第79話【Service scene】
小説でサービスシーンやる意味有るんですかね?
正直私は意味は無いんじゃないかと思います
「しかし三人乗りの前に・・・モルガナ
君、 ちょっと体を洗いたまえ、 血でべっとべとじゃないか」
「そうだなぁ・・・とはいえ洗う場所が無い」
「水辺まで少し歩きますか・・・」
馬を連れて歩く事になったロダン一行。
「モルガナは何処の家の生まれなんだ?
私はオーギュスト王国の男爵家の生まれなんだが・・・」
「貴方も貴族だったか、 私はジェスターの大公家の生まれだ」
「・・・・・何でジェスターの大公家がオーギュストの国土に居るの?」
「さぁ? 大公家は異世界のOdevu verseに居を構えていて
そこからこの世界に放逐されて出た場所がこの近くだった」
「・・・・・ジェスターの貴族達が異世界に居るって事は知って居るけど
Odevu verseって何?」
「でぶ妖精が沢山居る世界、 太陽もでぶ妖精だったよ」
「意味が分からない」
「・・・・・でぶ妖精、 知らない?」
「偶に家の食料を食べている丸っこいのでしょ?」
「ちゃんと毎食御飯あげろ」
「なんで? と言うか大公って物凄い家柄じゃない」
「家柄は良いが性格が悪過ぎる、 長兄以外屑ばかりだった」
「そうなのか・・・兄弟には憧れが有ったが・・・」
「私は一人っ子に憧れ・・・は無いな、 そもそも父親が屑だったし」
「父親か・・・母親は居なかったの?」
「母親は離縁してね、 まぁ無理もないが・・・君の家は?」
「私の家は母とは別居中だ、 病気療養の為に湯治に出かけている」
「湯治か・・・憧れるなぁ・・・」
「温泉に入りたい気分なのは分かるが・・・」
そんな話をしながら歩いていると水場を見つけた。
ロダンは離れた、 モラルである。
女性陣は水場に入ったサービスシーンである。
小説でやる意味有るのか?
コミカライズに期待しよう。
モルガナは服を脱いで水場に入ると横になって高速回転を始めた。
ジェスター教国の貴族の湯浴みの仕方である。
「ふぅ・・・」
「目回らないですか?」
「素早く体を洗って外に出る高等入浴術だ、 慣れているから目は回さない」
この体の洗い方は自律神経を鍛える事にも繋がり彼女は乗り物酔いしない。
そんなこんなで体を洗った彼女達は服を着てロダンの元に戻るのだった。
「あのー・・・僕も体を洗いたいんだけど、 良いかな?」
ロダンの提案を承諾する女性陣。
「ねぇ? 覗く?」
「それは男同士でやる会話です」