第19話【Index】
比較対象が有ると分かり易い
「天使さん!! 今日こそは外に出させて貰う!!」
「良いでしょう来なさい!!」
天使とロダンの戦闘が始まった。
翼を広げて空を飛んで飛び掛かるロダンを回避する天使。
槍でロダンを貫こうとするがロダンも回避する。
天使は地面に突き刺さった槍を抜こうとしている。
ロダンは剣で天使を斬る。
天使にダメージが入る。
天使は地面に突き刺さった槍を抜こうとしている。
ロダンは剣で天使を斬る。
天使にダメージが入る。
天使は地面に突き刺さった槍を抜こうとしている。
ロダンは剣で天使を斬る。
天使にダメージが入る。
天使は槍を抜く事を諦めてロダンを殴った。
「ふぎゃ!! で、 でもここで負けない!!」
天使の拳を掴むロダン。
「ここから!!」
天使を投げ飛ばすロダン、 投げ飛ばされる天使。
「やるわね」
ピタリと壁に脚を付ける天使。
「へへっ・・・」
「でもまだ甘い」
びゅん、 と一気にロダンに近付く天使。
「わっ」
「遅い」
袖から出て来た小刀で腹を突かれるロダン。
小刀が腹に突き刺さる。
「くっ・・・まだまだだだだだだだ」
「麻痺毒を塗っておいたから動けないわ、 勝負ありね」
「だだだだだだだ」
眼をグルグル回すロダン。
「・・・混乱毒じゃねぇの?」
「麻痺毒、 の筈よ、 手当てしないとね」
手当てをされるロダン。
「ぐぬぬ・・・今回もダメかぁ・・・」
「でも前回よりも良かったよ、 前回は大体58位の体力が削られたけど
今回は82位の体力が削られた」
「何それ?」
「体力を数値化した値ね」
「体力を数値化? そんな事出来るの?」
「うーん、 まぁ一般的な指標の値としての数値から算出した感じだからね
指標としては有用じゃないのかな?」
「良く分からないよ、 体力とかは人それぞれじゃないの?」
首を傾げるロダン。
「まぁそうだけど・・・」
「体力が1減るの指標は何?」
「う、 うーん・・・難しいわね・・・」
「ロダンよぉ、 とりあえず前回よりはマシになったんだから喜んだらどうだ?」
デッドが口を挟む。
「そうだね、 所で天使さんの体力を数字で表すと幾つ位有るの?」
「35万位」
「・・・・・・・」
眼が点になるロダン。
「・・・えーっと・・・天使さんを倒すには体力を幾つ迄減らせば良いの?」
「0に決まってるでしょ」
「・・・先はまだまだ長いなぁ・・・」