召喚生活の始まり。02
『転生しちゃったーーーーーーーー」
ですがここは山のなか、転生とはいえません。
しかも体もずいぶんと子供ですが、生まれたてでもありません。
しかも自分の周りは結構開けていて、まさに自分が召喚されたかのように
『召喚されちゃったーーーーーー」
「何を叫んでいるんですか?」
隣から自分より幼い声をする一人の少女がたっていました。
「えっ?」
少女は不思議そうな顔をして答えました。
「もしかして失敗しちゃったかな?」
レインは考えます。何に失敗したのでしょう。聞いてみるまではわかりません、思い切って聞いてみました。
「失敗したってなんのこと?」
少女は答えます。
「え、召喚だけど。だって君どこからどう見ても、弱そうだよね?」
今の言葉を聞いてレインは、少し心が痛みました。そしてなんとしても召喚されてしまったこと。
「君、やっぱり失敗作だよね?、もう一度やり直すから待っててね。」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。」
「どうして?」
「何が失敗作なんだ?」
「君だよ。だって弱そうなんだもん。」
「わかんないよ」
「なら、険を出してみてよ」
今、初めて気がつきましたが、レインの手の中には立派な剣を握っていたのです。
「これか?」
気がつきましたがこの険はめちゃくちゃ重たいみたいで、今にもこけてしまいそうです。
「そう少女が答えました。」
まず険の鞘についている、布をはずしました。すると中からは、とても金ぴかな険があったのです。
「抜いてみて」
気合いとともに抜きました。あまりにも重たいので抜いた反動で数歩後ろによろけました。
「どうだ」
自慢げに言いました。その険は全体が虹色のように色が変わっていきます。半透明な刃に太陽の光を反射させています。
「もうしまって大丈夫。」
「はい」
何だよもうちょっと自慢させてもらってもいいじゃないか、そんなふうに思いました。
「これは使えるかも。」
あのー聞こえてますけど
とりあえず持ってるだけでも疲れそうに重い険をしまいました。なんと言ってもみたことのない険だったのでレインはテンションが上がっていました。
「ついてきて」
少女は、短くそう言って歩いて行きました。何もないかと思っていた森に家が少し集まっています。集落です。
「お、お邪魔しまーす。」
そういって、家の中入りました。貧乏な家です。部屋は三つだけ、一つの家族が住まば、とても賑やかになるでしょう
「適当に、座ってくれてかまわないわ。」
「そんじゃ、遠慮なく。」
お粗末なソファーに腰を下ろしました。
「今日から、あなたと私は一緒に住むの。」
そのときレインは、実質死んではないが瀕死状態になりました。
「ど、どういうことだ。」
しょうがないのです。生まれて初めてこんな年下のといってもそこまでしたではないと、レイン自信で決めていました。なんて言ってもロリコン扱いは勘弁ですから。
「わたしは、12歳、名前は『リーナ』よろしくねおにーさん。」
あああああああああああああああああああ
「ああ、よろしくリーナ」
「ところでおにーさんの名前はなんて言うの?」
「レインだ」
もう今日は心も体もこれ以上にないくらい疲れました。なんと言っても最後のおにーさん罪ですよ、罪
そしてその後一緒にお風呂入ろうなんて、これまでにないくらい幸せな日でした。「決していやらしい意味など一ミリもない。気がするが、絶対100ミリぐらいあった。
そう後、鏡で自分を見たら驚く暗い若返っていたので、今度のチャンスはしっかり生きると決めた。
読んでいただきありがとうございます。早めに続編を出したいと思います。
よろしくお願いします。