人工ダンジョン
一か月前にアルトが国内の貴族と国民に
王都にダンジョン作成をすると布告した
人工ダンジョンが珍しいのか、観光客と冒険者が押し寄せてきた
一か月目と言う事で1階層は出来ていて
一階層の敵はLv1でも倒せるので見学が出来るらしい
どんな敵なのか、僕も見に行く事に
アリスもついて来たがったが、妊婦なので大人しくさせる
今日の護衛は、4人の聖騎士団の人達
オリヴァー「 司様 Lv1でも倒せるからと油断しないでくださいね? 」
ノア「 大丈夫と思っても、近づかないで下さい 」
ヘンリー「 私の後ろに居て下さい 絶対ですよ? 」
ジオ「 Lv1だぞ 大丈夫だろ 」
僕の剣術でも、行けるとジオが言っているのに過保護だ…
車でダンションのある場所
建設中の外壁の外側へ走る事15分、人だかりが見えた
「 あそこかな? 」
車をBOXに入れ、ジオ以外が人を除けさせて
ダンジョンの入口へ向かう
大きな穴があった…
「 階段があるね? 」
ジオ「 3人は先に進め、俺が司の盾になる 」
3人「 了解! 」
中は明るくて、ライトが無くてもあるけそうだ
最後の階段を降りるとそこには、草原が広がっていた
1㌔位だろうか? そこに鳥っぽい生き物が地面を突いていた
( activeじゃないんだな? )
双眼鏡でじーっと観察していると
初心者なのか、観察してた鳥にちかずき剣を抜いた
( あんなゆっくり構えていて、敵は逃げないのか? )
初心者は狙いをつけたのか、剣を振り下ろした
「 コケッー! 」
一撃で敵は死んでしまった
僕は、死んだ敵の方へ指さし
「 あんな弱いのなら僕でも行ける! 」( ー`дー´)
ジオ「 自慢にもならんな 」
3人「 駄目です! 」
何とか3人を納得させて、また別の鳥に近寄った
50cm位の距離で、じーっと観察する
名前 コッコ Lv1
HP 10
MP 5
【 詳細 】
食用の鳥で普通に美味しい
「 コケッ? 」
鳥が振り向き、目があった。
僕はジーっと見つめ続けていると
「 … 」コツコツコツ
又、地面を突き始めた
( 無視された… 敵ではないと!? )
「 あの鳥にバカにされた! 」
3人「 今すぐ 殺りましょう! 」
ジオ「 … アホらし 」
このダンジョンは僕の不況に終わった