天使の笑顔は手紙と共に………
本日2連続投稿です。
ずっと………ずっと泣いていた。悲しかった。
遊んで欲しい時は遊んでくれる
転んで立てないときは手を差し伸べてくれる
悪いことしたときはしかつってくれて
良いことをしたときは頭を優しく撫でてくれた。
寂しい時は近くにいてくれた
でもそんなお兄ちゃんは居なくなってしまった。
お兄ちゃんと遊びたいよ………
疲れて走れなくなりそうなとき背中を押してほしいよ
勉強をサボっちゃったときしょうがないなって教えてよ。
出来なかった魔法が上手くできたんだよ?
なんで?お兄ちゃんとずっとそばに居たかったのに…………
寂しいよ………
辛いよ…………
我慢できなくなってベッドに倒れ込み枕に顔をつけた。
何度そうしたかわからない
そしてそうするたびに何か違和感を感じる。
そしてその違和感は何故か毎回私を安らげてくれる。
その安らぎの正体が一段と気になった
顔を上げ枕を持ち上げるがなにもない。試しにカバーを外し本体を出すと…………
本体に縫い付けられたらポケットに紙が入っていた。
それを拾い上げ広げて読む
『まず始めに、ごめんなユン。お兄ちゃんそばに入れなくて。今もしかしたら死んじゃっているとか思ってないか?
1つ絶対に無いことはこのまま死んじまうことだな。俺の逃げ足は知っているだろ?
それにユンを泣かせたままほっとけないしな。
新しいこともできたろ?
勉強ももしかしたらサボっているか?
俺が居ない間いろいろある。
次会ったときに存分にそのことをはなしてくれ。
新しい魔法ができたら撫でてやる。
まだ嫌いな物があったら食べさせてやる。
どうしてもわからない勉強を教えてやる。
だからまた会う日までがんばってくれ。全部できたらいっぱいなでるし美味しい物もたくさん作る。それにいっぱい遊んでやる。今できない分も………
何年かしたらここに戻ってくる
その時もしかしたら同じ場所でまた勉強したり遊んだり買い物したり友達と遊んだりできるかもな?
その時までどうか
俺の自慢の可愛い妹でいてくれ…………』
これを読むといつの間にか涙は止まって笑っていた。
そしてそれと同時に明日からやることも決まっていた。
お兄ちゃんはあの場所で一年先におそらく待っているはず。
そのときまでお兄ちゃんが私の事を自慢の妹だといってもらえるように…………
歩き始める
ラピス編は……………今週中にできるかな…?(遠い目)