何処かの国の王
犯人E「 おい 起きろ! 」
「 ん… ん? 」
犯人E「 具合悪いのは分かるが、面会だ起きろ 」
僕は無言で起き上がり、靴を履く
犯人に抱き上げられ、連れられて行くと
奥まった、いかにも偉い人が居ますって感じの扉まで来た
使用人が合図をして、許可を貰うと中に入って行った
???「 そなたが神子か さぁ願いを叶えておくれ 」
「 アリスは無事なんですか? 」
???「 そんな事は聞いておらん!
さぁ私を不死身にするのだ! ゴホゴホ 」
「 病気なんですか? 」
???「 早くしろ! 」
「 魔力を封印されていては何も出来ません 」
犯人E「 どういたしますか? 」
???「 ええい 仕方がない、外してやれ
逃げようものなら家族を殺すからな! 」
ガシャ ゴトン
久しぶりの自由で腕が軽くなる
???「 どうした? やるんだ! 」
『 否 特殊スキルに入るので作成不可能です 』
「 付与出来ないみたいです 」
???「 なんだと!? 私はこのまま死ぬのか!? 」
( 死にたくないだけなのか… )
コトリ
「 病気なら、これを飲めばいいですよ 」
???「 神の薬か? 」
犯人E「 危険です リアトルシュ陛下! 」
「 アリスの命がかかっているのです
危ない橋は渡りません 」
陛下は恐る恐る飲み干した、すると変化の差が分かるのか
ニヤニヤと笑っている
陛下「 次は20歳まで若返らせろ! 」
薬を目の前に置くと、陛下は急いで飲み干す
みるみると若返ったが、太った姿のままだ
陛下は姿鏡の前に立って、奇声を上げている
僕は、陛下を鑑定した時に恐ろしい物を見てしまった…
【 餓死の呪い 】
食べ物を受け付けなくなる
やがて痩せて行き、死ぬ。
我が息子でも解除出来ぬぞ by父
陛下「 あの鎖で繋いで部屋に閉じ込めておけ 」
僕は又魔封じをされ、部屋に戻された