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Re:incarnation  作者: Mr.後困る
Chapter3:Forest fever
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幕間【城門にて】

入る権利が有る者、無い者

「一体どういう事ですか!! 陛下に御目通りをお願いします!!」

「ですから何度も言っている様に陛下は忙しい身なのでアポイントメントを取って下さいと」


オーギュスト王国、 王都アウグストゥス。

そこに位置する王城『八月城』の城門に半狂乱になっている男が一人。

彼の名はパルメザン、 ギルド王都アウグストゥス支部の支部長である。

衛兵に止められながらも必死に場内に入ろうとしている。


「邪魔するよ」


【オーギュストの龍】リーダーが美女を引き連れて城内に入る。


「ちょ、 ちょっと待て!! 何でこんな子供が入れて私は入れないんだ!?」

「ん、 君はギルドの王都支部長じゃないか、 どうしたんだい、 そんなに血相を変えて?」

「王都の門の護衛の仕事を今月一杯で打ち切ると連絡が来たんですよ!!

それで何が起こったのかここに来たのです!! 陛下に取り次いで下さい!!」

「何か問題でも?」

「問題大ありじゃないですか!! 王都の門の護衛が居なくなるんですよ!?

王都に怪しい人物が入り放題じゃないですか!!」

「それなら問題無い

来月から王都守護隊が王都の門の護衛任務に入る、 何一つ問題はない」

「何を言っているのですか!! 今まで私達ギルドに門の護衛を任せていたじゃないですか!!」

「それで?」

「私達ギルドとオーギュスト王国の信頼関係を放棄すると言うのですか!?」

「ふむ、 じゃあ陛下に聞いてみるよ、 さぁ帰った帰った」

「いや!! 直接取り次ぎます!!」


護衛に抑えられるパルメザン。

【オーギュストの龍】リーダーはそのまま城の中に入って行った。


「ねぇねぇリーダー、 本当に陛下にギルドの門の護衛の任務取り上げた理由を聞くの?」


【オーギュストの龍】のメンバー

リーダーのハーレムメンバー巻き毛のマリリンから尋ねられる。


「いや? 別にー? 前々からギルドから門の護衛任務を取り上げるって話は聞いてたんだ」

「へぇ、 何で?」

「イレギュラーズだよ」

「イレギュラーズってあのクランの?」

「そう、 イレギュラーズは反ギルドの思想を持っていて

ギルドの完全撤廃を目論んでいる」

「何でそんな事を?」

「イレギュラーズの中心メンバーは皆ギルドの連中に殺されかけたかららしい」

「何で?」

「ギルドが動くのは仕事だからだよ、 仕事で人を殺すとか恐ろしいなぁ」

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