔法で全世界辞典を作りあげ、設計図から大砲、銃、戦車、飛行機を作ったり、ハルミントンの私有海軍で日露戦争時代の戦艦《三笠など》を作りあげ仮想空間《異空間》で訓練をさせ、訓練をし始めて1ヶ月後バケモノ部隊が出来上がった。