守護者
心配性な父上に、大丈夫だよと思いながら
皆がいそうな庭に行ってみると
見た事ある、白い巨体が寝っ転がっていた
「 君、僕の家まで付いて来ちゃったの? 」
守護者〈 恩を返しておらんでな 返したら帰る 〉
「 ふむ… じゃ何して貰おうかな… 」
守護者〈 我が納得が行く願いを言うが良い 〉
「 うーん(゜-゜) 」
僕は、テラスにある リクライニングチェアーに座り考えた
考えても考えても、欲しい物は手に入る
護衛も人数が多いし、どうにかしたい位だ
「 何もない… 」
守護者〈 なっ!? 何かあるだろ!? 〉
「 僕何でも手に入れられるんだよね… 」
守護者〈 … では何故こんな大所帯なのだ
帰りもあんな大事に抱えられて 〉
「 あの人達みんな、僕の護衛なんだよ
森へ行ったのは、僕のLv上げする為だったし 」
守護者〈 ……る 〉
「 えっ? 何て言ったの? 」
守護者〈 寿命が無くなるまで、護衛してやる 〉
「 わぁ… 護衛が増えちゃった…
でも君大きいし家入れないし、どうしようかな 」
『 マイマスター 人化スキルを渡したら如何です? 』
「 まじかー そこまで出来るのかー 付与してみよ… 」
守護者〈 何をした? 〉
「 出来たか不安なんだけど、人化のスキル付与したよ 」
守護者は驚いてステータスを確認しているのか
ピクリとも動かない
守護者〈 わ 我が人の姿に成れると言う事か… どれ 〉
守護者が霞んだと思ったら、額から角が生えている
白髪の緑の目の男性が立っていた
守護者〈 ふむ 中々ではないか、さて司 我に名を付けよ 〉
「 名前? 名前ねぇ… アインス アインスでどう? 」
守護者〈 ふむ どう言う意味で付けたのだ? 〉
「 だって君、何かを守ってるユニコーンでしょ? 」
守護者〈 そうだこの星を守っている 〉
「 意味はね? 一番って意味だよ 最上級 」
守護者〈 ふはははははは 我が一番か 良いな
我は今日からアインスだ 〉
「 宜しくね? 後、便利そうなスキルも付けておくから 」
アインス「 なぜそんな事が出来るんだ? 」
「 鑑定出来るんだから、僕を鑑定してみなよ 」
アインス「 …なるほど神子か だからか… 護衛任せるが良い 」
今日から又馬( 一人? )増えた