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病院

火曜日の放課後。総合病院。

 今日この病院に来た理由は他でもない。姉さんが全治一ヶ月の大怪我をしたからだ。

「はあ・・・・・・。なんで私が怪我なんかしなきゃいけないのよ・・・・・・」

 姉さんは包帯でグルグルにされた右足を見ながら呟いた。

「まあ琴柄の元ネタがあの人だから仕方ない」

 この怪我は琴柄との戦闘中、偶然屋上から地面に落下したときに負ったものだが、普通屋上から落ちれば死ぬか一生動けなくなるのがほとんどなので、全治一ヶ月なのが不思議だと、私は言われた。

 因みに今日の見舞いは、そんな偶然を引き起こした琴柄も一緒だ。

「・・・・・・ハハハ。ボクみたいなクズの幸運のせいでそうなるなんて、キミもついてないね」

「空気読めよ偽希望厨」

 姉さんは半目で琴柄に言う。

 ただ勝負を挑んだのは姉さんなので、この怪我は姉さんの自業自得だと思うのだが。

「てかやっぱり私が前話で予測した通りレギュラーキャラ化したのね。ス〇イクに怒られたらどうすんだコラ」

「いいじゃん。ダ〇ロン3もスー〇ン2も終わったし」

 おいお前等。

「あのさ、普段ボケキャラである私がツッコミをするのはおかしいんだけどさぁ」

 キャラとか言うな、キャラとか。

「まだニューダ〇〇〇ロ〇パ〇3の特典で、スー〇ン2.5があるからまだお前の元ネタの人を忘れている人はいないと思うぞ」

「でも初回限定版だから見られる人は限られているし、大丈夫だよ。あ、でもダ〇〇〇ロ〇パ3 The end of 希〇ヶ峰〇〇は、未〇編、絶〇編ともに、DVDとブルーレイが好評発売中だよ」

 おいい、それはまずいだろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

 まずい、これ以上ダ〇〇〇ロ〇パの話題が出たら、この小説消される。

「じゃあ帰るぞ、琴柄。家帰って寝たい」

「えーもう帰るのー初さん」

 うるせえ! てめーらのパロネタがこれ以上続いたら本当に消されちまうわ!

 無理矢理琴柄の手を掴み、ドアを開ける。

 それと入れ違いで、一人の看護婦が入室する。

「浅井淀子さーん。包帯を取り替えに来ま――うわっ!!」

「びえー!! 転んでしまいましたー!!」

 

 ツっこむのもめんどくせーよ。


松野心夜です。テスト二週間前の松野心夜です。

学校行ってきます。

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