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アデルの悩み
家に帰ってきたら、使用人に陸を風呂に
入れてあげて欲しいと頼んで、服のセットを一つ渡した
僕はレオと話をしようと、応接室まで来た
「 ふぅ… とりあえずはレオどう思う? 」
レオ「 … 何がだ? 」
「 鑑定で見たんでしょ? 」
レオ「 俺の鑑定ではそこまで詳しい情報は見えない 」
「 そうかぁ… 」
レオ「 心配事か? 」
「 うん 少しね?… 陸が風呂から上がって来たら話がしたいなぁ… 」
レオ「 …アデルが納得するまで、二人で話したら良い 」
「 二人っきりにしてくれるの? 」
レオ「 アイツに何が出来る? 心配するほどバカだ 」フッ
チリンチリン
数分後
セバス「 お呼びでしょうか? 」
「 お茶のセットをして欲しい 」
「 畏まりました 」
レオ「 風呂の前に行って連れて来る 」
二人が出て行って一人になった
( 日本人… 僕と同じ地球の人 )
『 イエスマスター 同郷の者みたいですね 』
( 父上… 僕の帰還魔法では陸は帰れないのでしょうか… )
僕は父上に問いかける様に、悶々と考え続けた
『 それは… 』




