死んで、死んで、死ぬ。それが仕事。03
召喚されてから、かなりの日数がたったちました。
レインは剣を毎日振っていました。
森の奥の方から一人の少女が走ってきます。
「おのーーさん」
「あ、何だ」
さりげなく返しました。
「たすけてええええ」
「ええええええええええええ?」
振り向くとそこにはリーナの後ろに巨大なモンスターが追いかけてきます。
「ふ、出番か」
「いいから早くー」
よっこらせっと。
重たい剣を構えてモンスターに向けます。
「くらえーーーー」
大きく振り下ろしました。
きーーん
甲高い金属の音とともに火花が散りました。
レインの手の中には剣はありませんでした。
「あ、ああああああああああ」
大きなモンスターの爪がレインをはじき飛ばしました。
一発で死にました。
気がついたら、レインはさっきいたところにたっていました。
「レイン、やっつけてくれるって信じていたのに」
目の前には怒ったリーナがいました。
「どう、なってんだ?」
レインには意味がわかりませんでした。
さっき、でかいモンスターに一撃で死んだはずじゃ?
まて、ならなぜ生きている?
レインは考えます。
しかし答えが出るはずもなく自問自答は終わりました。
「あなたが、生きている理由は、その剣のおかげ。
その剣は持ち主が死んだとき、その周辺の時間を戻す効果がある。それが発動したっていうわかだよ。」
なるほど。
レインは理解しました。
「この剣の、スキル?」
「いや違う、その剣の本当のスキルは【イマジネンスト】」
「どんなスキルなのか?」
「わからない」
んんー
謎が深まる一方です。
「とりあえず、レインは死にまくればいいの。絶対に死んでも生き返るから。」
「そんな」
その日から、どんなでかいモンスターにもた立ち向かい死ぬ、そして時間が巻き戻り生き返る。それを無限に近いほど続ける。
この繰り返しをたくさんして、レインは少しずつ強くなっていきました。
何度でも死んで、時間を巻き戻し生き返ってそしてまた死ぬ。
祖に繰り返しを毎日のように続けていました。
ある日
「ねえ、レイン」
「何だ?」
「この世界には、伝説の武器が王様たちが手に入れようと、たくさんの戦争が300年前に各地で起こったの、全部あわせて五つの伝説の武器が最終的には何者かによってもっていかれた。
すべての武器を使う五人が集まり大技、必殺技を一斉に放ったときに伝説ではすべての武器が消え、
一つの武器に変わるらしい。
そして、その五つの、武器の一つそれがレインの持つ剣【アルザートバーチ】
あとの、四人の行方を捜しているの。
これから、長い旅に出ようと思う。
一緒についてきてくれるかな?」
「ああ、当然だ。
それでなんだけど、その四人を集めてどうするんだ?一つの最強の武器を作るのか?世界征服か?」
レインは問いました。
リーナな、うつむいたまま何も言いません。
「まあいいよ、ついて行ってやるよ。」
結局旅に出ることになりました。
「さて、どこに行ったらいいのかね?」
「確か、盗まれたとき一つは光を放ちながら北の方向に飛んでったらしい。光を発する武器だと思う。」
「わかった、北だな。」
ここから、長い長い旅が始まりました。
森を抜け、荒野を歩き、海に出ました。
「船旅か」
レインかつぶやきました。
「私、船に乗ったことないの。」
まじか
「船酔いするんじゃね?」
「わかんない、苦しむのはいやだからやばそうだったら死んでね。」
「ひでーな」
船旅中は想像以上にリーナがやばかったので、一回自殺をしてしまった。
なんと言ってもちっちゃな子が苦しむのはみたくないからね。
いろいろとありながらとりあえず海を越え新たな大陸につきました。
「はあ、はあ、長かった。」
「おまえが、あんなに船酔いに弱いとは。」
さて、ついたはいいけど、宿泊できるところを探さなくてはなりません。
そんなとき、港町の奥の方で光り輝く何かが落ちました。
あたりはものすごい振動と大きな爆音が響きました。
「何だ?」
そこにたっていたのは、一人の少年でした。
続きを早めに出したいと思います。