いいえ、もちろんシスコンでもないです
今回は前の倍以上の文量があります。
2/19に主人公の軽い容姿説明を加筆しました。
10/20お金にかんして追加
はやいくも俺の異世界ライフから4年。つまり4歳
まず俺の容姿について教えようじゃないか。
髪は父親譲りの茶髪、言わばブラウンだ。目つきは…………うん、父親と母親のちょうど中間かな。
次はこの世界についてだ
この世界の日は地球と変わらず12ヶ月の365日。時間の単位も同じだ。金の単位はターナーらしい。1ターナー1円かな。石貨が1ターナー。小銅貨が10ターナー。中銅貨が100ターナー。大銅貨が500ターナー。小銀貨1000ターナー中銀貨5000ターナー大銀貨10000ターナー。小金貨100000ターナー。中金貨500000ターナー。大金貨1000000ターナーと言ったところでわらないよね?といってやめた。気候も春夏秋冬があるが夏と冬が比較的短く尚且つそこまでひどく暑く、寒くないためこの場所……ラークン村は避暑地、避寒地として有名だ。
ついでにこの話は母のアンジュから聞いたものだ
そして何とーー1つ下の妹と同じく1つ下の義理の妹ができました。
パチパチパチパチ
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
超絶可愛いので何回言ったか忘れたわ。
舌足らずな口調でお兄ちゃんとか………悶え死ぬんだけどどうしよう。凄い顔がにやけてしまう。
さてと、もう落ち着こう。今度は炉理婚じゃなくて姉好婚の皆さんが出てきてしまう。
よし落ち着いた。妹の名前はユン。義妹はラピス。
ユンは明るい茶髪を肩まで伸ばしている目は水色
ラピスはアンジュが一時的に引き取ってきたらしい。つまり、時間制限ありの義妹だ。ラピスは一般の家庭で生まれた。そして鉱物などを国々に売り出していた。しかし3歳になった日。つまり誕生日に親は遅くまで帰ってこなかった。マナがずっと欲しいかったらしい、青色のブレスレットを探していたのだ。
欲しがっていた理由は彼女の目と髪にある。色は藍色で天然石のラピスラズリのような輝きを持つ目と髪。そう思った夫婦はラピスすと名ずけ、初めてのプレゼントは名前の由来である。ラピスラズリのブレスレットを渡そうと思ったらしい。しかし天然石を加工出来る人を見つけたのは三日前ギリギリだった。そのため夫婦は帰るのが遅れたらしい。
そして帰って来たら………………
家、いやラピスを中心として300メートルの範囲にある家が壊れていたらしい。
そして帰って来た夫婦もまた彼女の魔法に巻き込まれた。幸い死人はいなかったがけが人が多く出た。
村を壊したこと、怪我人を出したこと、そしてそれ以上に自分の誕生日ブレスレットを探しにあちこち回ってくれた大切で大好きな両親を傷つけてしまったことに耐えられなくなったことから逃げ、それなりに離れたこの村についたらしい。
これもまたもやアンジュ談だ
この話からわかるようにラピスがきたのは2ヶ月前だ。そしてこの話を聞いたのはラピスが来て3週間後である。今ではここでの生活にすこし慣れたのかユンと遊んでいる。残念ながらラピスは顔はわかるがユンにまかせていた。同い年で同性の方が慣れは早いだろう。
★★★★★★★
さて、今日はやることがある。
そのために俺のメイドのサーシャにあることを頼んだのだ。そろそろ来ると思うんだけど
「リズティ様ーー、書の間についてアンジュ様の了承えてきましたよー。」
噂をすれば影っと。
「ん、さっさと行こう。待ちくたびれた。3分間待ってやるといったのに。」
「鬼畜ですか!努力くして7分で終わらしたわたしを誉めてくださいよ!!」
はー仕方ないな。
「どうもありがとう、サーシャー(棒)」
「なんで棒よみなんですか。もういいですよ……」
★★★★
「さて、書の間に来たが予想以上の本の量だな。」
見渡す限り本、本、本。それ以外は机と椅子か申し訳程度に置いてあるだけだ。
「お祖父様が大の本好きでしたからね。と言っても魔術とか魔物系のが多いですけど。」
ふーん、まあ読めるなら何でもいい。今思うと初めてだな。この世界でこれをやるのは。サーシャがどんな顔するのか楽しみだ。
「んじゃサーシャ、そこの棚の本全部出してくれない?」
「は?」
きょとんとしてとりあえずという感じで動き始めだ。ちょうどあった初歩の魔法の手引きを手に取ると俺に渡してきた。俺はそれを手に取るとパラパラーーと見てサーシャに渡した。
「はい、次」
サーシャは5秒ほど止まって動き出すと
「今の読んだうちに入りません!しっかり読んでください!」
「その本の1ページ目の始め」
「え?」
「まあ、取りあえず開け。」
よくわからないという感じで開いた。俺はそれを確認するとあるところ読んだ。
「魔法とは負の面もあるが、正の面もある。負の面は簡単に人を傷つけ、殺してしまう。その要素からもしかしたら戦争にも使われてしまうかもしれない。しかしそれなのにこの本を残すのは正の面、人を守り、助け、人々の繁栄に役にたてるであろうと考えたからだ。魔法を学ぶ諸君ゆめゆめ正の面に役立って貰いたい。」
俺はサーシャの表情を見ると満足げに笑った。そりゃ、何度も1ページめを読み返してるんだ。それは笑うよ。
でも驚くのも無理はない。なんて言ったって今言ったのは、さっき渡された本の始めの1ページ目の全文何だから。
瞬間記憶能力
俺が前世で持っていた能力だ。読んで時のごとく1度覚えたのは絶対に忘れない。はあ、驚いて固まったサーシャにいい加減声をかけるか
「サーシャ、固まってないで次。丸ごと持って来いって言った意味が分かったろ?早くってきてくれ。ここの本ははやく読み終わりたい。」
「え?あ!分かりました。」
こうして本を読み続けていた。
そして日落ち始めた頃。
「おにーちゃーーん」
「ん?この声は!」
俺は声の主の方に向き飛んで来た小さな身体をなんとか受け止める。くりっとした茶色の目。髪は茶色でサイドツインテールにしている。この子は何を隠そう
「ユーーーーン」
我が愛しの妹ユンである。
「んーユンはヤッパリ可愛いなっと?」
目線をユンの後ろに向けると藍色の髪が少し見えた。俺は思考を巡らせてユンに言った
「ねぇ、ラピスと話したいから連れてきてくれる?」
トコトコとユンはラピスのところに行くと、連れて戻ってきた。ラピスは緊張した顔で
「初めてまして。」
「そうだね。初めまして。リズティーって名前だからよろしく。どんな風に呼んでもかまわないからね?」
困った表情であるラピスは可愛いい。ついでに困っているのは俺がどんな風に呼んでもいいと言ったからだろう。
「自己紹介終わったなら手伝ってくださいよー。私一人じゃ徹夜しても終わりませんよ。」
そこには俺が読み終わった大量の本が机の上に大量に置かれており、それを片づけるのに四苦八苦していたサーシャの姿があった。そこに目を向け俺は親指を立てサーシャに向けていう。
「ガンバ!」
スパーーン
「グフ、流石メイド長の娘。まさかハリセンを持っているとは。てか、どこから出した。」
「メイドの秘密です。」
少しドヤ顔のサーシャは無視して少し笑ってるラピスに顔向ける
「やっと笑ってくれた。緊張は少しやわらいだかな?」
少し驚いた表情のラピスを続きをいう
「いくら仲のいいユンの兄だからって緊張してるだろーなっと思って上手くサーシャを誘ったんだけど、まさかここまで様になるとはね。緊張が少しやわらいだならいいや。徐々に慣れてくれればいいよ。」
俺は軽く頭を撫でると手を叩き
「取りあえず、夕飯の時間がちかいから行こう。本はあとでかたそう。」
そうして夕飯に向かったが結局本はサーシャだけでかたすことになる。
★★★★★
「よかったわー。ラピスちゃん顔色が良くなってきて。」
「そうね。メイドのみんなが心配していたものね。」
「何てったって1ヶ月何があったのかはなしてくれなかったものね。」