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新神々戦線  作者: 110
15/21

神の化身コユキ②

いきなり表れた、

学園の伝説(れじぇんど)神階堂(しんかいどう) 小雪(こゆき)

ホリー以下、3等級や4等級の生徒ではまずお目にかかれない、

最高権威の女の子。

ツルツル頭だけど。


「おまえが、、、この学園のトップの1人か、、、 。」


全てを見透かす目をガクトに向けるコユキ。


「ええ。そうよ。

その私への無礼な言動、

以後気をつけなさい。

大魔王とゆう()に類を見ない血筋の力量を一目見ようと、

審査員とゆう立場から傍観させて貰ったわ。

率直な意見よ。

杜撰(ずさん)且つ、お粗末な戦闘ね。

失望。

それでいて、

その自信家気質。

笑止千万。

私の域に達するには、

天文学的な幾年月を費やす程、

元時点では不可能だと断定。

わざわざ貴重な時間を割いた私に、

詫びの意を表し土下座なさい。」


全てを見透かした、

とゆうよりは司っている?

神の領域に達しているコユキのIQは、

推定3600。

冷酷な目でガクトを見下す。


「なんだ?

てめえ、わけ分かんねぇ事ゴチャゴチャ言いやがって、、、、」


「二度言わせないでちょうだい。

土下座なさい。」


「!?!?」


突如ガクトに無限の重力がのしかかる。


「な!?なんだ、、、!?

か、体が急にお、重てぇ、、、!!」


次第に立つことすら困難になったガクトは、

(ひざ)から崩れ落ち、

その場に倒れこむ!

更に重力が強くのし掛かり、

ゾウに踏み潰されたかのように、

頭だけ地に深くめり込んでいく!


「あら、綺麗にできるじゃない。

土下座においては私からも合格を出すわ。

それでは、

ご機嫌麗しゅう。」


爽やかな風が吹く。

その風と共に、

コユキはまるで、

そこにいなかったかのように静かに消えてしまった。


「がががが、、、が!!!!」


のしかかる重力が消え、

ガクトは起き上がった。


「な、、、何だアイツはぁぁ!?

はぁ…はぁ…。

ぶっ飛んだ技使ってきやがる…!

あれがコユキ…学園のトップの力か…」


指一本触れずにガクトを膝まづかせ、

一瞬でこの場から姿を消した、

その未知の力を持つコユキに対し恐怖する。



「くそが!!

い、今よりもっともっと強くなって、いつかあのハゲぶっ倒してやる!!!!」


「無礼をやめんか~!!

丸飲みにしちゃうぞ~!!

そう♪蛇のように♪」


これにて繰上等級試験終了。



「しかしまあ、

何だ?

コユキお嬢…いや、コユキ理事長が繰上等級試験に顔を見せたのは、随分久しぶりだなー。

アイツ以来じゃないかなー。

それだけコイツに………」


独り言を言いながら、蛇野は試験会場を後にし、

他の審査に立ち合った先生やガクトも会場を後にした。


確固たる地位と実力を見せつけたコユキ。

更に強くなるため、

これまで以上の修行に励むガクト。

二等級クラスでの闘いがはじまる。

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