大切な人の手紙
お久しぶりです。筆者名変更しました。
兄さんがいなくなってもう1カ月たった。調査は形だけ、報告もない。明らかに兄さんの才能が無いってわかったから捨てられちゃったの?
私はわからない。何故才能が無いだけで捨てられるか?
私は泣きそうになる。大切だと………そう思う人たちがいなくなってしまうこと
ユンちゃんも、サーシャねぇさんも勿論大切だ。
でも、それ以上に兄さんのことを大切だと思った。
離れたくない、そばにいたい。そう願ったのはいつからだろう?
初めて会ったとき?
勉強を誉められたとき?
一緒に笑ったとき?
悪いことして泣きそうなとき一緒に謝ってくれたとき?
どれも確かに兄さんと一緒いたい。そう思う思い出ばかりだ。
けど、どれも違う。
私は首からぶら下げたラピスラズリのネックレスを見る。兄さんが居なくなる前に渡されたおとうさんとおかあさんのプレゼント。ここには私の名前の由来……おかあさんおとうさんの願いがある。
あの時はなんで今になってそんな話をするのかと感情的になっててわからなかったけど、こうなることをわかってたのかな?兄さん頭がいいから。だから最後に私の隠していた悩みを解決しようとしてくれた。
嬉しかったな。おかあさんおとうさんに嫌われてないことが分かって……兄さんと同じくらい大切な人だから。分かったら安心して、泣いちゃって……疲れて眠っちゃって。
起きたら目の前に兄さんの顔があって腕枕されてて……どうして!?と思ってけど私が服を握ってたから、離れられなかったみたい。恥ずかしかったけど嬉しかったな……
そう………嬉しかった………今は嬉しい、楽しいことを思い浮かべても悲しくなる。だってもう兄さんはいないかもしれない。それはやっぱりやだ。
そう思って兄さんが作ってくれたクマのぬいぐるみを取るぎゅっととしてぎゅっとしてそれでも寂しい。
そうしてるとクマのぬいぐるみの縫い目がほつれて綿がでてその中に紙があった。不思議に思って広げると懐かしく、落ち着き、兄さんらしい手紙だった。
『俺がいなくなってどんぐらいかはわからないが寂しさの限界がきたみたいたな。ラピスは意外に寂しがり屋だからな。クマを抱きしめて壊しちゃうとおもった。だからここに手紙をいれた。死んだ思ってないかしいよな?俺は家族に寂しい思いはしてほしくない。今は会うことがてきないけど次会うときはクマのぬいぐるみをもう一回作ろう。大きくてかわいいのを一緒に作ろう。それでみんなとラピスの親に会いに行こう。そのために死ぬ訳にはいかない。死んで悲しい顔なんてさせたくないから。
だって大切な家族だから。
だから今度は笑顔で合おう』
やっぱり手紙は暖かくてやさしい。
でもなんかチクッと胸が痛いのは何でだろう?
でも痛いのも苦しいのも辛いのもやめ。
だって次は笑顔で………そう約束したから
今回はラピス編。次回は主人公視点に戻ります。
あと、二作目を書いてみました。こちら同様の異世界転生ものです。もしよかったらどうぞ。




