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Re:incarnation  作者: Mr.後困る
Chapter2:Light of life
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第47話【Dinner Time】

美味しい夕食でも食べて嫌な事は忘れよう

支部長室から出て来た花子とロダン。


「花子・・・良かったの? あれで?」

「良いのよ、 たっぷりお金貰ったしね、 さっきも言ったけど

あんな奴等に謝られても迷惑なだけだしお金を貰った方が建設的よ

ギルドが身内に甘いとは聞いていたけど、 まさか身内を切るとは思わなかったけど」

「・・・僕はギルドは仲間を裏切ってはならないって言う決まりが有るって聞きましたけど」

「確かにその決まりは有るよ、 でも有名無実化している感は否めないね

先代のギルドマスターと比べて今のギルドマスターはちょっと可笑しい娘らしいし」

「そうなんですか?」

「薄気味が悪い娘だって事は言われ続けているよ、 実際に会った事は無いけどね・・・

『ギルドメンバーは家族だ』ってギルドの上層部は最早縁故や血筋で決められているらしい」

「信じられないな・・・」

「俺も初耳だ、 と言うか代替わりしたのか・・・知らんかった」


デッドも呆然とする。


「ロダン、 君にギルドから冒険者を見繕うと思ったけど駄目になっちゃったね

ごめんなさい」

「いえいえ、 僕もギルドがこんな組織だって知れて騙されずに済んで良かったですよ

ありがとうございます」


微笑む花子。


「じゃあロダン、 これから如何する? 何処かの新聞屋にこの事を吹き込みに行く?」

「え? 君黙ってるって約束でお金貰ったのに良いの?」

「はて、 何の事かな、 と恍けたりできるし、 約束したのは私だけだから

君が垂れ込むのもアリだよ」

「・・・・・新聞屋の場所は何処かな?」

「ふふっ、 ついでにこの街を案内してあげるよ、 お腹空いたんじゃない?」

「・・・・・そうだね、 新聞屋に行ったら御飯を食べに行こうか」

「奢るよ、 お金は一杯有るしね」


ハハハハハと笑う花子とロダンだった。


後日、 このギルドで規約違反の見逃しが行われていたと地方紙が公表した。

冒険者ギルドの上層部はこの事を強く受け止め、 支部長は更迭された。

更にイチジクの顔の面々もギルドから一時的に活動禁止命令を出されてしまうのだった。


一方、 この事件の渦中の花子と花子を救ったロダンは行方不明となった

花子は行方不明になる前に1億G相当の白金のインゴットを換金したと言う情報も有り

そのインゴットの出所を含めてギルドは調査をしている。

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