アシェルの結婚式
今僕は、最前列の椅子に家族と座っている
ジョシュアさんがニコニコしながら中央祭壇にいるのを眺めて
アシェルとアヴィーが入って来るのを待っている
「 あなた… 歳を取るのは早いものね もう子供が結婚するなんて… 」
「 その分アシェルが大人になったって事だよ 良い事だよ 」
エヴァナは空気が読めるのか、大人しくしている
会場に入る人達も全員いるようだし そろそろ始まるはずだ
司祭「 新郎新婦入場! 」
ガチャリと扉が開き アシェルとアヴィーが入って来る
緊張しているのか、二人はガチガチになっているが
ユリウスが何かしてるのか、動きがスムーズになった
中央に二人が揃いジョシュアがそれぞれに言葉を延べ『 誓うか? 』と
聞かれ二人は引きつった声で『 誓います! 』と言った
( ここからなんだよな… 息子のを見るのはチョット… )
『 マスター 祝いの席なのですからいいじゃないですか
ですが大丈夫です 多分見えませんので (笑 』
( 父上がまさか… )
『 是 』
唇が触れそうになった瞬間眩しく光り、目を開けていられなくなる
まだ目がチカチカしているが 光りが止み目が見える様になった頃には
二人はただ見つめ合っていた
( 父上 祝って下さって有難う御座います )
その後二人は手を繋ぎ、司祭に案内され オープンカーに乗って
王都の街中をぐるっと回って来たそうだ
アシェルは無事大人になった、これからいい父親になるだろう
その晩はパーティーを開いて 各国の王達も祝ってくれた
側室と言う言葉は一言も無かったのは良い事だ(^▽^)
しかしアヴィーの雰囲気があまり良くない
何か思いつめてる感じがするので聞いてみたら
今度の王家のLv上げに付いて行きたいらしい
アリスの様にハイヒューマンになって、アシェルの傍に居たいと
僕はどうしようかと悩んだが
アシェルとよく相談して決めて欲しいと伝えて離れた




