苦悶
無事オルセン王都に到着した
ずっと浮いた車に乗ってたとは言え
同じ姿勢でいたので疲れが溜まっている
一晩オルセン王の居住に部屋を貸して貰える事になって
僕はレオに抱えられて、ベットに横になった
レオ「 後は大丈夫だ 見張ってるからゆっくり眠れ 」
うとうとしてきて瞼が落ちて来る
もう攫われるのはこりごりだ
王達は僕が就寝したと聞いて、食事をしながら会議をし始めた
国王A「 しかし神子様の技術は凄いとしか言いようがない 」
国王B「 だが資料はあるが、文字の勉強をしないと読めないからな 」
『 それには私 叡智のユリウスがお答えします 』
王達「 おー ユリウス殿お願い致す 」
王達は僕が起きる迄会議し続けたそうだ
チチチチッ
「 眩しい… 朝か 」
体を動かそうとしたが、手足が思うように動かなくて
大人しく寝転がる
『 マイマスター お早う御座います 』
( おはよう ユリウス お腹が空いたよ… )
『 セバスを呼んできますね 』
一時間位たったのか、ノックの音がしてセバスが部屋に入って来た
セバス「 司様お早う御座います お食事をお持ち致しました 」
「 有難う でも起き上がれない程 筋肉が弱ってるんだ 」
セバス「 大丈夫で御座います
前にもお世話させて貰いましたし
心得ております 」
僕はセバスに世話になりながら食事と風呂を終えて
ゆっくりした時間を過ごした
セバス「 司様 もう少し滞在が伸びるやもしれません 」
「 なぜ? 」
セバス「 新しい知識を学びに来る人員を選んでいる様で… 」
「 今回じゃなければいけないの? 」
セバスが言うには、かなり技術の差を説明され焦っている様だ
「 後日 携帯でアルトに連絡くれれば、ゲートで来れるのに… 」
セバス「 ユリウス殿が説明したと言ってましたが中々… 」
「 人々の欲望には果てが無いね… 」
セバス「 人ですから 」ニッコリ
「 ふぅ… なら決まるまで僕は眠る事にするよ
今は体力が無いからね 」
セバス「 お痩せになられて… 39㌔しかないとはお労しい 」苦悶
僕は、お薬を飲んで体を休めた