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コラボ編第二弾 異世界のスクールアイドル編その八

マリーは杖を淀子に向け、呪文を唱える。

「ガトリングマジック・ギガファイヤ!!」

 0コンマ1秒にも満たない速さで出現した魔方陣から、ガトリングガンのように火の玉が連射される。

 全部で八つ。対して淀子は拳の我流技で迎撃していく。

 熱さを感じてないかのような動きで、火の玉を潰していく。

 使っている格闘技も、我流ではあるが、よく見ると百戦錬磨の傭兵のようにも見える。

「メ〇ルギアソリッドの主人公から盗んだ技、見せてやるわ!!」

 余裕の表情を見せる淀子に、マリーは再び魔法を放つ。

「メガファイア!!」

 魔力消費を抑える為、わざと弱い魔法を選択するマリー。

 魔方陣から放たれた炎弾が、淀子に接近する。

「止める!!」

 右掌で、火の玉を受け止める淀子。

 果物を握り潰すように、火の玉を潰す。

「今度は私の番よ!!」

 そう言ってから、淀子は地面に向かって右拳を叩きつける。

 ギガクエイクにも等しい岩の嵐が巻き起こり、地面が割れ。

 マリーは割れた岩の一部と一緒に、穴に落ちた。

「うわああああああッ!!」

 

「さて、これで私の勝ちだわ」

 石を回収し、帰ろうとしたが。

 ない。何処へ行ったのだろうか。

 その時。ケータイが鳴り。

「もしもし」

 相手は黒神だ。

「優勝は鈴野だ」

「えええ!?」

 バ、バカな。

「たまたま、飛んできたから拾っただけよ」

 黒神と代わった鈴野が言う。

 なるほど、地面を割った時に飛んでいったわけだ。

「そんな偶然ってあるのか?」

「わ、分かったわよ。夕食は全員で。罰ゲームなんて科さないわよ」

「やったあああ!!」

 淀子は嬉しさで飛び跳ねた。

 

◇◇◇

 

 死ぬかと思った。

 江代のギガウィンドによって強制下山させられた私。

 何とか小屋を見つけることに成功したが、もう瀕死状態だった。

 私は最初の脱落者らしいが、戻るのは一番遅かった。

 スタ子は現在、ジョーが修理中だ。

「てか江代、お前いつの間にギガウィンドなんて覚えた?」

「マリーに教えてもらった」

「何だと!?」

「マリー、これ以上この厨二少女を強化しないでくれ。というか私に魔法の素質は?」

「うーん、見た所ありませんね」

「あ・・・・・・」

 ま、負けた・・・・・・。


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