少年
あれから数日大会は大盛り上がりで
宿屋は満員 食堂も満員 雑貨屋は品切れ続出で
仕入れを大急ぎでしてるらしい
僕は護衛を引き連れ、暇つぶしの本を買いに来た
中に入ると子供達が 本棚の前で立ち読みをしている
日本だったら追い払われたが、ここではしないのか?
本屋さんに他国から本は入ってないかと聞いてみたら
入って来てないそうだ
逆に注文が来ている様で、目新しい本はなさげだ
( これは問題だなぁ… 僕の娯楽がないじゃないか )
『 マイマスター 作家募集したらいいではないですか 』
( 僕が募集するの? )
『 お金を少しだせば、書く人位出て来るのでは? 』
( そうだなぁ… 募集してみるかぁ・・・ )
『 10万部売れる作品を書いたら、一つ願いを叶えて上げたら宜しいかと 』
( なぜ? お金でいいでしょ? )
『 団員達だけと言うのが、不満を生むと思いますよ? 』
それもそうかと考え直し、大会が終わる時にアルスに言って貰おう
その後は、いつものギルドに行き 輸入されてる物がないか聞いてみよう
護衛達は私服姿で、僕の周りを護衛してくれている
王都の住民は僕が誰か分かっているので、会釈をしてくれる
歩いてると子供が走ってぶつかって来た
「 いててっ 君 そんな走ると危ないよ 」
少年「 ごめんなさい… お財布探してて… 」
「 落としちゃったの? 一緒に探してみようか? 」
それを聞いた護衛達も、護衛の合間に探してくれる仕草をしている
少年「 銅貨8枚も入ってたのに… 折角の祭りなのに… 」涙
「 うーん(゜-゜) じゃ僕の街案内を
してくれたら報酬で銀貨一枚どう? 」
少年「 えっ!? 街案内するだけで銀貨一枚!? する! 」
どうやらこの少年は僕の事を知らない様だ
これで少し楽しめそう (・∀・)ニヤニヤ
少年は僕の知らない、裏道とか最近できた店とか
古くからの老舗っぽい所まで案内してくれる
店の人は、僕の顔をみて ニコニコしているが
少年に僕の事を教える事は無かった
日が暮れる迄色んな所を案内してもらい、大いに楽しんだ
「 少年 思ったより楽しめたから、サービスで銀貨二枚あげる 」
少年「 やった! これでいっぱい遊べる お兄ちゃん有難う! 」
少年はお金を握りしめ、人込みの中に消えて行った
レオ「 楽しめたか? 」
「 めちゃくちゃ楽しかった! 」
ロー「 姫… 今度はしらん奴近づけない様にな~ 」
「 分かってるけど、結界もあるし 変な人はいないでしょ 」
影で護衛していた団員達がゾロゾロと出てきて僕に説教をする
楽しんでたのに最後は痛い小言を貰ってしまったが
それでも今日は十分楽しかったので良しとする




