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江代の恋 その一

「三学期だね、初」

「三学期だな。二年生になったら進路決めないとな」

「うーん。私は特に何もしたくないな。ニートになりたい」

 何言ってるんだこの人は。

「いや金ぐらい稼がないと、お前死ぬぞ」

「まあ前にも言ったけどこの世界サザエさん方式だから、最終話まで高一のままだよ・・・・・・」

 あ、そうか。

休みの日の朝。あくびをしながら、江代に会う。

「あ、おはよ江代」

「おはよ、初姉さん」

 え? 初姉さん? おはよ?

 いつもの江代なら、「ふっ、グッドモーニングだマイシスター」とか言いそうなのに。

 

 朝飯の後も、普段なら厨二病な事をグダグダと話していたり、絵でも描いていたりしそうなのに。

 何故か江代はさっきから、ケータイばかり見ている。

 姉さんも驚いていた。

「なあ初。江代ってさ、ケータイばかり見るような奴だったけ?」

「いや、違うと思うぞ」

 

 しばらくしてから、江代は荷物を整え始めた。

「行ってきます」

 格好付けずに、普通の挨拶をしてドアを開ける江代。

 私と違って、自分の行動に共感してくれる唯一の相棒を見て、淀子も目が飛び出しそうな顔で見ていた。

 普段江代は中性的な容姿をしている為、かっこつけている時はまるで少年のようだったが。

 今日の顔は、普通に女の子の顔だ。

 これは気になる。

 

「えー!? 江代の秘密を暴く!?」

「だって、気になるじゃん。仮にも私達、江代の姉貴だよ。

だからアンタも、妹が何かに悩んでいるのなら助けてあげるべきだよ」

 そう言われて、私は部屋を漁り始めた。

 姉さんも同じように。

「あ。初、これじゃない?」

 姉さんが持っていたのは写真立て。

 写真を見てみると、江代と一見ひ弱そうな少年が一緒に写っていた。

 ――え? えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?

 あんな厨二病に彼氏!?

 

 一週間後。

 江代は再び同じような感じで出かけた。

 私と姉さんは尾行し始める。

「んで、何で尾行すんの?」

「だから私達はあいつの姉貴でしょ。だから妹を応援しに行くんだよ」

 ――邪魔しに行くの間違いだろ・・・・・・。

「あ、あの人じゃない?」

 江代の所に、写真の少年が現れた。

 二人は楽しそうに歩き始める。

「デートだよ、これ完全にデートだよ」

「まあ言わんでも分かるわ」

 手繋いでるし。ニコニコしてるし。

 だがあの二人からは――。

 !?

 隠し事があるということを示すサイコ・ロックが、いくつか見えていた。

 あの二人は、恋人同士という秘密以外に何かあるのだろうか?

「おい、初。尾行を続けるよ」

「お、おう!」

 

 次に江代達が行ったのはアニメート。

 外から監視し始めた。

 というか、アニメートにカップルで行くのはオタク達がうるさくないか?

 っとその前に。

「淀子姉さん。さっき江代達から」

「鍵が見えたの?」

「ああ」

「私も、あの二人――。というか彼氏の方に秘密がありそうな気がしたよ。

何となくだけど」

 ――あの二人は一体?


はい。松野心夜です。

最近こっちを更新していなくてすみません。

今回は珍しくギャグ要素はありません。次の話で江代の恋編は完結します。

江代の彼氏の秘密とは! 次回をお楽しみに。

あとすみません。ツイッター上で五〇話まで書くとツイートしましたが、申し訳ありません。

もうそこまでネタがありません。ですので三〇話までが通常の話で、

三一話で最終回となります。その後も、機会があれば書きたいと思うので、三つ子達をよろしくお願いします!

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