シュルト
ある日、ユリウスにリンクさせていた
商店に気になるアイテムがあった
≪ ダンジョン作成水晶 ≫
地面に置くと設定画面が出て来ます
好きな場所で納得の行く設定を出来る
置いた地面には影響は出ない
価格:白王金貨5.000枚
( 高いのか、安いのか分からない… )
車に乗って王城に向かう。門は素通りだ
トコトコ使用人を無視して、執務室へ向かう
ガチャ
「 アルトいる? 」
アルト「 … これは神子様急に開けないで下さい…
とりあえずソファーにお座り下さい
誰かおらぬか? 」
使用人「 陛下、何か御用で御座いますか? 」
アルト「 神子様がいらっしゃって下さった、飲み物の用意を頼む 」
使用人「 畏まりました 」
アルト「 して神子様、一体何の御用ですかな? 」
「 近くにダンジョン無かったよね? 」
アルト「 ダンジョンですかな? うーむ
ヘンリケ辺境伯の所と サウザー公爵の領に御座いますが
王都周辺には、御座いませんな 」
「 ふ~ん 近くにあったら嬉しい? 」
アルト「 …何をお考えで? ダンジョンがあれば
街が潤うので、嬉しいですが…
まさか近くに見つかったとかでしょうか? 」
「 違うよー 今は無いよ? 白王金貨10.000枚で作れるなら欲しい? 」
アルト「 ( ゜д゜)えっ?… 」
5分位考えてたアルト、まだ悩んでいるのかハクハクしてる
詳細を教えてあげたら、金勘定をしているのか 黙り込む
僕は出して貰ったお茶とお菓子を食べながら、ゆっくり待つ
アルト「 買わせて頂けませんか? 」
「 お買い上げ有難うございます 」
そう僕は言って、商店からアイテムを購入し
「 コトリ 」とアルトの前に置いた
まじまじと見ているが、ただの石に見える
これシュルトと言う惑星のアイテムだ
他の世界は不思議な物がいっぱい
使い方を知って納得したのか
後日、僕の家にお金を払いに来てくれるらしい
僕はホクホクしながら家に帰った
帰宅したらアリスの具合を見に行って
無事、子が育っているのに安心する
今は5月、産まれるまで もう少しかかる
名前は何にしようかな?