宝石箱
不便な生活をして、一年たってアシェルが12歳になった
今年で小学校卒業みたいだ。
今度は中学の学校用品を揃えないといけない
セバスに頼んで、用意してもらう事にした
「 シェル今年学校卒業するよね? 」
シェル「 うん するよ? 」
「 卒業祝いに何かプレゼントしようかと思うんだけど
何か欲しい物あるかな? 」
シェル「 刀が欲しい! 今のじゃ短くて… 」
「 分かったよ あまり危険な付与はしないからね? 」
シェル「 うん! 」
それから護衛して貰い、ヒューゴの店に向かう
( そろそろ完成してると思うんだけど…。 )
カランカラン
店員「 アデルバート様 いらっしゃいませ 店長を呼んで来ますね? 」
ドタドタ
ヒューゴ「 アデルバート様 店員が、応接室に案内してないなどと…
お待たせして済みません 此方へどうぞ 」
立派な応接室に通され、お茶とお菓子をだされる
ヒューゴは 結構大きな豪華な箱を持ってきた
ヒューゴ「 此方になります 」
「 確認させて貰うよ 」
カタッ
中を見ると、それは見事なアクセサリーが並んでいる
一つ一つ手に取って、輝きを見てみる
「 見事な物です かなり大変だったでしょう? 」
ヒューゴ「 いえいえ 滅相もありません 楽しませて頂ました 」
「 楽しんでくれてなにより、おいくらになりますか? 」
ヒューゴ「 いえいえ お代を頂く訳には参りません
出た破片を頂けるだけで結構です 」
「 そうも行かないよ 技術料は高いんだ 」
ボクは連れて来たルークに頼んでいたお金を出して貰う
ルーク「 白王金貨5.000枚になります どうぞ受け取りを 」
ヒューゴは驚き恐る恐るお金の入った袋を手に取る
ルーク「 数えて下さいね 」
ヒューゴはカウンターを持ち出して来て枚数を数えた
ヒューゴ「 白王金貨5.000枚きっちり御座いました 有難うございます 」
「 また僕の護衛達が来ると思うから、その時も宜しく頼むよ 」
ヒューゴ「 !? あの原石を又加工出来ると? 」
「 僕の誕生日の日にボーナスとしてあげようかと思っていてね? 」
ヒューゴは目がキラキラしてる
興奮してきたのか、今度はどんな物を作ろうかと考えている様だ
「 では帰るよ またね 」
ヒューゴ「 有難うございました! 」