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流浪の魔王初日。

城内のホールには深くて重い空気が漂う。

誰も言わないが解散的な流れがこの空間を支配している。

エリアスはそそくさと荷物をまとめコニも丁寧に辞表を書き始めた。

どうしよう…みんなを止める手立てが思いつかない。

気持ちだけが焦るけどそれすら言葉に出てこない。


「みなさん待ってください」

静寂を破るようにその声が城のホールに響いた。

「ふ…ふふふ…皆さん全ての問題を一気に解決する妙案がありますよ」

その声の主はいつの間にか復活していたダニエル君だった。

全員の視線がダニエル君に集まる。


「僕、思いついたんです。

レミィさん魔王なんですから手っ取り早く世界征服すれば問題解決じゃないですか?

世界の富を独り占めにしちゃぇば借金なんてすぐに返せますし、ついでに野望達成みたいな…」

「いい事言ったダニエル君!私そういう意見を求めていたのよ!」

魔王として目指している事を改めて他人の口を借りて代弁してもらっている気分だけど、私は取りあえずそのセリフに乗っかってみる。


「でも、この城から今日中に出なきゃいけないんでしょ?

住所不定の魔王じゃ大変じゃないかしら…おまけに言い辛いけど…私達お給料貰えるの?」

コニが痛いところをついてくる。

「えーと…」私は言葉に詰まった。

確かにそうだ、ただで働いてって言う訳にもいかないし…。

「それも問題無しです!」

再びダニエル君が胸を張って答えた。


「とりあえず3日間は野宿になりますが、まず手っ取り早く3日後に対決予定の勇者を倒してそいつらから金を奪いましょう。

その勇者が各地の魔王を倒しているのならそれなりにお金もあるはずです。

なんといっても300人の勇者を仲間にするには相当な維持費が必要なはずですから。

ついでに名を上げる機会も得られるのではないでしょうか?

魔王組合ですら手をこまねいている相手なら尚更おいしい相手と言えるでしょう!

今や有名な大魔王の一人『賊王のバルド』さんは10年前まで住所不定無職の魔王だったんですよ。

それが今や超有名人じゃないですか?みなさんそれに続いてみませんか?!

レミィさんだって今は何も無い、むしろ借金があるマイナスだらけの魔王ですけどもしかしたらすごい人になるかもしれないじゃないですか!

特に魔王でも珍しいネクロマンサーとしての能力もあるんですし…僕達のようなアンデットには最高の魔王になると思います」

一気に喋って疲れたのかダビエル君の姿がすっと薄くなる。


「それでもし全然ダメだったらどうするつもり?」エリアスが身も蓋も無い事を言う。

「そしたら見捨てればいいじゃないですか、僕達の寿命だったら10年程度すぐだと思いますよ」

何となくひどい扱いの様な気分だけどここはぐっと我慢。

「そうだよエリアスあんた勇者ぶっ殺す!なんて息巻いていたじゃない。

まず勇者倒してからその後の事考えても良くない?もしかして勇者が300人もいる事に怖くなったの?」私はエリアスのプライドを刺激してみる。


「あほんだらぁー!!!何が怖いんじゃ!」エリアス腰の入ったパンチが私に炸裂する。

「ふふふ…ふ…いいパンチしてるじゃない…それを勇者にお見舞いしてやればいいのよ」

殴られた衝撃で壁にぶつかりよろよろしながらも私はエリアスを煽る。

だが単純なエリアスはこれでOK。

そしてコニは流されやすい性格をここで利用する。

「コニ3人ともとりあえず勇者を倒す事にしたけどあなたはどうする?」

私は多数決で決まっちゃいました的な流れを作る。

「え…と…じゃあ…私も…」本当はNOと言いたいところなんだろうけどそれが言えない性格のコニ。


「じゃあ決まりだね!」脆くて曖昧な4人の結束を取りあえず固める言葉を続ける。

とにかくみんなが冷静に物事を考えちゃう前に事を進めるのがよさそうだ。

私は借金返済と世界征服の為、エリアスは勇者に復讐の為、コニは何となく流されて、ダニエルは立案者として、それぞれがそれほど明確ではない動機の為(特にコニ)に今立ち上がった。


「じゃ、みんな荷物をまとめて出発だ!」

ただ家を追い出される事だけなのだが悲壮感よりも元気よく。

唯一救われたのはうちのアンデット達は基本的に日光の下でも元気な事が取り柄だった事。

バンパイアのエリアスですら日焼けして褐色の肌をしているのだから。


皆それぞれ自室に荷物をまとめに行く。

私も自室に向かった。

自室兼王室として機能していた部屋。

只今外出中のプレートがぷらぷらとぶら下がっている。

今思えば私がこの災難を免れたのも神の思し召しなのかもしれない。

まだ歩むべき未来が用意されているのだろうか?


部屋は荒らされてはいたがそれでも残っているモノもある。

勇者達にとってたいして価値のなさそうな品々だ。

のそのそとそれらの品を集めながらかばんに詰める。

私は床に落ちていた化粧品を見つけた。

そうだ、初心に返ってもう一度気持ちを引き締めよう。

荷物をまとめる前に私は化粧をはじめた。

それは魔王免許に添付された写真と同じメイク。

化粧と共にあの頃を思い出した。

悪の存在としてこの世に覇を成さんとこの地に居を構えたあの日。

私の中から迷いが消えてゆく。


散乱している装備一つ一つを身に付けると私は静かに呼吸をした。

静かに天井を仰ぎ無心の境地に達する。

そうだ、何もなくなったわけではない。

まだ仲間がいる。

私自身が揺らいではこの先に覇道などありえない。

コニもエリアスもダニエル君もみんな私を慕って今までついてきてくれたんだ、と思う。

「よし!がんばるぞ!」

私はパンと両手で頬を叩いて気合を入れなおす。


そこで思い出す。

そういえば魔導書持ったっけ?一番大事なモノを忘れるとこだった。

本棚の本は床に散らばっておりその中に魔導書が落ちていた。

勇者にとっては価値のない本でも私には貴重品。

持っていかれなくて良かったぁ…と安心する。

これが無いと長い魔法の文法や儀式のやり方とか苦労どころが諦めざるおえない。

正直全部の魔法っていうのも複雑すぎて覚えられないし…。


なんとなくパラパラと捲ると魔導書の各ページ毎に落書きがしてあった。

それはパラパラマンガになっているみたいだけど雑な絵過ぎてなんだかよく判らない。

かろうじて文字は見えるからいいけど…こんな本にそれも各ページ毎に落書きするなんてどれだけ暇な勇者達なの…こんな奴等と対決するのかと思うと何となく気分的にダウナーになってきた。


魔導書を鞄に入れるとホールに向かう。

そこには他の3人がすでに集まっていた。

「遅いよレミィ」エリアスが待ちくたびれた様にしている。

「あ、化粧してるんですね」コニが私の変化に気づく。

「僕一つ持ちますね」手ぶらのダニエル君が私の荷物の一つを持ってくれた。

「ごめんね待たせちゃってみんな行こう!」一番用意が遅かったけど私は皆を促し先頭に立った。


外はだいぶ日が傾いていたが今日の事は忘れない。

あの目が痛くなる程の青い空を…そしてこの悲劇を。

「で、どうする?」エリアスが急に話しかけてきた。

「何が?」

「何がって…宿に泊まるかどうかって事に決まってるでしょ?私お風呂入りたいなー」

「エリアスさんの主張は最もだけどレミィちゃん今は所持金があまり無いから」

コニが気を使って私に代わり答える。


「じゃレミィ何かどうでもいい装備品を質に入れてお金にすればいいんじゃない?」

「なんで私の所持品をお金に変えなきゃいけないのよ!」

「雇用主としては当然でしょ!従業員の福利厚生も考えないの?!」

エリアスと私がいつも通りの口論。

「でも確かにアンデットとはいえ女性3人で野営は危険ですよね。

ダニエル君が寝ずの番をしてくれればいいですけど…」

「えーと…僕、美容と健康の為に夜更かしとか徹夜とかしないんですけど…」

コニの主張に拒否反応を見せるダニエル君。

「じゃあどうするんのよー」早速の討論状態。

城出たばっかりなのに…仕方ない…。

「じゃあさ、最寄の村で取りあえず今日は泊まろう、少しならお金あるし」

私は今回は折れることにした。

みんなの心を一つにするためには揉め事は無いほうがいい。

とりあえず3日後の対決の日までは…。


近くの村にはすぐに辿り着く。

ここでコニが思い出したように話す。

「そういえばレミィちゃん組合に届けだしたの?手続きは早いほうがいいと思うけど」

「何の手続き?」そういえば1話でもコニが手続きと言っていた気がする…。

「だって保険下りるんじゃない?勇者に襲撃されたんだし…お金貰えるかも」

「保険…ああああぁ!アレね!対英雄保険の事ね!」すっかり忘れていた。

魔王として独立した頃に取りあえず何かあった時の為に入ったら?と魔王組合所属の保険のお姉さんに勧められたアレだ。

私達は村の魔王組合事務所を探し訪ねてみる。


すぐに見つかった小屋には魔王組合事務所の手書きの看板が架かっている。

ガラス越しに見える室中にはおじさんが一人座っていた。

やたらと軋む入り口のドアを開け入ってみる。

「あのー…ちょっとお伺いしたいのですけど、私この先にある丘の城で『紅の屍人使い』っていう名前で魔王やっているものなんですけど…

今日、勇者に襲撃されちゃいましてお城も追い出されちゃったんですけど…」


眠そうな目で私を見上げるおじさん。

「魔王登録番号は?」

「455597です」一応の為に繰り返し覚えていた番号を口にする。

「えーと…」といっておじさんは分厚い本を取り出し私の登録番号を探す。

「あー…コードネーム:ベルギアスデスサイドさんね」

「あ…そうです…」久しぶりに聞いたその名前。

「何?ベルギア何とかって?」エリアスの質問に私は口ごもりながら答える。

「魔王養成塾で付けられた名前なのよレミィじゃ魔王として弱そうだからってさ。

いかにも魔王らしいなんて養成塾の人が言ってたけど全然センス無い名前だから使ってなかったの」

「ふーんそれは大変ねベ・ル・ギ・アちゃん」

「何?!馬鹿にしてるの?」

争う私たちをよそにおじさんが話を続ける。


「あー…勇者に襲撃されたって言ってたよねぇ。

これ保険おりないなぁ…」

「え?!何でですか?結構高い金額の保険料払ってるはずなんですけど…」

エリアスとの口論を手で遮って私は聞き返す。

「あのねお嬢さんが入っていたのは対英雄保険でしょ?今回は勇者相手だからこりゃ保険の適用外ですねぇ。

対勇者保険なら良かったんですけどねぇ」

「英雄と勇者に違いがあるんですか?」コニが聞き返す。

「そりゃ全然違いますよ。魔王と大魔王くらい違うかなぁ…」

イマイチ違いが判らないけど、とにかく保険がおりないと言っているらしいのはわかった。


「どうして?!お城燃やされたんですよ!」

「まず、勇者でも英雄でも保険を掛けた本人に被害がないと保険の適用にならないし、建物にも保険掛けてないでしょ?それに最初に言ったけど保険が違うのがねぇ」

「うそ…そんなの…聞いてないけど…」私はガクリと肩を落とす。

「とにかく払えないって事なの?!」エリアスがおじさんに詰め寄る。

「まぁそうなりますね」よくある光景なのかおじさんは事務的に返事を返す。

「あーそ、もういいよ」エリアスはバンとドアを開いて事務所を出る。

続いてコニもダニエル君も出て行く。

私もそれに続いた。


「レミィ、ああいった手合いには真正面から言っても無理!時間の無駄よ!!」

エリアスは激昂している。

「でも…」諦めきれない私。

「もう忘れよう、元々忘れていた事なんだしさ」エリアスが先頭を歩いて宿屋を探す。

「元気出して下さいレミィさん」ダニエル君がゆらゆらと元気付けてくる。

とりあえずエリアスが見つけた安めの汚い宿にチェックインした私たちは部屋で夕食をとった。


今日という日の事に気を使ってなのか、コニもダニエル君もエリアスですらあまり積極的に私に絡んでこない。

少し重苦しい夕食の時間。

食事が終わるとそれぞれがお風呂に行ったり食後の散歩に出たりする。

早めの就寝を心がけているダニエル君はベットで寝る習慣が無いせいか天井を突き抜けてふわふわと上空に浮かんでいく。

私は部屋に残りベットで横になり窓から外を眺めた。

満天の星々が夜空を彩り蒼い月が綺麗に世界を照らす。


「はぁ…」今日は色んな事があったなぁ…意識もせずため息が出る。

城を出る時にあった高揚感も再び沈み込む。

人生って1秒先も見えないなんて言うけど本当にわからないもの。

まさか宿屋のベットで空を見上げることになるとは思わなかった。

しかし実際のところ3日後の勝負に向けて無いか対策を練らなくちゃいけない。

コニとエリアスが帰ってきたら少し話でもしよう。

本当に今日は疲れたなぁ…私はそのまま深い眠りに落ちた。


「うぐっ!!!」せっかく次の話に持っていけそうな流れで眠りに落ちようとしたのにそんな私の上に飛び乗ってきたエリアスの重圧に息が詰まる。

「レミィ!何寝てんのよ!」

「何って何よ!」まどろみの瞬間に起こされた事に私は非難の声をあげる。

「パジャマに着替えてから寝なさいよ!」

「あんたね!そんな事で人の上に飛び乗るな!」

「そんなどうでも事はさておき…実はねぇ下の飲み屋でいい話聞いちゃったんだけどなぁ〜」

勝手に話を変えた上に勿体つける言い方をするエリアス。

「何の話ですか?」お風呂から戻ってきたコニが話しに入る。


「実はね…この宿に英雄だか勇者だか知らないけどそれらしい人が泊まっているらしいのよ」

「ホントに?!」私は驚く。

もしかしたら私達の城を襲った連中の一人かもしれない。

「でね闇討ちしちゃうのも手なんだけどさー、全く関係ない人だと後々面倒だから明日本人を確認してから襲うのはどうかなって思ってるんだけど、どう?」

エリアスの目がバンパイア独特体質である朱色に染まってゆく、つまり興奮している証拠だ。

「私は構いませんけど宿泊されている方は何人ですか?」コニの質問にエリアスは人差し指を立てる。

「ふふふ…それが一人なんだってさ、ついでに宿の親父に特徴も聞いてきたんだから。」

「エリアス、あんたもたまにはいい仕事するじゃない」

「でしょ?たまにはって言葉は聞かなかった事にしてあげるわ。

でね、その相手なんだけどさハゲでガタイのいいおっさんなんだってさ。

それも身なりは質素なんだけどなんかゴツイ武器持ってるんだってさ。

レミィこの情報料高くつくわよー…ま、今回は特別サービスにしておくわ。」

とか言いつつもエリアスの場合普通にお金取られそうで不安になる。

「ガタイがいいということは戦士系かもしれないね…魔法使い相手なら少しは手ごわそうだけど

これは楽勝の相手ね」私なりの分析を言葉にする。


「という事は明日は3日後の勝負に向けての前座戦ですね」

「コニ、それを言うなら練習試合じゃない?」

「エリアスそれも違うでしょ前哨戦って言うんじゃないの?練習試合してどうするのよ」

私達はどうでもいい事に議論を続ける。

「あー!!!もう何でもいいわ!とにかく明日この宿に泊まっているガタイのいいハゲを叩きのめす!これで終わり!眠いから寝る!」エリアスが急にでかい声で話を中断させる。


人にはパジャマ云々とか言いながらエリアスは普段着のままベットに転がる。

「じゃ私達もそろそろ寝ましょ」と律儀にパジャマに着替えて横になるコニ。

予算の関係でダブルベットに3人で寝る事になってしまったが、狭くても文句も言わないコニとエリアスにはある意味感謝している。

ベットに寝ないダビエル君にはもっと感謝しているけど…。

体温の無いコニとエリアスに挟まれるように私も寝た。

初めてアンデットと同じベットで寝たけどひんやりして冷たい。

少しずつ体温を奪われていってる気分。

夏場だから天然の冷房と思えばいいのかな…。


天井を見つめる私。

明日一人相手とはいえ初の実戦だ。

少なからず緊張する。

頭の中でもやもやとシュミレーションを繰り返す。

そんな私の目にゆっくりと降下するように熟睡中のダニエル君が天井から降りてくる。

そして私に重なる様にしてその動きを止めた。

これも寝相って言うのかな?と、のん気に思っているといきなりの金縛り。


ダニエル君の霊体に少し取り込まれたのかもしれない。

(あ……体が動かない…声も出ない…)

そのタイミングを見計らっているわけじゃないだろうけど、横にいたエリアスが寝ぼけて私の腕にかぷっと噛み付きちゅうちゅう血を吸う。

(ちょっと!エリアス!)でも声が出ない。

そして止めとばかりに私の心臓がゆっくりと鼓動を鈍らせる。

心臓を握り締められる感覚の原因はコニの寝言。

バンシー特有の死の声で寝言を言っているのである。

コニは普段その力を抑えているが寝ているときには無意識にそれが発動してるのだ。

初めて知った事実に驚きを隠せない、なんて悠長な事を言っている場合じゃない。


金縛りのままエリアスとコニに悪意も無く殺されそうになっている。

まさか今日という仏滅的災厄の日の最後のイベントが私の命日になるのか…?

寝たら死ぬ…そう自分に言い聞かせながら、明け方まで寝る事も出来ず私は朝を迎えた。

ひとつ勉強になった。

次の日を迎えたいならアンデットと同じベットで寝てはいけないと…。

私の命がけの一晩で今日という日は終わった。

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