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コノハの短編集

さらさらさらと、きらきらきらと

作者: コノハ

 さらさらさらと、流れてく


 さらさらさらと、走ってく。


 さらさらさらと、かすかなかすかな音を奏でて


 遠く遠くへ旅をする。


 さらさらさら、さらさらさら。


 きれいで儚く美しく。


 さらさらさらと、きらきらきらと流れてく。


 きらきらきらと、輝いて


 きらきらきらと、ちりばめられて。


 強くまぶしい光の波が、はるかかなたに向かってく。


 宝石箱をひらいたように、輝きながら、流れてく。


 きらきらきら、きらきらきら。


 強く、果てない輝きで。


 さらさらさらと、きらきらきらと。

 

 何にも誰にも邪魔されることなく

 

 遠く果てない母なる海へと還ってく。

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― 新着の感想 ―
[一言]  綺麗な詩ですね。  「水」でしょうか? 澄んだ気持ちにさせてもらいました。ありがとうございます^^
2010/08/09 20:10 退会済み
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