対価
綺麗な服、美味しそうな料理 そして腹黒そうな貴族達
貴族A「 アデル様は本当お美しい! 」チラッチラッ
貴族B「 1.000年生きられるとか? こりゃ羨ましいですなぁ 」チラッチラッ
邪竜討伐完了の祝いじゃないのか?
まるで、自分が何かを貰えるかの如く振舞ってくる
「 … 」ジトー
レオ「 …」フン!
ルーク「 何か欲しいのであれば、何か世界に貢献を上げてみては? 」ニヤリ
貴族D「 例えば? 」
ルーク「 何かを発明するとかですか 」
貴族A「 ふむ… 何かですか… 」
ルーク「 叶わない夢だから、それに見合う物ですね普通 」
それを聞いて居た貴族達は、沈黙し考えてるようだ
やっと静かになった ルークに感謝を贈る
料理が置いてある所に行って、取って食べてみる
( やっぱ 食事は家の方が美味しいな… ここのは脂っぽいや )
ふと人だかりを見つけ、気になるのでそっちへ向かう
囲ってる人に何をしてるのか聞くと、数人勇者が来ている様だ。
なぜこの国に? 聖教国に帰らなかったのかな?
貴族E「 是非我が屋敷に来て頂きたい! 」
??「 いや… その私達は… えと 」
貴族F「 待って下さい 私の方は報酬を出します
どうです? 来て下さいませんか? 」
??「 俺達は 元の… あの 」
どうやら困っている様だ。
「 皆さん申し訳ない 私と勇者達は約束があるので
引いて頂けませんか? 」
囲っている貴族達は、それを聞いて渋々勇者から離れて行った
ほっとしているのか勇者達は僕の目の前に近寄って来る
??「 有難うございます 」
??「 助かりました 俺達、困ってたんです 」
鑑定するとユウキ君とユウさんと出た
「 助けになれて良かったよ しかし、なぜこの国にいるんだい? 」
ユウキ「 俺… この世界じゃ欲しい物が手に入らなくて
元の世界に帰りたいんです! 」
ユウ「 私も… コスメがないと… 恥ずかしくて 」
「 ふむ… 欲しい物があって、故郷に帰りたいと? 」
二人「 そうです! 」
「 帰しても良いけれど 僕ならその欲しい物手に入れられるよ? 」
二人「 !? 」
「 対価が必要だけどね? 」
僕は二人に僕が異世界から商品を購入出来る事
購入した物は全部日本語だと教えると
二人「 この国で冒険者してお金貯めます! 」
僕は笑ってしまった(笑)
今持っている現金で、購入できる奴は取引したよ?
二人はニコニコ顔で宴を楽しみに何処かへ行ってしまった