ローン
今、王城をジョンに案内され… あれ? デジャヴ?
コンコン
ジョン「 アデルバートがご到着なされました 」
使用人「 アデルバート・アドヴァン様ご到着! 」
ガチャ
ホール内には前回よりも沢山の人がいた
「 ねぇ ジョン ここの人達全員王様? 」
ジョン「 そうで御座います 」
トコトコと歩いて行き、前と同じ席に座る
後ろにローガンとアインスとルークが見張りで立って周囲を警戒する
アルト「 アデルバート様 良くいらして下さいました 」
「 うん 何の用事? 」
昨日会議で話し合った内容を聞かされ
情報を渡していいのか聞かれた
「 渡してもいいけど、日本語だよ? 理解出来るの? 」
全員ざわざわしている
ウォン「 言葉が違うと言う事ですか? 」
「 うん そうだよ? このリディウス王国では第二語言として
学校で教えているよ? 」
ベイン「 まずは文字からだったとは…
翻訳している資料はないのですか? 」
アルト「 日本語が出来る様になってきたからの?
翻訳しなくなった 」
皆それぞれ意見を出して、話し合いが始まった
( 僕いらないじゃない? 何の為に呼ばれたの? )
話し合いはエスカレートして行って
ファリス語に訳せだの無茶な事を言う
どれだけ、資料があると思っているんだろか?
『 マイマスター 誰かそれぞれの
国の使用人に知識を渡したら如何でしょう? 』
( えっ? あぁ… )
僕がアルトに伝えると、場が収まり使用人が集まって来る
何人いるか分からないけど
とりあえず地球の主流の語言渡しておこう
ツンツンするたびに、使用人達が転がる
今回は情報が多いからね?
使用人全員に語言を理解させて、給仕された紅茶を飲む
( やっぱり何処産なんて分からない でも美味しい! )
ほのぼのしていると、今度は資料を買いたいと言う
そこはルークに金勘定をして貰う
後日商人ギルドに振り込んでくれると言う事で
アイテムカバンを一つ買いこんだ国は
資金が払えるだろう金額の資料を購入して行く
地球の資料じゃないと理解出来ないから
他の高度な文明のは渡せない
中には貧乏な国もある。
ここで遅れをとると、時代に乗り遅れると思ったのか
借金を申し込んできた。
僕はローン払いで無利子でOKをだして、資料を渡して行く。
他の国もローンが出来ると知るや、欲しがったが
僕の直系の子孫まで支払いが続いても
支払えると言った国と契約して取引したよ?
資材はどう言う物なのか聞かれたけど
アルトに全部任せた。
だって全部教えて貰うのは、勉強にならないと思うんだ?
『 マイマスター これが人間の欲と言う物です 』
( 前も聞いたよそれ? )
後著作権として、使用料30%を貰う契約もした。