うっかり?
あれから数日が経ち出発の日となる
あれから教会関係者がウロウロし始めてたので見つからないようにしないとダメだ
マントを羽織りフードを被り東門に向かって歩き始る
俺の目的は二人には昨日のうちに話してある
リディウス国まで行くのに何日かかるか分からないが頑張って行こうと思う
「ジオはリディウスには行った事あるのか?」
「俺か?俺はないな」
「そうか行った事あるなら道案内位は出来るかと
思ったんだが無理か地図が欲しいなぁ」
『マスター私の存在を忘れてはいませんか?』
(( ゜д゜)ハッ!)
『マスター … 泣きますよ?』
(まぁナビゲートは任せるよw)
『マスターお任せください!』
きょろきょろと回りを見渡してみる
ギルドに頼んだのはいいけど人相も聞いてないので目的の人が見つからない
「おい あんたが叶さんか?」
「ん?」
「エルフだし依頼だしてた叶さんだろ?」
何だか20代後半位に見える冒険者の男性に声を掛けられた
もしかして頼んでた冒険者かな?
にしてももう少し分かりやすい合流の仕方はないもんかね
「叶だが あんたは頼んでた冒険者か?」
「あぁそうだ 風の使者て言うPTを組んでリーダーをしてるガルドと言う宜しく」
「俺は叶司だよろしく 行く人は何人で護衛してくれるんだ?」
「5人だ」
「俺はリウスと言う前衛を受け持ってる宜しく」
「僕は後衛で魔法で支援していますルードルフと言います」
「私~中衛で戦ってますアグネスといいます~」
「俺も前衛だ剣士をしているクルトと言う宜しく」
みんな強そうな人ばかりで安心できそうだ
揃ったようなので俺を中心に陣を組み歩きだす
馬車を用意しとけばよかったと思ったけど忘れてたのだ
歩いて5日の所だしいいかなとか思ったりしている
「そう言えば剣を習いたいと聞いたのだが」
歩きながらガルドが話しかけてきた
「俺たちまだLvが1なんだだから
剣を習いたかったんだけど師匠が出来ちまった済まない」
少し申し訳なく思いつつ謝ると
「いやいいさこんな報酬がいい仕事なんて
滅多にないからな急にやる事が減っても問題ないさ」
本当にもうしわけないがまぁ仕方ない
そうこうしてるうちに昼になった
「もう昼だし飯にしようぜ」
「そうだねご飯にしようか」
風の使者のPTは交代で飯を食べるようで
自分達はその間に食べていい感じの様だ
「ロキ ジオ ご飯だよ」
そう言ってBOXからご飯を取り出す
「おい マジックボックス持ちかよ!?」
「何かまずい事した?」
「いいや何もないが…
ボックス持ちなら暖かいご飯が
そのまま出てくるのは当たり前か羨ましい…」
(何処に行ってもマジックボックスは驚かれるよなこれ
便利なのに… 珍しいのかな?)
『イエスマスター マジックスボックス持ちは
1万人に一人いるか居ないかの確立です珍しいのです』
(そうなのかでもまったく居ない訳ではないんだよね…)
今日のご飯はムタのムニエルだ後はスープにサラダ
「旨そう… ボソッ」
聞こえてるぞ!でもあげない自分はケチなのだよフフフフ
護衛の皆さんは干し肉のようだ




