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星座の導きで旅をしたら前世の恋人とまた会えますか?

「天上の星を司る神霊よ、世界の理を我らの前に示したまえ――――」

 魔法が生活の一部として根付いた世界の話。

大国・ラクテウスでは一人の巫女が国を治めていた。

巫女は空を取り巻く星座に宿る精霊のお告げを聞くことができ、それをもとに政治を行う。

少女の名はレギナ。幼い頃から巫女として人々から崇められてきた。


「巫女殿、此度の神事は以上になります。お食事をお持ちしました」

「ああ……タイル。痛み入ります」

レギナは自分に使える神官にして衛兵である青年・タイルと愛し合っていた。

しかし、身分の違いゆえに二人は結ばれることはなかった。


そしてある日、敵国の襲撃を受けラクテウスは滅亡。

レギナとタイルは共に命を落とした。


百年後、レギナは中流階級の魔法使いの家系の娘・オリビアに転生する。

「……レギナよ。……レギナよ。我が声に応えなさい」

「…………え? 誰、誰なの……?」

一五才の頃、オリビアは星座の精霊の声に気づき、前世の記憶を取り戻した。

そしていくつかの事実を知る。

同じ時代にタイルも転生していること。

タイルは某国の勇者として、魔族に苦しめられる民達のために戦っていることを。


奇しくもタイルは、転生した今も人々を守るために戦っていた。


 これまで夢の中で度々現れてきた青年の正体がタイルだったことを知った。

オリビアは心底悔やんだ。前世では恋人としての幸せな時間を味わうことなく死んだ。タイルはいつでも自分を守ってくれてたというのに……。

「今度は、――私がタイルの力になりたい!」

あの時の二人とはもう違う。二人を阻んでいた身分による壁はもうなくなった。

オリビエは星座の精霊の声を頼りに、旅に出た。

星座の精霊の力を携えて、彼と数多の民を救うために。


星座がお題という事で織姫と彦星を

イメージして書きました


詳細は活動報告で――

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