入学式
アシェルが10歳になったので、進学の準備をする
ジオに相談して同じものを揃える
シェル「 父上 これを毎日学校に行く時に
着ないとダメでしょうか? 」
「 制服らしいから、着用しないと駄目だね 」
シェル「 運動する時どうするのですか?
こんなの動き動きにくくて仕方がないです 」
「 その時は、運動着でも着替える事になるよ
ほらこれが、運動着だよ 」
シェル「 これ付与してあるんですか? 」
「 してないよ? 」
シェル「 こんな紙装備みたいな服を… 」
「 皆も同じ何だから、我がままは駄目だよ 」
シェル「 分かりました… 」
何か不服そうな感じで部屋を出て行った
( 良い物を与えすぎたかな?… )
入学式があると言う事で見に行けるのかと、
学校の先生に聞いてみたらOKを貰えた。
当日、護衛に守られながら学校に着くと
学園長が出迎えてくれて、席に案内してくれる
何か一生懸命話しかけてくる
アシェルの為にニコニコしておいた
もう生徒達は、会場で待機してるらしい
目的地に着くと、特等席を用意してくれてたのか
一番見やすい所に案内してくれた
セバスは自由に動いていいと許可を貰っているので
ビデオカメラで撮影をしてくれている
式は順調に進んで行き、新入生代表の挨拶が来た
誰がするのかなと思っていると
進行役の先生がアシェルの名を呼んでいる
( アシェルが代表か 凄いなぁ )
セバスがアシェルに近づき撮影を近距離でしている
( 自由ってあそこまでしていいものなの? 近すぎない? )
僕は内心冷や汗をかきながら見守る
アシェルは前もって伝えられていたのか
すらすらと言葉を述べて立派に代表をしている
立派に成長して… 親として涙が出て来た…
進行役「 では続きまして、今日は神子様もいらっしゃって下さったので
一言頂きたいと思います 」
( えっ? 聞いてないよ? )
教師が僕の所に来て案内してくれる
そしてマイクの前に立たされ、カンペみたいな物を渡された
( これを言えと… 凄い競い合え見たいな事書かれてるんだけど… )
不安に思ったので、学業に専念し怪我なく元気で
過ごしなさいと答える事にした
学園長は内容が違うのに気が付いて近づいてきたが
無視してやった。