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ゆったり話3 落ちこぼれ記者と帰宅の電話《グッバイコール》

マンドラゴラと遭遇する前。草むらをかき分ける飯田庵佐は帰宅の電話を小山先輩にかける。

 僕は草むらで手が汚れきる前に小山先輩に電話をかけることにした。


「小山先輩!すいません急に出て行って!」

僕は小山先輩から教わった初手は謝罪から入ると言うテクニックを使った。

「ああ、飯田。それはいいんだけど、、、ヘッドホンパクったよな?」

「すいません!」


僕はここでも即座に謝るテクニックを使った。だが僕が他人のものを盗む窃盗犯ではなく、たんに馬鹿だっただけだと説明をすると一瞬で納得してくれた。自分のことを馬鹿だと言って納得されるのは少し心にくるけど、間違いじゃないからなあ。


「飯田、本当に帰るってことでいいんだよな?」

「はい、そうですよ。」

間違いではないとはいえ、そう思われるのは嫌なので馬鹿なイメージを消す為にインテリ風に答えてみた。


「まあいいや、とりあえず白松が連絡先渡したいって言ってたからすぐ送る。あとコラム明日すぐ書け。異世界の記事楽しみにしてるからな。」


小山先輩からのありがたい激励が身に沁みる。ただパーカーにしがみつくひっつき虫の方が僕の感情を揺さぶるが。これ後で取るの時間かかるなあ・・・


ブー

「あっ、連絡先だ。」

白松さんの連絡先。名前は白松、写真は、、、これ誰だ?


多分幼少期の写真だと思う。ブレていてどちらが白松さんかはわからないが満面の笑みなのは間違いない。


「こんなことしてる間に謎の物体に逃げられる!」

僕はスマホをポケットに荒く入れて、作業を再開した。

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