神の化身コユキ②
いきなり表れた、
学園の伝説、神階堂 小雪。
ホリー以下、3等級や4等級の生徒ではまずお目にかかれない、
最高権威の女の子。
ツルツル頭だけど。
「おまえが、、、この学園のトップの1人か、、、 。」
全てを見透かす目をガクトに向けるコユキ。
「ええ。そうよ。
その私への無礼な言動、
以後気をつけなさい。
大魔王とゆう他に類を見ない血筋の力量を一目見ようと、
審査員とゆう立場から傍観させて貰ったわ。
率直な意見よ。
杜撰且つ、お粗末な戦闘ね。
失望。
それでいて、
その自信家気質。
笑止千万。
私の域に達するには、
天文学的な幾年月を費やす程、
元時点では不可能だと断定。
わざわざ貴重な時間を割いた私に、
詫びの意を表し土下座なさい。」
全てを見透かした、
とゆうよりは司っている?
神の領域に達しているコユキのIQは、
推定3600。
冷酷な目でガクトを見下す。
「なんだ?
てめえ、わけ分かんねぇ事ゴチャゴチャ言いやがって、、、、」
「二度言わせないでちょうだい。
土下座なさい。」
「!?!?」
突如ガクトに無限の重力がのしかかる。
「な!?なんだ、、、!?
か、体が急にお、重てぇ、、、!!」
次第に立つことすら困難になったガクトは、
膝から崩れ落ち、
その場に倒れこむ!
更に重力が強くのし掛かり、
ゾウに踏み潰されたかのように、
頭だけ地に深くめり込んでいく!
「あら、綺麗にできるじゃない。
土下座においては私からも合格を出すわ。
それでは、
ご機嫌麗しゅう。」
爽やかな風が吹く。
その風と共に、
コユキはまるで、
そこにいなかったかのように静かに消えてしまった。
「がががが、、、が!!!!」
のしかかる重力が消え、
ガクトは起き上がった。
「な、、、何だアイツはぁぁ!?
はぁ…はぁ…。
ぶっ飛んだ技使ってきやがる…!
あれがコユキ…学園のトップの力か…」
指一本触れずにガクトを膝まづかせ、
一瞬でこの場から姿を消した、
その未知の力を持つコユキに対し恐怖する。
「くそが!!
い、今よりもっともっと強くなって、いつかあのハゲぶっ倒してやる!!!!」
「無礼をやめんか~!!
丸飲みにしちゃうぞ~!!
そう♪蛇のように♪」
これにて繰上等級試験終了。
「しかしまあ、
何だ?
コユキお嬢…いや、コユキ理事長が繰上等級試験に顔を見せたのは、随分久しぶりだなー。
アイツ以来じゃないかなー。
それだけコイツに………」
独り言を言いながら、蛇野は試験会場を後にし、
他の審査に立ち合った先生やガクトも会場を後にした。
確固たる地位と実力を見せつけたコユキ。
更に強くなるため、
これまで以上の修行に励むガクト。
二等級クラスでの闘いがはじまる。