ルーク・フォン・ダルギス
あれから、アリスの妊娠が発覚してから
毎日一緒に寝る様になった
具合が悪くなれば、症状に合わせて世話をしたりしている
吐き気が凄いのか、睡眠不足に陥り
吐いては眠りを繰り返してて辛そうだ…
ロキ「 つかささん お客さんが来たよ 」
「 ん? 誰だろ? 」
ロキ「 遠くから来たって言ってたよ 」
「 分かった 案内して? 」
カチャ
「 あっ貴方は ギルドマスター 」
ルーク「 ふふふふっ 元だけどね?
久しぶりだね、司君 いや神子様と呼んだ方がいいかな? 」
「 司でいいですよ 久しぶりですねー
手紙が届いたようで、安心しました 」
ロキ「 セバスさんに、お茶を用意して貰ってくるよ 」
「 すみません お茶も出さずに 」
ルーク「 いあいあ 色んな品を見て時間を潰したからね
楽しんでいたよ
とりあえず本題に入ろうか?
なぜ私に手紙を? 」
「 一度家に招待すると約束しましたしね?
定住して長いので呼んだのですよ 」
ルーク「 そうなのか… てっきり仕事をくれるのかと思い
退職して来てしまったよ 」
「 そうなのですか? ん~どうしましょうか
そうだ!いい仕事ありますよ 」
ルーク「 何の仕事だろうか、気になるね 」ニヤニヤ
「 僕の家、卸とか会計係が居ないんですよ
商売に詳しいルークさんになら、
任せられそうです
大きなお金が動くので重大な仕事ですが、いかがです? 」
ルーク「 それは、わくわくしそうな仕事ですね
是非お願いしたい! 」
「 部屋が何部屋か空いてるので、使って下さい
これでセバスの仕事が減りますよ~ 助かりました 」
ルーク「 セバスさんの仕事を奪ってしまって悪いな… 」
「 いえ セバスは本来執事長なので、
仕事が沢山あり過ぎて困ってたので
大丈夫ですよ 」
ルーク「 では気兼ねなく、今日からお願いする 」ニヤリ
コンコン カチャ
セバス「 失礼致します お茶をお持ち致しました 」
カチャ カチャ
ルーク「 あなたがセバスさんですね
私ルーク・フォン・ダルギスと言います 」
セバス「 私は、セバスチャンと言います 以後お見知りおきを
お茶の準備が出来ました
司様の卸している商品で、ヌワラエリア産の紅茶です 」
ルーク「 頂こう うむ香りが良いな
変わった色をしているのだな? 」
セバス「 1月~2月に上質の物が採れるらしく
色と苦みが特徴ですな 」
ルーク「 これを私が取り扱えるのか… 」
「 品は他にも沢山ありますよ?
持ちきれない位、卸するのでマジッバックが活躍します 」
ルーク「 あのカバンか… 私も欲しかったのだが
しがない三男坊だからな…
手に入らなかった… 」ハァ
「 セバスのも支給品です ルークさんにも支給しますよ?
お金が溜まったら買い取ってもいいと思います 」
ルーク「 本当か!? 」
セバス「 えぇ 私も活用させて頂いております 」
ルーク「 楽しみだな~ 」ウットリ
僕はそっとルークさんの前にカバンを置いた
ルークさんの瞳の色に合わせた紫の色のカバンだ
ルーク「 ま… まさか 」
「 マジッカバンですよ 契約はまだですが
今支給しておきますね 」
ルーク「 感謝する 」キラキラ
後は、僕がどんな生活をしているのか
あの街から旅に出た後のお話を聞かせた