表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新神々戦線  作者: 110
13/21

繰上等級試験!

ガクトが入学して早くも1ヶ月。


現実世界では普通の暮らしが出来ない程の力を持った生徒たち。

神風学園に入学して各々、

部活に入部して腕を磨く者、

はたまた山籠り、海籠り?

ジャングル籠り、砂漠籠りして自身を鍛える者。

多種多様、色んな生徒がいるが目的は皆同じ。

卒業証書授与とゆう、

最強の称号を手に入れるためだけに、

高みを目指していた。


3等級から2等級への繰り上げを審査する、

繰上等級試験の日がやってきた。

3等級の生徒全員が試験を受けるわけではない。

壮絶な闘いにより再起不能になったり、

死に至ることすらあるのが繰上等級試験だ。


今回参加の申請を出したのは、

級長ホリーと大魔王ガクトの二人。

担任の先生、魔法使いハーリーとの闘いによって、

繰り上げの合否を審査する。


「さーて、とりあえず2等級なるかー。」


やる気満々、受かる気満々の自信過剰のガクト。


「は。山籠りしてたんだってな?

久しぶりに会ったと思えば、

相変わらずの威勢だな。

でも今回は俺は必ず合格もらうぜ。

3度目の正直。

ハーリー先生の手の内は完全に知り尽くした!」


ホリーも自信満々!


試験会場は、学園の数ある校舎の中で、

別館と呼ばれる試験のみを行う為に建てられた所。

そして、

部活の顧問の先生、どこの誰か見たことないような先生たちが、

審査員として試験に立ち会う。

その中に、2等級担任蛇野の姿もあった。


忍術部顧問がレフェリーとして会場の中央に立つ。


「ホリー、ガクト。

命の保証も、五体満足で後生過ごせる保証もない、繰上等級試験に臨む覚悟確かなら、

中央の闘技台へ。」


なんの迷いもなく二人とも、すぐに闘技台へ上がる。


「それでは2等級昇級をかけた、繰上等級試験を開始する。

ハーリー先生。よろしくお願いします」


闘技台中央に火柱がたつ!

燃え盛る火の中から表れたハーリー!


「よろしくお願いします。

ホリー。そしてガクト。

私を殺すつもりで挑んで来なさい。

魔法使いである私の魔法は、複数相手でも威力が落ちることはありません。

魔法の種類によっては、多人数に唱えることで倍増する魔法も持っています。

よって、

ふたり同時にかかってきなさい。」


「なめやがって。今度こそ完全にぶちのめしてやる。」


「小太りが。大魔王の恐ろしさを見せてやるよ。」


試験開始!!


開始と同時にハーリーが魔法を唱えた。

またもや闘技台に火柱がたち、炎がハーリーを包み込む。


「灼熱オンザロック。

炎をも鎧として纏える私に、通常の打撃は効きませんよ。灰となり散りなさい。」


「どっから火ぃ出すんだ?

なんだ魔法使いって?

現実離れしすぎて闘い方分かんねぇな。」


ハーリーが炎を纏いながら二人に突っ込んできた!!


「うお!?いやいや、、、、あちぃぃぃぃぃ!!!!!!」


業火に焼かれながら突き進んでくるハーリーの貰い火を浴び、

ガクト、ホリーは火だるまとなった。


「甘いっすわハーリー先生!!

その技見飽きたよ!!」


ホリーは素手で闘技台に穴を掘り、もぐらのように地中に潜っていった!

潜った時点で消火された。


「あち!!あち!!あち!!!!!!」


一方、火だるまになったままのガクトはもがき苦しんでいた。


「やれやれ。焼死はかわいそうですね。

氷結インパーティー!」


「!!!!」


ハーリーの魔法によりガクトは一瞬で氷付けにされ、

全く動けなくなった。

地中を掘り続けながら、

ハーリーの背後に飛び出したホリー!


「くらえ!もぐら叩き!!」


「!?」


巨大なハンマーをいつの間にか手に持っていたホリーは、

脳天を叩き割る勢いでハーリーを叩きつぶす!

しかし、

巨大なハンマーは一瞬で灰になってしまった。


「灼熱オンザロック。

そんなものではこの灼熱の鎧は貫けません。」


「ならば、

ホリー奥義!

もぐら無双!!」


素手でえぐり取った闘技台の石を、土を、

弾丸のようにハーリーに連射する!!

その弾丸のようなスピードにより、

燃え尽きる前にハーリーに命中させていく!


「く、、、!!

やりますね!

伊達に試験を何度も受けているわけじゃないですね!

では、お次は、、、、

ん?」


「!!」


ハーリーもホリーも攻撃の手を止める。

氷づけになっていたガクトが一瞬に氷解した。


「やっぱりな。

くだらねえ。

言ったよな?そもそも俺が3等級なワケねぇって。

このレベルの低い闘いにはもう付き合いきれねぇ。」


普段は切り傷のように閉じている、

額の眼が開く。


魔眼(まがん)。」


ガクト本領発揮。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ