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新神々戦線  作者: 110
11/21

3等級

ようやく神風学園に入ったガクト。

しかし、明らかに三流だと決めつけられたかのような、

3等級クラスへの入学に、イライラを募らせていた。


「あの蛇野郎。

誰だと思ってんだ?大魔王さんだぞ


まあ、いいや。

逆におもしれぇよ。

どいつもコイツもぶっ飛ばして、その超等級だかに入って、

そのコユキってやつと番長さんを倒せば済む話だ。」


3階まで上がってきて、3等級と書かれた教室の前に着いた。


「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


教室のドアを蹴っ飛ばすガクト!


「?」


数十人の生徒が授業を受けている真っ最中だった。

黒板の前に立つ小太りの先生。

そして数十人の生徒、一同唖然とする。


「ここが3等級か。

まあいい。

まずはここからスタートさせてやるよ。

俺は42代目の大魔王、ガクトだ。

今入学した。ヨロシクな」


「???」


いきなり他の生徒にぶしつけな挨拶。無礼極まりない恥ずかしい少年。

生徒たちは一瞬でざわつき始めた。


「なにアイツ?」

「キモくね?」

「超キモくね?」

「なにあの自意識過剰」

「ダイマオウ?www」


少し戸惑いを見せるガクトに、一人の生徒が一瞬にして背後に回り込みガクトに飛び蹴りをかました。


「痛っ!!!」


踏みとどまったガクト。


「俺は三等級クラス級長ホリー。

新入生だな?

蛇野先生の毒かすって来たんだろ?

実力は同等なんだよ。

偉そうにすんのは早ぇーぞ大魔王ちゃん?」


喧嘩をうるホリー。


「殺すぞテメー?

蛇オヤジには不意をつかれたけどよ、俺様がそもそも三等級ってわけねぇんだよ。向かってくるやつは全員ぶっ殺す。」


「義務だ。一度3等級に決まったお前は、

どうあがこうと3等級。

月1の繰り上げ等級試験に受からない限りはな。」


「繰り上げ等級試験?」


「試験官こと、学園の先生との闘いに勝てばクラスが上がる仕組みだ。

蛇オヤジとか無礼なこと言ってやがるが、

蛇野先生は2等級クラスの担任。

試験で蛇野先生に勝てば、

一流の1等級クラスに昇格する事ができる。

超難関とされる、1等級クラス繰り上げ試験の試験官が

蛇野先生だ!

それだけ恐ろしい強さの先生ってことだよ!」


「へえーあのヘビ親父、そんなに強ぇのか。

2等級の担任で?

で、ヘビ親父倒せば1等級で?

じゃー2等級になるには…」


「お察しの通り、私を試験で倒すことが条件です。」


小太りが、いつのまにか背後に立っていた。


「このクラスの担任魔法使いハーリーです。よろしく 。

あらゆるダメージを回復する賢者の石を心臓にもち、

あらゆるものを焼き焦がす、炎のゴブレットを駆使します。

ゴブレットの意味があまり分かってませんが、

とりあえずそれらを駆使します。」


ホリーも笑みを浮かべ、


「俺も伊達に級長してるワケじゃねーよ?

さっきの挨拶変わりの蹴りすら交わせねーようじゃ、

お前は永遠に3等級のままだからな?

ははっ。」


立ちはだかるハーリーとホリー。

そして、以下3等級の生徒。

一筋縄じゃいかなさそうな連中にガクトの闘志が燃え上がる!!


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