ゆごす手鞠唄
この唄は**県***村に伝わっていた手鞠唄の歌詞である。
村に伝わる昔話を元に作られたとされるが、定かでは無い。
***村は昭和後期に廃村になった後、2005年の平成の大合併で地名も消失しており、唄に出てくる“お山”がどの山を指すのかも今では不明である。
なお、方言はあえて一部を残して記載している。
1:村の外れの和尚さんが 星が落ちたと言い出した
村長さんが止めても聞きもせず 星を探しに山の中
ついにお山で物の化に逢って 見事正気が 飛んでった
お山にいるのは何じゃろな カニか キノコか コウモリか
味噌はやらぬぞ 飛んでいけ
2:箍の外れた和尚さんが 星へ行ごすと言い出した
村長さんが止めても聞きもせず 山に積んだる青い石
ついに己のお味噌を持って 見事お星へ 飛んでった
お山にいるのは何じゃろな カニか キノコか コウモリか
味噌はやらぬぞ 飛んでいけ
さらば一貫貸しました