レオの報酬
数日後 人員が揃ったのか帰る事が出来る様になった
オルセン王が代表で声をかけてくる
オルセン王「 神子様長い時間 申し訳御座いませんでした
穏やかにリディウス王都でお過ごしください 」
「 では又ね ゲート! 」
団員の半分が先にゲートを通り安全を確保する
OKの合図に僕( レオに抱えられている)達家族が通り
最後にローガンがゲートを潜る
「 久しぶりの我が家だ! 」
全員直ぐには警戒を解かない
家の中の団員達に集まるように声をかけている
「 あなた、長い旅でしたけど 無事帰れましたね 」
シェル「 僕もう学年が上がっちゃってるよ 」ブウブウ
「 二人共、迷惑かけて御免ね? 」
二人「 家族だから気にしないわ( しません )!」
安全が確保されたと確認が取れたので
部屋に戻り、パジャマに着替える
不在の間は ルークが冒険者を雇い屋敷を守ってたそうだ
セバスに 今回関わった人達にお礼がしたいと伝言を頼んで
一家団欒でDVDを見て過ごした
セバスが、三日後に関わった人達が屋敷の庭に来ると言う事で
それまでは食事と睡眠を頑張って取って体を休め
娯楽でストレスを発散させて、その日を待った
三日後、庭に入りきらない程の人が来た
ルークがメモ帳片手に整理券を渡し列をさばいていく
何とか願いを叶えられそうな人のは直ぐに叶えて
そうでない人は、違う整理券を配られる
その願いとはLv上げである
多くの関係者は、魔力補充者だったり冒険者だった
魔力補充者は魔石への補給でLv上げを
冒険者はLvを上げて次の大会に出て
聖騎士団に入りたいそうだ
そうあの地獄のLv上げが来るのである
他は冒険で欠損が出て苦労してる人
家族が病気で薬が欲しい人、色々である
かなりの人にお世話になった様で、一人ずつお礼を伝える
一日では終わらないので数日かけてお礼をする
最後にレオの願いである
「 何を願うの? 」
レオ「 言いにくいのだが… 司が攫われる前迄
音楽が団の中で流行っててな? 」
「 そう言えば楽器と楽譜とか買いに来た人いたね? 」
レオ「 音楽スキルが欲しい 」
「 えっ? 」
レオ「 … 」
「 御免以外すぎて、驚いちゃった 」
レオ「 無理か? 」
「 ダイエットスキルも付けれる位だから大丈夫だと思うよ
もう付与したよ 確認してみて 」
レオは鑑定で確認が取れたのか
お金を出して、楽器と楽譜そして音楽教材を購入して行った
戦う以外に興味が出たんだなと、微笑ましい気持ちになった