カリス
お金の価値を変えました
さわさわ…
木々と草の匂いがする
ふと目を覚ますと平原っぽい所に降ろされた様だ
「異世界か… 頑張って生きて行くか」
周りを見渡して立ち上がる
(まずはナビゲートだな… どうやって使うんだ?)
『マスターお呼びでしょうか?』
頭の中に声がした
「誰だ?声がした」
『司様の疑似人格のナビゲートで御座います』
「そうかナビかこれから宜しく 名前は有るのか?」
『いえ名前はありません』
「そうかじゃそうだな… ユリウスと名付けるから覚えておいて」
「イエスマスター」
(まずは町までの方向を知らなければ)
「ユリウス、此処から一番近い町はどっちの方向にあるのかな?」
『イエスマスター ここから西の方角に500m進んだ所にカリスの町があります』
「有難う じゃ行ってみるか」
町に向かって歩き出す
「結構近い所に降ろしてくれたんだな… 」
『イエスマスター クリフ様が安全にと思いになられて近くに降ろされました』
「そうか 知識の方はどうかな ふむふむ」
どうやらこの世界は中世ヨーロッパ並みの時代らしい
生活のほぼ全てが魔法によって支えられているみたいだ
「トイレは水洗と よかったボットンじゃなくて」
風呂は無さそうだな不便だな…
調味料の方はどうかなと思い考えてみる
調味料の方も 塩・砂糖・胡椒が一般的みたいで相場は高いみたいだ
(これなら調味料を売ってお金に出来るかな?)
暫く考えながら歩いていると町の城壁に着いたようだ
(入口は何処かな?)
「ユリウスどっちの方向に行けば入口があるのか教えてくれ」
『イエスマスター 右に進んで行けば入口が見えてきます』
「有難う その前に調味料を売るために購入するか
通販!どれどれ? 調味料はいくらかな?」
砂糖1kg 銀貨6枚
胡椒1kg 銀貨8枚
塩1kg 鉄貨3枚
石貨 =1円
胴貨 =10円
鉄貨 =100円
銀貨 =1.000円
金貨 =10.000円
白金貨 =100.000円
白王金貨=10.000.000円
(100kgずつでいいかな?…。購入と)
ドサドサと音がした
音がした方向を見ると地面に調味料が落ちていた
(直接目の前に出て来るのか気を付けないとな・・・)
それを拾い集めながらアイテムボックスの中に放り込んでいく
結構な数だから苦労したけどお金のためだから頑張って入れた
そうして入れ終わったら右の方向に歩いて行く。




