アリス大会出場の決意
もう直ぐ僕の誕生日が来ると言う事で
団員達にまだ護衛をしてくれるか?と聞いた所
辞めたいと言う人は一人もいなかった
ルークとセバスに話し、再契約をお願いする
後は順位だけど、入れ替わらないしする必要あるかなぁ?
団員達に聞いてみた所、バッジを奪っても制服が変わらないので
是非大会をして欲しいと言われた
アルトにも相談したが、準決勝からしてみては?との案
そして第六回特別武道大会の景品も出して欲しいそうだ
仕方がないので3位まで願いを一つと言う事にして
準決勝まで進む団員達を決めるのに闘技場を借りた
そして準決勝までは、無料で出入り自由にする
儲けにならないと、アルスは顔を顰めていたが金は有り余るほどある
大会までは後少し、団員達も僕を守ると言う事を
頭に入れて戦って欲しい物である
「 あなた! 私も大会に出るわ! 」
「 ア… アリス! 何を言うの! 怪我したらどうするの! 」
「 叶えて欲しい願いがあるのよ… 」
「 えっ? それなら今叶えてみるけど? 」
「 駄目よ! 第六回特別武道大会で勝って叶えるんだから! 」
「 …無理しちゃダメだからね? 」
「 分かってるわ! 」
「 でなくても叶えるのに… 」
セバス「 叶えたい望み? 」
セバスに相談すると納得した様な、予測した様な顔をする
僕には思いつかないのに、セバスには分かるみたいだ
セバス「 無くなった妻もたまにぼやいていましたなぁ 」ニコニコ
「 たまに… 」
セバス「 奥様の自由にさせてあげましょう 」
「 分かったよ… 」
僕はアシェルとエヴァナと庭で運動しつつ
アリスの訓練姿を眺めて、心の中で応援した




