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こんびに

ポテトチップスは、コンソメが好きです。

日々、さまざまな人々の生活を支え、事あるごとにいろんな挑戦を続ける、現代社会の皆のオアシス。


そう、コンビニですね。始まりはセブンイレブンから始まり、今では数多くの会社が参入したこの業界。その店舗により勝負の仕方を試行錯誤し、如何に上手いものや利便性を提供できるかをつきつめていった現在。昔は、コンビニは高い。等と言われましたが、最近では割引をはじめたり、ペットボトル飲料を、自社ブランドにする事で、低価格で販売したりしています。と、ここまで書きましたが、この際コンビニの商品とかどうでもいい。


いや、コンビニ自体もぅ、どうでもいいと言って過言ではない。私が話したいのは、そのコンビニで働く店員についてである。私の近くにも、コンビニがあるのですが、最近そこで働くお姉さんのお釣りの渡し方が、"あざとい"と思うのです。正直、あれは自分が可愛い事を、把握している動きだと、私は思っています。このやり方は、その店員さんに関わらずなのですが…たまに遭遇するお釣りの渡し方でして、お釣りを渡す際にそっとこちら側の手にその綺麗なお手々を添えて渡すやり方をされるお姉さんいるじゃないですか?


あれ、私が童貞ならば、とんだ勘違いをしかねない。


と、そう思うのです。だいたいですよ?あんな、そっと手を優しく添えてお釣りを渡せなんて、習うものなのでしょうか?だとしたら、それをしない人は、客を選んでいると言うことにならないでしょうか?そりゃ、人間ですから?人を選ぶことくらいあるとは思いますよ。でもね、もしもそうだとしたら、そのそっと重ねられた柔らかい手は、"私を選んでくれた"手になりませんか?ね?


―――っピ……っピ…ピ…


「全部で540円になります」


「あ、はい」


財布ガサガサ


「…2…3…4…5…あ、10円ないや、すみません、6…と」


ガシャガシャ、(お釣サササー)


「お返し、60円になります」←ここ。


ここで何故か私の手をそっと包む。その手は、暖かいわけではなくて、少し冷たいくらいのひんやりとした白い手なのだけど、そこから、伝わるものがある―――。


「あ……あの……」


お釣をもらい、踵を返した私に少し申し訳なさそうにお姉さんは声をかける。


「……はい?」


振り返った私の顔を一度見て、今度は恥ずかしそうに目をそらすお姉さん。


「あ……///」


「どうかしましたか?」


「あ……ええと……その……///」


「…?」


そして、私は彼女が自ら話すのを待つわけです。それから、どれくらいの時間が流れただろうか?無言のまま過ぎていく時間の中で、ようやく…彼女はその勇気をふりしぼる―――


「ず……ずっと、好きでした! 初めてご来店していただいた時からいいなって思ってて! だからっ……!そのっ…!わっ!私と―――」


そこで私は、口に人差し指をあて言うわけですよ


「しー…その先は、俺に言わせて…」


「まんたんさん抱いてッ!」


みたいになるんじゃないかって期待しちゃうじゃない?いや、そんな事、あり得ないってのはわかってんですけど、そんな淡い青を抱くような気持ちにもなるじゃないですか?糞みたいに働いて、疲れた時にそんな優しくされたら涙もでそうになるわ。


だから、私は、あざといと思っているのですよ。まあ、お姉さんは単純に接客としてやってるだけなんでしょうけどね。なんだったら、ちょっと優しくすればまたコイツ来るんじゃね?みたいにいい感じにカモられてんのかもしれないですが、近くにそこしかないから、そこに行くよね。まぁ、普通に。


でもね、そう言うお釣りの渡し方1つでも、徹底させればこの業界の1つの武器になるのではないかと、素人なりに私は思いました。まあ、いろいろと課題は多そうですがね。


まんたんは、全国のコンビニエンスストアで働く皆さんを、応援しています。



料理の片付けは、食べる前にやるタイプです。食ったあとは皿洗うだけの状態にしときたい。

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