車
セバス「 司様、今更ですが質問したい事がありまして 」
「 何を聞きたいんだい? 」
セバス「 では、司様のお誕生日は何時なのでしょうか? 」
「 えっ? えっと… 」
『 マイマスター 1月始めかと 』
「 一月始め頃だと思うけど、はっきり覚えてないや…
なぜ今更、聞いて来たの? 」
セバス「 はい 司様の故郷の本では 誕生日会と言う物があると 」
「 あー 確かにあるね すっかり忘れてたよ 」
セバス「 フムフム… では少し連絡をしたい人が居るので
少し退席します お話有難うございます 」
「 いえいえ 」
その後僕は、執務しつでPCをカチャカチャ触りながら
PCとユリウスをリンクさせ
全惑星のアイテムを、アイテム検索しているんだ
( こんなのキリが無いよ… )
『 是 全惑星ですからね 』
かちゃかちゃと、開いては閉じを繰り返し
僕は欲しい物を買った。
いつものメンバーに護衛して貰い、街の外へ
門兵「 神子様おでかけですか? 」
「 門横で試すだけだから、騒がしくなったら お願いね? 」
門兵は気になったのか、交代要員に話を付けついて来た
BOXから浮いて移動できる車をドンと出す
見た事のない物なので、入場に並んでいた人が集まって来た
ユリウスに操作方法を教えて貰い、起動してみる
使う人を登録しないとなので、いつもの僕とメンバーを登録
〖 登録完了しました 〗
『 マイマスター これで登録は終わりましたね
後は手動運転です 』
ベルトっぽい物があったので付けていざ出発
ふわっと浮いた 試しにハンドルのボタンを押しながら
前へ動かしてみる。
『 マスター 何かと止まりたかったら、足元のブレーキを踏んで下さい 』
「 分かったよ 」
スイスイ進み、スムーズに運転出来る
15分ほど試して、地上へ降りて停車させたら
取り囲まれてしまった この世界は馬車だからね?
色々質問してきたけど、商人ギルドに聞いて欲しいと話を終わらせ
車をBOXに入れて、商人ギルドへ向かう
バイオレット「 神子様、どうしたんだい?
今日は 納品の日じゃないと思うのですが? 」
「 新しい商品です 」
バイオレット「 ほう 」キラン
先ほどの車の説明を軽くしてみたら
目をギラギラさせて、どれ位早く移動できるのかと質問された
200㌔まで出せると言うと、凄く喜びだした
試乗運転をしてみたいと言うので
又門横に移動し、運転させてみる
バイオレット「 マジックバックがあれば… ブツブツ
どれ位時間短縮されるのか… ブツブツ 」
恐ろしい顔をして、何か言ってる
「 ねぇ ロー バイオレットさん少し怖くない? 」
ロー「 怖くねぇ~ それより俺にもやらせてくれよ 」
「 バイオレットさんがまだ運転席に… 」
ローはうまい事バイオレットさんを降ろし
車に乗り込んで、起動させ遠くに行ってしまった
1時間ほどしただろうか、バイオレットさんまだ正気に戻ってない
そうしたら、遠くに車が走っているのが見えた
( ロー何処まで行ってたんだ?… )
ガチャ
ロー「 いやー 楽しかったで! 馬車で一週間かかる街に
試しに行ってみたら、30分で着いたで 」
ぶつぶつ言っていたバイオレットが、こっちに振り向く
バイオレット「 今の話本当かな? 」
ローは鬼気迫るバイオレットの勢いにタジタジになってたけど
持ち直して、どれ位早くその街に 行ったのかとか
バイオレットさんに説明をして離れてきた
ロー「 楽しかったで~! いくらするん? 欲しいわぁ 」
「 これが売れる様になれば、給料UPもするから
お金貯めれば買えるんじゃない? いくらになるか分からないけど 」
その後はお察しで、バイオレットさんにひっぱられ
商人ギルドに行き 商談が始まった。