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浅井三姉妹のバカな日常  作者: 心夜@カクヨムに移行
浅井三姉妹のバカな日常 せかんどしーずん!!(第二期の始め~コラボまで)
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釣り

土曜日。滋賀の某池。

「なあ。釣りやるのはいいけど、魚どうすんの?」

「食べる」

 姉さんは相変わらず食い意地が張っている。

 今日は私と姉さんと江代、琴柄とスタ子、そして後輩の桃代を連れて釣りをしていた。

 琴柄は自分の幸運を発揮して十匹まで釣り、負けじとスタ子も自身の計算能力を利用して九匹まで釣っているが。

 私はまだ三匹。

 姉さんと江代に至ってはまだ一匹も釣れていない。

 釣りなんて初めてやった私でもこれだけ釣れるのに、全く釣れないとかおかしくね?

「なあ二人とも、なんで自分が一匹も釣れないのか考えてみな?」

 姉さんが口を開く。

「おかしいなあ。制服脱いで下着姿になってあげた上に、サーロイン引っかけてるのに」

「そんなんで釣れるか露出狂!」

 確かにさっきから赤の下着姿だったな。

 次いで江代が言う。

「妙だな。処女の血を付着させた女神の果実でも釣れんとは」

 女神の果実の正体はリンゴだ。多分母さんに切って貰ったのだろう。

「お前の血が付着したリンゴとか誰得だよ。まさか女の子の日のアレじゃないよな?」

「そんなことはせん。腕をカッターで切った時の血だ。お子様の事も考えて十八禁ネタは無しだ」

「というかそれどこのアンタよ」

 淀子が独り言のように私を見ずに呟く。

「何の話だよ」

「お前が中学生時代の時に好きだった男に、女の子の日のアレ混ぜたバレンタインチョコ渡してたの知ってるよ。私が知らないとでも?」

 なッ!? こいつよくも私の黒歴史を・・・・・・。

「てかやめやめ! 一応青少年向けだからコレ! ノクターンノベルズでやってそういうの!」

「あいいかもねソレ」

「てか彼氏いないのにどうやって十八禁の奴書くんだよ」

「それはアレだよ・・・・・・。ラ〇ライブとかけ〇おん!の同人誌とかでよくある、彼氏ギャルゲーの主人公パターンだよ」

「作者に同人誌書かせるの!?」

「何言ってんの? 売名の為だよ。アイドルだって枕営業をして自分が有利になるようにしてんの。嫌いな人にも処女あげるくらいでいかないと。まあ私は男なら誰でもいいけど。そこの意識だけは高い処女の極みと違ってね」

「なッ!」

 というかアイドルが枕営業してるとは限らんだろ。

「つーか、まず服着ろ服を」

「魚を釣る為には恥を忍ぶようではダメなのだよワ〇ソン君」

 誰がワ〇ソンだ。こんな頭の悪いホー〇ズいやだわ。

「あ、きた!」

 叫ぶと同時に、姉さんは勢いよく引っ張った。

 パシャアという音と共に――。

 

 制服姿のヤンキーが現れた。

「よおよお姉ちゃん達何やっぐほあッ!

 セリフをいい終える前に、姉さんが地面に叩きつける。

「多分全身骨折してるだろうし、適当に病院送るぞ」

 

 私は彼を救急車に乗せてから事情を説明して池に戻り、釣りを再開した。

 そろそろお昼時。

「なあ腹減ってきたな」

 江代がニヤリと笑う。

「そう言うと思ってな。私ネットで調べてある料理を作ってきた」

「嫌な予感しかしないな。保健の為に自分用の弁当作っといて正解だったが、まあ食べてやろう」

 

 レジャーシートの上で、初は自分の弁当を開けてから、江代が真ん中に置いた三段の弁当箱を見つめる。

「じゃあ、開けるぞ」

 まず一段目がおにぎり。だが油断してはいけない。

「なあ。このおにぎりの中身は?」

「これは魔戦士の塩むすび」

「なら安心だ」

「私の汗から生成した塩だけどな」

「エリート塩か! 蛭〇さん? 〇子さんなのお前!?

こんなの食えるか!」

「ま、待て二段目は大丈夫な筈だ」

 そして二段目を見る。今度はたこ焼きみたいに見えるが、何故か黒い。これはどこかのアニメで見たことがあるッ!

「お前・・・・・・ラブ〇イブ!見ただろ?」

「愚民め・・・・・・サ〇シャインだ」

「どうでもいいわそんなの!」

 三段目は。

 見るに堪えない、最早放送禁止レベルの異形の肉。

「SAN値減らす気か。どこでクトゥルー神話の邪神の肉なんて買った」

「秘密」

 結局江代の弁当何一つまともな料理が無い・・・・・・。

 

 日が暮れるまでに取りあえず十匹釣り、家では釣った魚料理を食べた。

 初めての釣りは、かなり疲れた。


松野心夜です。久しぶりのまともな(?)ギャグです。

江代の創作料理かー。塩むすびに関しては皆引いてたけど、我々の業界ではご馳走です!

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