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散乱3「ロリババア?爆弾魔?イタチ?」

登場人物

秋(私)

利(お兄ちゃん)

お母さん(母)

先生(榊原、ロリババア、爆弾魔、蜃気楼)

「イタチはやめとけ!」


また意味不明なことを口走り、一日が始まる。

今日は、お兄ちゃんの担任の先生が来るそうだ。

家庭訪問。

どんな人だろう。

どちらにしてもお兄ちゃんの受け持ちなのだから苦労しているに違いない。

わたしは、今日は学校もクラブもないので、横でいてよう。

お兄ちゃんも学校がないはずなのだが、朝からいない。


まもなくして、先生が来た。

ピンポーン。

インターホンがなり、私が出迎えた。


先生「どーも、こんにちは。」


先生ではなかった。

多分、お兄ちゃんの友達だろう。


秋「お兄ちゃん、朝からいないんですけど。」


先生「あら、妹さん。」

  「ええ、いいわよ。」

  「今日はお母さんに用があるから。」


お母さん?先生だった。

先生にしては、若すぎる。

どう見ても女子高生だ。


母「どーも、先生。」

 「こちらへどうぞ。」


先生「それじゃ、失礼しますね。」


母「先生すみませんね、利が朝からいないんです。」


先生「ええ、さっき妹さんから聞きました。」

  「あたしがくるっていって逃げたんですね。」


今、あたしといったか?


母「先生お若いですね。」

 「失礼ですが、歳はおいくつですの?」


私が一番気になるところは、やっぱりお母さんも気になるようだ。


先生「そんなに若くないですよ。」

  「今年で32歳なんです。」


逆にサバでも読んでるように思える。

サバでも読んで、私と同い年でもいけるような気がする。

本当だとしたら、現実にはなかなかいない、ロリババアが成立する。


母「あっ!お茶がまだでしたね。」

 「入れてきますね。」


先生「どうぞお構いなく。」


お母さんは、どこの家でもあるようにお茶を入れにいった。


先生「妹さん、お名前はなんていうの?」


秋「あっ、秋といいます。」


先生「秋ちゃんね。」

  「お兄さんと全然違うのね。」


当たり前だ。

お兄ちゃんと同じといわれたら、適わない。


先生「秋ちゃん、何かクラブをやってるの?」


秋「ええ、テニス部に入ってます。」


先生「あら、奇遇ね。」

  「私もテニス部の顧問なの。」

  「それで、あなたのお兄さんも困ったものね。」


お兄ちゃんが困ったものなのは、今に始まったことじゃないからいわれなくてもわかってる。」


先生「利君なかなかテニス部に入ってくれないのよ。」

  「あなたから何かいってくれないかしら?」

  「はやくしないと、あの魔球が使えないのよ。」

  「聞いたら、帰宅部なのに間南高の木下君に勝ったっていうじゃない?」


秋「無理ですよ。」

 「お兄ちゃん、もうクラブはしないって散々いってますから。」


先生「まあいいわ、私から言ってみるから。」


まもなくして、お母さんがお茶を入れてきた。

しばらく普通の家庭訪問のような会話が始まり、普通に終わった。


先生「それじゃ、私はこの辺で。」


母「まだ回るのですか?」


先生「家、今日はここが最後です。」

  「秋ちゃん、またね。」


秋「さようなら。」


ちょうど、お兄ちゃんが帰ってきた。


利「もう帰りはったかな?」


先生「あら、利君今帰り?」


利「爆弾魔がでた!まだいてた!」

 「また、これからいくねん!」


先生「ちょっと、爆弾魔ってどういうことよ!」

  「私も今帰りだから、そこまで一緒にどう?」


利「さいならー!」


先生「ちょっと待ちなさい!」


先生は、Bダッシュで逃げたお兄ちゃんを追いかけた。

おにいちゃんはなぜか頭に荷物用のひもを巻いていた。

お兄ちゃんの苦手な先生なのだろうか。

お兄ちゃんが先生から逃げてるところなんて見たことがない。

中学のときは、先生を困らせることにかけては、だれよりもすごかった。

ということは、あの先生も凄腕ということだ。


夜のこと、私は、お風呂に入ろうとした。

と思ったらすでに先客が、

お兄ちゃんだ。

朝のひもをまだ付けている。

ひどく傷がついているところを見ると、あの爆弾魔とやりあったのだろう。

それに、目が開いてるので起きてると思ったが、寝てた。

目を開いて、またおなじみの寝言を言って寝ていた。


秋「お兄ちゃん、お風呂で寝ると風邪引くよ。」


利「ZZZ、そのイタチ1980円もするん?」

 「めちゃめちゃ高いやん!」

 「もっと安せーや!」


秋「イタチ?1980円?」


私はよくマンガである寝言をいってる人に話しかけると、反応するか確かめた。

まずは、日陰の声色を使って、日陰になりすましてみた。


秋「先輩、こんにちは。」


利「なんや?日陰か、お前もイタチ買いにきたん?」


秋「先輩、私のことどう思います?」


利「棚から牡丹餅やね。」

 「そんで、棚から牡丹餅ってどういう意味やっけ?」

 「オッサン、どーでもええけど、イタチ高すぎるやん!」


まったく意味がわからない。

今度はさっきの先生で言った。


秋「利君、さっきはよくも逃げてくれたわね。」


利「榊原さんか、なんしてはるん?」

 「イタチやっぱり1000円でらないて。」


榊原?あの先生の名前だろうか。


秋「テニス部に入ってくれる?」


利「よっしゃ、1500円で手打と!」


更新不可能になった。


寝るとき、聞いてみた。


秋「お兄ちゃん、さっき何の夢見てたの?」


利「不思議な夢やで。」

 「先生がな、イタチこーてこいゆうたさか、買いに行ったら、こーてこいゆうたくせに、イタチ屋まで来て、さっきはよくも逃げたとか意味不明なことゆうて、」


やはりあの先生は普通ではなった。

それにしてもなぜイタチ?


2話3話は今後書くとしたら黒歴史になり、

東方ランドリーは、10話以前が黒歴史。

すなわち、自分では、二度と読まないもの。

それにしてもあだ名の多い先生だ。

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